株主優待狙いで株を買うのであれば、数か月前から株価をチェックして、安いと思うタイミングで購入したいものですね。
今回は権利確定月が5月の銘柄の中から、値上がりも期待できそうな3社をご紹介いたします。
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キャンドゥ[2698]
![キャンドゥ[2698]](/imgs/zoom1/25050.png)
キャンドゥは全国に約1,000店舗を展開する100円ショップの会社です。
私の住む街にもありますが、幅広いジャンルの商品があり、特に食品類が充実しているような印象を受けました。
昨今ブームとなっているDIY商品もそろい、総合力の高い100円ショップです。
2016年に売上・利益とも大きく伸び、2017年11月期は前年とほぼ横ばいという状況です。
毎年新規出店を継続しつつ既存店のリニューアルをしており、女性好みのおしゃれな雰囲気の店舗が増えました。
また食品や雑貨類で、メーカーやブロガーとコラボした独自商品の開発にも力を入れ、他社との差別化へ取り組んでいます。
2018年の業績予想では、売上は前年比で約3%増、利益では2%増の見込みです。
急激な成長を期待する状況ではありませんが、着実に成長を重ねていけそうです。
優待内容は、税抜きで2,000円分の商品券です。
100円ショップで2,000円分の買い物は、爆買いとまではいかずとも、かなりの大きな買い物ではないでしょうか。
幅広い品ぞろえなので、こどもから大人まで楽しめそうですね。
売買単位 : 100株
最低投資金額 : 17万6,000円
権利確定月 : 5月
優待利回り : 1.13%
優待内容
100株以上の株主に対して、自社店舗で利用できる税込み108円の優待券を一律20枚進呈
東武住販[3297]
![東武住販[3297]](/imgs/zoom1/25051.png)
山口県下関市で創業した不動産販売の会社です。
山口県・福岡県を中心とした中国・九州地方で、中古住宅の再生販売に力を入れています。
既存住宅のリニューアル販売の需要が高まっていることが後押しし、年々業績を伸ばしています。
2018年5月期の予想では、売上高は前期比6.4%増、純利益では8.6%増の見込みです。
1月5日には業績の上方修正を発表し、株価は1457円から1,559円と大きく上昇しました。
優待内容は、創業の地下関にゆかりの食品です。
普段買う機会のない、地域の特産品を味わえる楽しみがあります。
優待自体も楽しみですが、この会社については株価上昇も期待したいところです。
月足チャートを見ると、昨年から株価は右肩上がりの上昇トレンドに入りました。
今後の新規出店が順調に進めば、売り上げの拡大につながり、株価へも反映されるのではないかと思います。
売買単位:100株
最低投資金額:16万3,800円
権利確定月:5月
優待利回り:1.22%
優待内容
100株以上の株主に対して、2,000円相当の下関市ゆかりの食品を進呈。
毎日コムネット[8908]
![毎日コムネット[8908]](/imgs/zoom1/25052.png)
首都圏を中心に学生マンションの開発や学生けのサービスを提供している会社です。
ノウハウを生かして、大学との連携で寮開発を行ったり地方へも進出したりと、着実に不動産事業を拡大しています。
また学生の採用支援サービスの売り上げが年々拡大し、新たな収益の柱となりつつあります。
年々業績を伸ばしており、2018年5月期も連続最高益を更新する見込みです。
昨年11月には業績の上方修正も発表しました。値上がり狙いの銘柄としても魅力の高い会社です。
優待は、企業の福利厚生サービスを代行するベネフィット・ワンが運営するサービスへの加入です。
宿泊やレンタカー、レジャーなどのサービスを特別価格で受けられます。
売買単位:100株
最低投資金額:10万8,000円
権利確定月:5月
優待利回り:-
優待内容
会員制生活総合サポートサービス「ベネフィット・ステーション(ダイジェストコース)」へ1年間の加入
まとめ
権利確定月が5月の会社の多くは、クオカードの進呈というものが多かったのですが、特色のある優待内容の会社をご紹介させていただきました。
また値上がりを期待できるものに絞っていますので、参考にしていただければ幸いです。(執筆者:高橋 珠実)