中国では、新幹線や電車、地下鉄の切符もキャッシュレスです。
スマートフォンで簡単にアプリやインターネットで購入できます。
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目次
中国の電車事情
市内の短距離移動は地下鉄、都市から都市など長距離の移動には電車を利用します。
電車の切符購入時に外国人ならパスポート、中国人は身分証を窓口で提示するので、少し面倒です。
以前は、切符を買うために窓口や券売機で長蛇の列に並び、30分以上かかることもありました。
ところが今では、スマートフォン一つで購入でき、圧倒的に時間が節約できます。
切符が購入できるアプリは?
いくつかサイトやアプリがありますが、一番簡単なのは支付宝アプリです。(利用前、支付宝アプリで身分証登録を済ませておく必要があります)
乗車駅と降車駅を入力し、検索します。
新幹線と列車の発着時刻が一覧で表示されるので、乗りたい路線を選択し、切符受取人(責任者)の名前と携帯番号を入力し、支払うだけです。
手続きが完了するとスマートフォンにメッセージが届きます。
アプリ内で最大8人まで一緒に購入ができます。
切符の受け取り方
ネット購入した場合、駅の自動発券機スマートフォンに来たメッセージの受け取り番号を入力して切符を受け取ります。
自動券売機の場合、みんなあらかじめ購入している人が多いので、あまり並ばずにすぐに切符を受け取れます。
私もここ最近利用しましたが、数年前に比べて窓口に並ぶ人が激減していることを感じました。
春節など特別な時期以外は、スムーズに切符を受け取ることができます。
アプリ対応都市の地下鉄事情
都市によりますが、地下鉄会社アプリで切符を購入し、スマートフォンをピッとかざすだけで乗車できるところもあります。
スマートフォンがsuicaのように使えるので、便利です。
地下鉄の駅構内にQRコードが張られていたり、使い方のビデオを流したりして「なるべくアプリ利用をしてください」と呼びかけています。
まとめ
中国の旧正月である「春節」。
毎年、国民総移動の時期として話題になりますが、重慶駅だけで出発客が2018年の今年、102.9万人だったと報告されています。
特に一番多い日は2月21日で、19.4万人だったそうです。
一つの都市で多くの人が大移動するので、切符購入キャッシュレス化は、生活を大きく変化させたかもしれません。(執筆者:桜井 まき)