新学期も始まって約1か月。
ドッキドキの1年生だった筆者の娘も、ちょっぴり小学生っぽくなってきました。
でも、まだまだひとりでの通学や友人宅に遊びに行くことには不安があります。
どんなにいいツールを持たせていても、やっぱり「ただいま」の声が聞こえるまでがずっと心配ですね。
親ってそんなものという気がします。
ただ、少しでも不安の解消になれば…と位置情報のわかるサービスを調べてみました。

目次
まず思いつくのはキッズ用ケータイ
位置情報を知る手段としてポピュラーなキッズ用ケータイ。
でも小学校低学年だと、「ケータイはまだ早いかな…」と躊躇する親御さんも多いのでは?

2年契約が主流で、毎月定額のランニングコストもかかります。
主要キャリアの価格概算をまとめてみました。
(機種や契約内容、親のキャリアによって価格変動あり)

比べてみると、意外と安く持てるんだなと思いました。
月額756円であれば、まあなんとか納得できる金額です。
筆者は現在「MAMORIO」を使用中。その使い心地は?
「なくすを、なくす。みんなでさがす」という素敵なキャッチコピーで販売中の「MAMORIO」(マモリオ)。

世界最小の紛失防止タグだそうです。
失くし物大将の筆者に、知人がプレゼントしてくれました。
まぁ、娘につけるとは思っていなかったでしょうが。
サイズ:縦35.5mm×横19mm×厚さ3.4mm
重 さ:3g(めっちゃ軽い)
電 池:リチウム電池使用(平均8~10ヶ月もつそうです)
※電池交換は有料
アプリをスマホにダウンロードしてタグと同期させ、タグをモノにつけます。
費用は最初に「MAMORIO」を購入する分だけ。
年に1,000円で保険がつく「あんしんプラン」もありますが、とりあえずは必要ありません。
アプリをダウンロードすると、設定で「モノにつける・人につける」という選択肢があり、同じような考えをする人がいるんだなと思いました。
子どもだけでなく、認知症の方にもいいのかもしれません。
1か月、使ってみました!
正直なところ、満足度は5点満点中3点。
ないよりはいいけど、強くお勧めはしないです。
というのも、位置検知の精度が、広範囲過ぎました。
どう考えても学校にいる時間なのに、通学路の途中でポイントがついていることもあり、「あれ? 学校にたどり着いていないのかな?」と逆に心配に。(笑)
これだけで場所を特定するのは難しい感じです。
ですが、筆者が外出していても、娘の帰宅後は、家の場所にポイントが来るので「ちゃんと帰宅した」ということはわかります。
「MAMORIO」には、ユーザーのタグ同士で反応しあって紛失物を探す「みんなでさがす」という機能があるので、ユーザーが増えれば精度が上がるのかもしれません。
その他の位置情報通知サービスのいろいろ
Qrio ただいまキット:機種代金のみ1万3,370円(税込)

子どもが持ち歩くタグと家に設置するハブが反応して、帰宅を知らせます。
初期費用は高額な印象。でも継続して持つならキッズ用ケータイよりは費用を抑えられますね。
GPS BoT (Bsize): 機械代金5,800円、月額費用480円(税別)


アプリをインストールして、端末をランドセルなどに入れるだけ。
端末側からの連絡はできませんが、位置を知りたいだけなら十分かと。
ココセコム:月額費用900円(税別)

通話やメールはできませんが、「大丈夫かな?」と思う時に振動を送ってそれに応えることができます。
何度振動を送っても返事がないなどの緊急時には「現場急行サービス」で駆けつけてくれます(別途有料)。
また緊急時には子ども側からも通知ができます。
auと提携したマモリーノのサービスもあります。
子どもを安心して、ひとりで出歩かせるためには
いくら注意をしていても、子どもが悪意のある大人に出会ってしまったらひとたまりもありません。
我が家では
「お菓子をあげよう」と優しそうなおばさんに言われました。
どうする?
「かわいいねぇ」と知らないお兄さんが近づいてきました。
どうする?
と、まず逃げることを話しあっています。
・行かない(いか)
・乗らない(の)
・大声を出す(お)
・すぐ逃げる(す)
・知らせる(し)
・一人で遊ばない(一人)
・でかける前に誰とどこに行くのか言う(前)
も暗唱させています。
親の心配は尽きませんが、子どもにはいろいろな場所にでかけて、たくさんの経験をしてほしいですね。(執筆者:那波 りよ)