今、あなたがいる部屋の中を見回してみてください。
「それともまとまっておらず、雑然とした感じがしますか?」
実は部屋の状態は「頭の中を映す鏡」。
もし部屋の中がゴチャゴチャしているなら、あなた自身も今、大変な状況の中にいるのかもしれません。
目次
節約・貯金をするならまずは「部屋の片付け」から

「貯金しよう」
と思ってはみるものの、なかなか思うようにいかずすぐに挫折してしまう。
そんな状況を思い返してみましょう。
お部屋はきれいに整っていましたか?
部屋が雑然としている時は、頭の中もキャパオーバーで整理できていない状態にあるんです。
「節約しよう!」と頑張っても、頭の中が整理されていないから
の判断をしにくく、無駄な動きばかりしてしまったりいろんな情報に振り回されます。
節約や貯金を考えるなら、まずは結果がすぐに目に見える「部屋の片付け」から始めてみるのがおすすめですよ。
「モノが多い」。ただそれだけで損をしている
部屋を掃除しようと思い
と思った場合。
そもそも雑貨を置かなければ簡単に拭き掃除ができるので、わざわざペーパーモップを買う必要はありませんよね。
もしこのパターンが、家の中のいたるところで起こっているとしたら。
必要ないものにお金をかけ続け、とってももったいないことです。
不用品を維持するために不用品を買う
貯金できない
という家庭でとても多く起こっていること。
「これがなかったらどうなるだろう」とすべてに対して疑問を持ち、部屋の中を断捨離しながら片づけてみましょう。
モノの多い部屋で起こる「ストック品のダブり」
「そろそろ補充する分を買っておこう」そう思って買ってきたけど実はすでにストックがあったそんなことありませんか?
「使いかけのものを早く使い切って整理したいなぁ」
なんて思ったあなた。
実はそれが、ムダ遣いになってしまうんです。

「大事につかわなければ」という思考
ストック品がなければ、使いきったら終了ですよね。なので「大事につかわなければ」という思考が働き、できる限り上手に大切に使うはず。
でもストック品がたくさんあると「適当に使ってもいいや」、「たくさんあるから使っちゃえ」なんて考えてしまうことも。
結局「なくなってもストックがあるから大丈夫」という安心感から、必要以上にたくさん使ってしまいます。
ストック品を最低限にする
なくなる直前に買い足すことで、消耗品を大切に使うという気持ちが無意識に生まれます。
買うサイクルが
・ 2か月に1回だと1年間に6回
・ 2か月半に一回の場合だと1年間に4~5回
これをひとつのアイテムだけでなくシャンプーやラップなどの日用品や、調味料やお肉などの食材など購入するものすべてに当てはめてみると、1年間の支出に大きな差が出てきます。
1年間トータルの支出費用

モノが多い部屋の場合はとても多いんです。
まずはどこに何があるのか一目で分かるくらいまでモノを減らし、全てのモノを把握しましょう。
「特に必要ではないものはないか」
を考えてみましょう。
調味料
どうしても増えてしまいます。
・料理にしっかりとこだわるのでなければ「薄口醤油」と「濃口醤油」はどちらかひとつの種類だけで良いのではないか
・オリーブオイルやゴマ油、マヨネーズやケチャップは使う頻度が低いのなら小さなボトルで良いのではないか
・今まで買っていた調味料、レシピサイトなどを見て手作りすることはできないか
などなど、「買う物を減らす」、「コンパクトなサイズにする」方向にシフトしていってみましょう。
それだけでもかなりスペースが広がるはずです。
スッキリしたスペースを見ると、なんだか心もスッキリする気がしてきますよ。
当たり前を疑ってみる

・ トイレにはトイレブラシがある
・ トイレットペーパーには芯がある
・ 服は洋服ダンスにしまう
多くの家庭にはだいたいあるものですが、我が家にはありません。
人によってさまざまな当たり前があると思いますが、まずは「これ、我が家に合ったもっと良い方法はないかな?」と、今までの当たり前を疑ってみることが大切です。
トイレ掃除
ブラシを使わず、「ドメスト」などの塩素系洗剤とトイレクリーナーシートのみ。
トイレットペーパー
芯なしなのでゴミが出ず、巻が長いので付け替えの手間が少なくて済みます。
洋服
プラスチックの押し入れ収納ケースを押し入れとベッド下にセット。
それに押し入れに設置したシングルハンガーで全季節の服に対応しています。
我が家のベストをみつける

手間や効率、利便性をすべて考慮して我が家の動線に合わせたベストな方法。
「トイレブラシが汚れてきたから新しいものに買い替えなきゃ」
「トイレットペーパー、安いうちにまとめ買いしておこう」
なんてことを考える必要がなくなったため、部屋も思考もとてもスッキリしました。
ちなみに我が家のトイレにトイレブラシはなく、とてもスッキリしていますが、災害などが起こりトイレのドアが開かなくなった場合を考慮して「バール」を置いています。
小さな場所から改善
部屋がゴチャゴチャしている、モノが多くて片付かないという人は、「当たり前」にとらわれすぎていろんなことに頭を使いすぎているのかもしれません。
気になったところを少しずつ改善していくことで、部屋も思考もどんどんスッキリしていきます。
それにともない支出もスッキリしていくはずなので、「気づいたら支出が減っていた」という喜びも感じられますよ。
ぜひぜひスッキリした部屋で、気持ちにゆとりのある暮らしを。
小さな場所から、少しずつ改善していってみてください。(執筆者:河野 友里)