筆者は銘柄を選ぶにあたり、「会社四季報」を活用しています。
かつては年に4回発行される分厚い会社四季報を購読していましたが、現在では証券会社の無料で閲覧できるサービスを利用しています。
投資されている多くの方は、無料で閲覧されていることでしょう。
改めて有料サービスを使うまでもないと思われるかもしれませんが、「この条件に当てはまる銘柄だけを絞り込めたらいいのに」と思われる方にはおすすめできるサービスです。
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目次
会社四季報オンラインの有料サービス
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プレミアムプラン:月額5,400円
2種類のサービスがありますが、筆者はベーシックプランを利用しています。
翌月も利用することが条件ですが、初月は無料になります。
ベーシックプランではこんなことができる
・四季報発売前の先取情報記事を見られる
・最新独自予想をチェックできる
・四季報ならではのスクリーニング機能を使える
・特色ある有料記事を閲覧できる
なかでも筆者が便利だと思うおすすめの使い方をご紹介します。
おすすめ活用法1: 【見出し】語検索
会社四季報の特徴の一つに「見出し語」があります。
業績についての記事欄の内容を一目で分かるようにしたもので、例えば【連続最高益】や【V字回復】などがあります。
スクリーニングによって、【連続最高益】の見出しがある銘柄だけを抽出できるので、銘柄探しの効率がアップします。
ちなみに、以前の記事(「連続増配宣言」をしている企業に注目 筆者が魅力に感じた2社をご紹介)で紹介している企業は、この見出し語検索で【連続増配】の企業を絞り込み、そこから1社1社調べて見つけています。
おすすめ活用法2: 業績予想更新銘柄
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会社四季報は、会社側が発表する業績予想以外に、四季報(東洋経済)記者が独自予想を出しているのも特徴です。
企業が業績予想を修正した場合、記者は改めて内容を見直し、独自予想に変更があれば、「業績予想更新銘柄」の項目でまとめて掲載されます。
また個別銘柄の四季報ページにも、変更後数字が追記されます。
「業績予想更新銘柄」を見るだけで、好業績の銘柄を簡単に見つけられます。
おすすめ活用法3: 四季報ならではのスクリーニング機能
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一般的なスクリーニングにはない、四季報ならではの銘柄絞り込みが可能です。
例えば「最新の独自予想の営業利益が、紙ベースの独自予想よりも10%以上上方修正された会社」を探すこともできます。
また独自予想は、会社側予想と一致するとは限りません。
例えば、企業によっては実際に見込んでいる業績予想よりも、控えめな数字を出している場合があります。
独自予想ではそのあたりも汲み取った上で予想を出します。
「会社予想<独自予想」の場合、後々企業が業績を上方修正するということも多々あります。
スクリーニングで「独自予想の売上が、会社予想よりも10%以上大きな会社」を絞り込めば、上方修正するかもしれない企業をピックアップできます。
おすすめ活用法4: ランキングニュース
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「こういうランキングがあったらいいのに!」と思うランキングニュースを随時掲載してくれています。
最近のものですと下記のようなものがあります。
・上振れ期待! 営業利益「乖離率」ランキング
・業績好調!最高益更新率ランキング
・この半年で海外投資家が買った銘柄は?
スクリーニングで細かな設定を絞り込むのが苦手、という方にもおすすめです。
まとめ
会社四季報オンラインの有料サービスの良いところは、「新しい四季報が出る前にタイムリーな情報を得られる」という点と「四季報ならではの銘柄絞り込み」です。
銘柄探しにお困りの方は、ぜひ活用してみてください。(執筆者:高橋 珠実)