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「Time is money」でTwitterをやめました
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アメリカ建国の父、ベンジャミン・フランクリン氏の言葉。
日本語では「時は金なり」と訳され、「時間を有効に使いましょう」という意味で理解されています。
しかし、ベンジャミン・フランクリン氏がこの言葉から伝えたかったのは、文字どおり「時間=お金」なのだということ。
つまり
ということだったのです。
「1時間働いて1,000円を得られる人が1時間無駄に過ごせば、1,000円を失ってしまうことになる」のだから、「時間を有効に使いましょう」という解釈になるわけです。
ということで、私はツイッターをやめました。
私が見たツイッターの世界はもうドロドロ
怒り、悲しみ、焦り、嫉妬、嘲笑、嫌み、愚痴、悪口、うそ、矛盾、思い込み。
独り言に見せかけた空中攻撃、歯に衣着せぬ直接攻撃、伝染するイライラ。
毎日のようにあちらこちらで発生する「火災」。
炎上中の火事場を見つけては駆けつける野次馬。
みんなで誰かをたたくことで生まれる変な一体感と高揚感。
入ったエリアが悪すぎたのかなんなのか、ツイッターで印象に残っているのは人間の持つ負の部分ばかり。
もちろん「いいね」な部分もたくさんありましたが、私が見たツイッターの世界をひとことで表現するとしたら、まちがいなく「負」でした。

「自分にとってどうか」をシンプルに考えた
最初はよくわからないので自分からフォローせず、フォロバ&ツイート、いいねが基本の日々でした。
スクロール中に「おすすめユーザー」からうっかりフォローした相手とそのままつながっていたのがいけなかったのかもしれませんが、よりによって自分からフォローした覚えのない相手に目をつけられることに。
相手のさまざまな発言から、「ゆさぶりをかけて自分に服従させたいのかな」と私はとらえたので、そっとミュートでさよならしました。
それからしばらくは普通に使っていたものの、「負」の感情を他人に当てたがる人はまだチラホラ。
そのあたりで、「この独特な世界につかりこむ前に私はやめとこ」ってなりました。
答えは案外、簡単にでた
と考えたら、答えは簡単でした。
ブロックという手があるとはいえ、そうまでして続けたいと思うほどの魅力をツイッターに感じられませんし。
顔が見えない相手には強いことを言えても、面と向かっては言えない人の相手をするのは時間の無駄だと思います。
私にとっての「時は金なり」
ツイッターが仕事に結びついている人も大勢いるので、あくまで「私の場合」ですが、これこそまさに「時は金なり」。
と考えました。
誰かと本音のぶつかり合いをしたいなら、ネットではなくリアルの世界で相手との信頼関係のもとにやります。
画面の中だけの人間模様にいちいち煩いながら人生を終えるなんて私は嫌です。
ツイッターをやめて得たものは大きかった
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私がツイッターをやっていた期間はおよそ4か月。
やめたら時間にゆとりが生まれました。
仕事と家事と自分の時間をバランスよく配分しなおすと、気持ちのゆとりも生まれました。
気持ちにゆとりが生まれると、仕事により集中できるようになりました。
料理や家事にひと手間かけて節約に励む時間が増え、節約によって生まれたお金で趣味やレジャーを楽しめました。
私の場合、ツイッターが仕事の主戦場というわけでもなく、フォロー関係にある方々との深いやりとりは意識的に控えるようにしていたので、やめて困ることは特にありませんでした。
ついのめり込んでしまう瞬間があるから怖い
ツイッターについて否定的なことばかり並べたてましたが、ネコがどうとかドラマがどうとかをつぶやいたり、おもしろツイートを見るのはけっこう楽しかったです。
ステキだな~と思う人も、かわいいネコもたくさんいました。
時間を使いすぎないよう気をつけていたつもりでも、気づけばダラダラとツイッターを見てしまうといったことがよくありました。
わずか4か月間のツイッター生活中、ついついのめり込んでしまったことによって、少なからず家事や仕事を圧迫していたと思います。
ツイッターは目的を持って使えば便利なツール
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行きつけのお店の最新情報やクーポン、その他お役立ち情報の収集ツールとしてのツイッターはかなり便利です。
公式アカウントフォロー専用の非公開アカウントを作れば、「ネット上の人間関係がめんどくさいんだよな~」と思う人でも快適にツイッターを使えますよ。
仕事で必要になれば考えますが、ツイッターはできる限りやりたくないのが私のいまの率直な気持ち。
これからも、「時は金なり」を頭の片隅に置きつつ、インターネットと上手に付き合っていきたいものです。(執筆者:木山 由貴)