激しい猛暑にあえぐ今年の夏。
エアコンはなるべく使いたくないけれど、使わないと熱中症になってしまいそうで怖いですよね。
けれど気になるのがエアコンの電気代。
そこで、できるだけ電気代を上げずに涼を得られる、エアコンの使い方をお伝えします!
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目次
1. フィルターを掃除しよう
とても基本的なことですが、エアコンのフィルターを掃除し、余計なホコリを取り払いましょう。
フィルターにホコリがたまっているとエアコンの効率が下がり「エアコンが稼働しているパワーをじゅうぶんに感じられない」のです。
そのため「エアコンをつけているのに涼しくならない、もうちょっと設定温度を下げよう」となってしまい、電気代が余計にかかってしまいます。
理想的なのは、2週間に1度エアコンのフィルターを掃除すること。
たったこれだけで、冷房を使用したときの消費電力が4%削減されることが環境省から発表されています。
「たった4%か、少ないな」
と思う人もいるかもしれませんが、夏場のエアコン使用時間は長くなりがち。
特に「夜間、窓を開けたまま寝ることができない」という住環境の人だと、帰宅してから朝出勤するまで、ずっとエアコンをつけっぱなしということもあるでしょう。
また、昼間は誰かが家にいる家庭では、24時間エアコンを止めずに使い続けることも。
そう考えると、4%の削減効果も無視できません。
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2. 室外機に日よけを作ろう
エアコンの室外機、どんなところに置かれていますか?
室外機は本来、日陰に設置するのがベストです。
これは、直射日光が当たる場所や、地面からの照り返しがある場所に置かれていると、室外機近辺の熱がとても高くなって、室外機が消費する電力が大きくなるため。
日影で稼働させたほうが、電気代をセーブさせてアコンを使えます。
しかし家の環境によっては、日陰に移動できないことも多いですよね。
そこで利用したいのが、室外機カバーです。
おすすめは、室外機の上に屋根を作って室外機を日影で覆うタイプ。
楽天やAmazon、ホームセンターで販売されていておすすめです。
その他、DIYで室外機周りに壁を作り日影にするのもアリです。
ただしこの際注意したいのは、室外機と壁の間にじゅうぶんな距離を作ること。
室外機は稼働している間、吹き出し口から熱を吐き出しています。
しかしこの部分を塞がれると、吐き出した熱をまた吸い込んでしまい、余計に電力を消費してしまうのです。
室外機周辺は日影を作りつつ、排気を邪魔しないスペースを確保することが大切です。
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終わりに
ちょっとしたコツと手間で、電気代をセーブしながらエアコンを使うことができます。
かしこくエアコンを使って、熱中症にならないように注意しながら夏を過ごしましょう。(執筆者:草間 綾子)