投資初心者にはなかなかなじみのない米国株。外国株にリスクはつきものです。
一方で、国際優良銘柄に投資をすれば、決してその限りではありません。
米国市場には国内株以上に私たちになじみのある企業も多いと言えます。
その他にも、高配当であること、為替差益を獲得できるチャンスがあること等、メリットも多く存在します。
比較的円高水準で推移している今は、米国株を仕込みやすい位置どころにあると言えるのです。
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目次
15日のドル円レートは1週間ぶりの安値
3月15日のドル円レートは午後に入って105円79銭まで円高進行。
米小売売上高の冴えない数字を背景に、リスク回避的に円が買われました。
また、最近ニュースを騒がせている米保護主義に端を発する貿易摩擦懸念も、円買いに拍車をかけました。
現状のマーケットは、米国の景気減速懸念、トランプ大統領の保護貿易政策を背景に、円が買われやすい地合いにあると言えるのです。
さらに、米国の長期金利も下落。リスクオフムードが鮮明になっています。
つまり、為替は比較的円高で推移すると予測できるのです。
ドル円レートが106円を割り込むタイミングは、一時的な買い場になるケースが多いと言えるでしょう。
105円後半で買い場とみる動きも
3月に入ってからのドル円チャートを確認すると、105円台中盤から後半が下値の下限となっています。
つまり、ここ最近のドル円レートは一時的に反発しやすい位置どころにあると言えるのです。
また、昨年来で見ても現状のドル円レートは「安値圏(円高)ゾーン」にあると言えます。
約1年4か月ぶりの円高水準であるいまは、為替の観点からも米国株に比較的エントリーしやすいタイミングにあると言えるのです。
米国株で配当と為替差益を狙う
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現状の為替がエントリーしやすい位置どころにあるのは上述した通りです。
円高で米国株を購入することで、売却時に為替差益獲得のチャンスが広がります。
また、米国市場は高配当銘柄の宝庫です。
特に、高配当銘柄は、個人投資家にも馴染みのある国際優良銘柄に多く見られます。
アップルやアマゾン、ウォルマート、コカ・コーラのような国際優良銘柄には、マザーズ上場の中小型株に比べると、上昇時の爆発力はありません。
一方で、これまでの推移を見ると、比較的値動き少なく、安定的な上昇を遂げています。
先入観をもたず、中長期スタンスで米国株投資を行うことで、利益獲得の確率が上昇するのです。(執筆者:徳田 陽太)