筆者は現在、株主優待株を中心に投資を行っております。
今回は、筆者が投資を始めたきっかけや、優待株のおすすめ点、失敗談などをお話しさせていただきます。
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目次
投資を始めたきっかけ
もともと夫が株式投資を行っておりましたが、当初は興味もなく、家庭で投資の話題も出ることはありませんでした。
きっかけは2009年頃、当時筆者の好きなお店だったスターバックスコーヒーでした。
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この会社の株式を持つとなんかチケットがもらえるらしい、ということを小耳にはさみ、そこから株式投資に関心を持った次第です。
ただ、身近に投資経験者がいるにもかかわらず、「株=ギャンブル」、失敗したら身ぐるみ剥がされる…的なバブル崩壊時に刷り込まれた先入観があり、なかなか前に進めませんでした。
毎日、新聞の株式欄を見ながら、スターバックスコーヒージャパンの株価をチェックすること数か月…。
重い腰をやっと上げ、証券会社で口座を開設する決心がつき、資金を入金、ドキドキしながら、当時は4万円しないほどの株を買い付けしました。
最初は恐る恐る…資金も貯金のごく一部で、と制限していましたが、スターバックスコーヒー以外の株主優待株にも興味を持つうちに、あれもこれも欲しくなってしまい、だんだん株投資にまわす資金が増えていきました。
投資を始めるまでに時間はかかったものの、やはり、身近な存在である夫が株投資を行っていたということが、株式投資の心理的ハードルを下げる要因でしたね。
株式投資に手を染めたからといって、破産したり借金に追われるようになるわけではない、という見本を確認できましたから。
また、始めた時期がリーマンショック後で、現在までに大きな下落局面が訪れていないことも幸いしていると思います。
ともかく、信用取引でレバレッジをかけて投資をしない限りは、最悪資金がゼロになるだけで借金を背負うわけではない、というのが投資を始めて理解できました。
そのため、余剰資金の範囲で行う分には、株式投資は必ずしも怖いものではないと考えています。
また、投資の話題は外ではなかなか触れることができないため、家庭内で投資話ができるのは楽しいですよ。
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優待株投資のおススメな点とは?
収入を得るのに一番手っ取り早いのが、働いて給与収入を得ることではないでしょうか。
しかし、育児や介護、その他の事情で、働いて十分な給料を得るのが難しい境遇の方も少なくないのでは(筆者もそのうちの一人です…)。
そういった場合に、自分の代わりにお金が働いて、配当や値上がり益をもって稼いできてくれる株式投資は強い味方となります。
何もないところから月に1~2万円でもひねり出せたら、けっこう助かる場面もありますよね。
株式投資のなかでも、高配当株・株主優待株・IPOなどジャンルはいろいろありますが、節約志向の方にお勧めしたいのが株主優待株です。
株主優待株と高配当株の比較で、「株主優待でモノをもらうより、高配当株を買って現金をたくさんもらえばいいじゃない」というくだりはよくでますが、倹約家の方の場合、配当金はそのまま再投資あるいは預金にまわすことが多いのではないでしょうか。
株主優待の場合、企業から頂いた商品・金券などの優待品は使用するのが前提です。
現金(それが配当金からであっても)を出すのは惜しいけど、優待品だったら気兼ねなく買える、食べられる、体験できる、というのは倹約家にとっては大事なことです。
(身もふたもない言い方するとケチなんですね。)
張りつめた糸のようにピーンとした倹約は、ふとした拍子にプチンとキレてしまい、我慢できずに浪費に走ってしまうかもしれません。
株主優待はそんな張り詰めた糸を緩めてくれる「遊び」のようなもので、時たまムクムク湧き出る浪費衝動をうまく昇華してくれる役割を果たす、と筆者は考えますが、皆様はどうでしょう?
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優待株投資での失敗談
投資の失敗といえば、「たら・れば」が思わず口をついてでてきます。
筆者の株主優待株での失敗といえば、「優良株の見切り売り」と「なかなかできない損切り」です。
筆者は資金に限りがあるため、優待の権利月を通過した株については、一旦売却し新たな株の購入資金に充てる…という流れで投資を行っていました。
しかし、「売却した株が高騰してしまい買い戻せない!」ということがたびたび起こりました(とくに化粧品会社の株)。
そのため、企業の業績や同業他社などの株価の値動きを確認し、今後も値上がりするかもと考えた株については、権利月通過後もホールドするように心がけるようになりました。
とはいえ、今後値上がりしそうな株を見極めるのもなかなか難しいのですが…。
また、狙っていた優待株が下落している! と飛びついてみたものの、そのまま落ちるナイフとなって出血…というのもけっこうあります。
その場合、損切ラインを定めて止血できれば良いのですが、
「高配当だし…」
「そのうち上がるかも…」
と躊躇しているうちに致命傷を負うというのもあります。
反対に、損切した後に反転しそのまま高騰…ということも(泣)。
これも、企業の業績や今後の展望を自分なりに考察して、損切するかホールドするかを見極める目を持つことが大事ですね。
(とはいえ筆者は未だ苦手です)。
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まとめ
相場は、上昇局面もあれば下落局面も訪れるかと思います。
相場の波をうまく乗りこなしながら、今後も株主優待で潤う生活を送れたら良いなと思う筆者です。
とはいえ、投資は自己責任ですので筆者の体験談はあくまでご参考に。
投資の際はご自身で熟考のほどお願いいたします。(執筆者:吉井 裕子)