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無印良品「落ちワタふきん」とダイソー「ナチュラルエコふきん」
無印良品のキッチングッズの中でも人気が高い商品に「落ちワタふきん」があります。
無印良品らしいナチュラルな色合いのふきんで12枚500円程度と、無印良品の中でもコスパがいい商品です。
実は、100円ショップのダイソーにも落ちワタを使って作られたふきんがあります。
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3枚108円のため、値段だけで比べれば無印良品よりもダイソーの方がコスパは優れているようにみえるでしょう。
どちらのふきんもインド製で綿100%です。違いは大きさにあります。
無印良品のふきんは、40センチ四方ですが、ダイソーのふきんは35センチ四方なのです。
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全体の大きさは、広げてみるとかなり違いがあります。
ふきんは、多少大き目の方が使い勝手がいいものです。
厚さは、どちらも薄手でふきんの上からでも食器をしっかりとつかむことができます。
無印良品のふきんもダイソーのふきんも「落ちワタ」という同じコンセプトで作られた商品ですが、1枚当たりのコスパに注目すると無印良品の方に軍配があがるでしょう。
ただ、無印良品のふきんは、商品が12枚をまとめて紙製の帯でとめられている状態で販売されています。
たくさんの人の手に触れている可能性も否定できません。
一方、ダイソーのふきんは3本がきれいに筒状にたたまれて、ビニール袋に梱包されています。
衛生面が気になる人にとっては、多少コスパが劣っていたとしてもダイソーのふきんの方が安心できるかもしれません。
無印良品「ブナ材スプーン」とダイソー「ブナの木カレースプーン」
無印良品の食器売り場には、温かみのある木製のカトラリーが並んでいます。
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シンプルなデザインが多い無印良品の食器と、木製のカトラリーを合せるとおしゃれな食卓になるでしょう。
しかし、ブナ材やアカシアで作られたカトラリーは値段がとても高いのです。
スプーン1本が900円前後のため、4人分をそろえたら4,000円近くになってしまいます。
実は、ブナ材のスプーンはダイソーでも販売されています。
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無印良品のブナ材スプーンと並べてみるとデザインの違いはありますが、比べてみなければわからない程度の違いしか感じないのです。製造国も同じです。
無印良品には、カトラリー以外にも木を使った食器類があります。
無印良品好きならば、すべてを無印良品でそろえたくなりますが、カトラリーはダイソーでそろえたとしても、無印良品の食器との相性はいいのかもしれません。
無印良品「白磁」とダイソー「白磁」
無印良品はシンプルさが魅力ですが、白磁の食器はシンプルを極限まで追求したデザインになっています。
無印良品の白磁は、料理の種類を選ばず、シンプルな形でありながら計算された美しさがあります。
材料には天草陶石が使われ、日本国内で生産されています。
しかし値段については、100円ショップのダイソーと比べると高く感じます。
ダイソーでもたくさんの食器を取り扱っていますし、かわいい絵がついた食器から、最近では有田焼なども扱っています。
しかし、白磁の無地の食器となると種類は激減するのです。
一見「白」に見えても、よく見るとアイボリーだったり、商品によって色がまちまちだったり、形が個性的だったりすることがあります。
もしも、運よくダイソーで気に入った形の白磁をみつけることができたならば、とてもラッキーなことです。
食器は、一度買うと割れてしまうまで使い続けるものです。
使うたびに「この食器は好き」と思って使えるならば、多少お金がかかっても無印良品で気に入った形の食器をそろえたほうがいいのかもしれません。
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磁器の商品では、歯ブラシスタンドも無印良品とダイソーには似ている商品があります。
どちらの商品も磁器で作られているドーナツ状の歯ブラシスタンドですが、無印良品は丸いドーナツ状で、ダイソーは四角いドーナツ状なのです。
デザインからみると、無印良品の歯ブラシスタンドの方が曲線美を感じます。
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生産国は、無印良品が日本製でダイソーは中国製になっています。
値段は、無印良品のほうがダイソーの3倍近い値段です。
値段をとるか、その他の点に注目するか、やはり磁器はケースバイケースなのではないでしょうか。
無印良品にあってダイソーではみつからなかった商品「アクリルコップ」
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キッチンでも旅行先でも重宝するアクリルコップが無印良品にあります。
取っ手付きと取っ手がないものの2種類がありますが、どちらもアクリルの透明度が高く、ガラスと見間違えるほどです。
シンプルなコップなのですが、日本製で曲線がとても美しく、アクリルの特徴である軽さや頑丈さを最大にいかした商品だと言えます。
無印良品で初めてアクリルコップに出会ったとき、とても欲しかったのですが、無色透明で単なる筒状のアクリルコップに590円を出すことに戸惑い、ダイソーに似たものがないかと探しに行くことにしました。
ダイソーには、プラスチック製のコップがたくさんあります。
しかし、どれもサイズが大きく、自宅に置いて使うことを前提とした商品がほとんどなのです。
無色透明で凹凸がないシンプルなアクリルコップは、ダイソーにありそうでない、無印良品ならではの商品なのではないでしょうか。(執筆者:式部 順子)