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無印良品の「食べるスープ」

無印良品は、雑貨・衣類・家具などライフスタイル全般をフォローする商品を展開しています。
そんな無印の食品ジャンルで人気の「食べるスープ」のシリーズは、とにかく種類が豊富。
フリーズドライなので、お湯を注ぐだけでできあがるという手軽さ。
そしてインスタントとは思えない具の量感や、素材のうまみとダシのきいたおいしいスープで満足感があります。
非常時の備蓄にもなる
軽くて保管しやすく、個包装タイプになっており賞味期限も長いので、非常時の備蓄にもおすすめです。
災害や体調不良、多忙などの理由でちゃんとした食事がつくれないとき、1杯の具だくさんスープがあれば本当に助かります。
野菜がたっぷり入っているので、栄養バランスが心配というシーンでも、とても安心感・満足感が得られますよ。
4食入りなら1食当たり約98円
4食入りで390円(税込)と、3食入りで同価格のものがありますが、4食入りなら1食当たり約98円。
インスタントスープとしては決して安くはないですが、食べてみればその価格にきっと納得できるでしょう。
無印「食べるスープ」のおすすめを、実食レビューを交えてご紹介いたします。
「5種野菜のミネストローネ」4食入り 390円(税込)

まずは一番の売れ筋「5種野菜のミネストローネ」です。
わたしも大好きでよく買います。
野菜が大きくてたっぷり、トマトの酸味とうまみのバランスがよく、野菜が5種類摂れると思うとインスタントスープを食べているという罪悪感がありません。
このスープを添えれば、トーストだけの朝食でもちゃんとした感じになります。
「5種野菜のミネストローネ」を使ったアレンジメニューとして、チーズやご飯を入れてリゾット風に食べてもおいしいですよ。
「豚肉とチンゲン菜の胡麻味噌担々スープ」4食入り 390円(税込)

チンゲン菜がしゃっきりしていて、豚肉もしっかり入っています。
ごまやコチュジャン、甜麺醤のコクが生きていて、エスニックな豚汁という感じで寒い時期にもピッタリです。
濃厚な味なので、おかずスープとして、プラスでおにぎりでもあればじゅうぶんなランチになります。

フリーズドライの固形の状態でも、カラフルな具が見られます。
お湯を注ぐと野菜がビックリするほど開いてきます。

熱湯を注いでよくかき混ぜると、こんなにしっかりした具材のスープができあがります。肉感もバッチリ味わえますよ。
「オクラ入りねばねば野菜のスープ」4食入り 390円(税込)

オクラとモロヘイヤのネバネバ野菜がいかにも体によさそうで、インスタントなのに体にいいものを食べてるという充実感が味わえます。
やさしい塩味とショウガ・ユズのアクセントがさっぱりとしていて、暑くて食欲が減退する時期にもおいしく食べられます。

「オクラ入りねばねば野菜のスープ」は、パッケージの写真に偽りなし。
大きく具材が開いて、まるで手づくりスープのように思えるほどですよ。
「あさりとコーンのクラムチャウダー」4食390円(税込)

あさりとコーンとほうれん草を使った、栄養バランスがよさそうなスープです。
パッケージ写真をよく見ると分かるのですが、商品名の「クラムチャウダー」や、商品説明の「チーズのコクが生きたクリーミーなスープ」というイメージでいると裏切られると思います。
こちらは、一般的な白いクリーミーなクラムチャウダーではなく、さらっとした透明感のあるスープです。

少し思ってたんと違う感はありますが、ほうれん草がたっぷり入っていて、あさりも思った以上にプリプリしており具材は合格です。
パンにもごはんにも合う味わいで、クリーム感はなくてもコクはあっておいしいです。
カロリーは1食24キロカロリーとヘルシーなのも、とくに女性にはうれしいポイントですよ。
「えびと水菜の白湯スープ」4食390円(税込)

えび、水菜、人参、にらを使った中華風味の具だくさんのスープ。
鶏がらスープのうまみににショウガが加わって、すっきりした味わいです。
にらや水菜が味わえるインスタントスープはなかなかないので、ストックのバリエーションにあると重宝するおすすめスープです。

パッケージ写真に比べてエビがとても小さいのが残念ですが、具はともかくスープのうまみが強く存在感のある味です。
春雨を入れてアレンジしてもおいしく食べられそうです。
「牛肉とキャベツのシチュー」3食入り 390円(税込)

牛肉とキャベツのシチューは、フリーズドライでビーフシチューは珍しいと思ったので買ってみました。
玉ねぎと牛肉のうまみにトマトとデミグラスソースを加えた本格的なつくりで、4食入ではなく3食入りとちょっと割高なところが「牛肉」への期待感を高まらせます。

フリーズドライの状態ではミルクココアのような色ですが、お湯を注ぐと濃いデミグラスソースの色になって香りがふわっと広がります。

ところが、パッケージ写真と大きく違って、具が少ないこと!
正直ちょっとガッカリしました。
たしかにキャベツはシャキシャキして存在感がありましたが、これがビーフかな? というくらいのベーコンのような薄い肉しかありませんでした。
個人的な感想ではありますが、無印の公式サイトの購入者レビューでも評価が低く、3食入りとコスパも悪いので、こちらは正直あまりおすすめできないと思います。
デミグラスのスープはトロっとコクがあっておいしいので、ビーフシチュー味のスープと割り切って食べるにはよいと思います。
食べるスープのバリエーション紹介
無印良品の人気商品「食べるスープ」を、正直な感想を含めて紹介いたしました。
このほかにもたくさん味のバリエーションがありますので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
4食390円(税込)の商品
・ トマトの酸辣湯
・ 揚げ茄子と豚肉の生姜スープ
・ 北海道産玉ねぎのオニオンスープ
・ 牛肉と葱のテールスープ
・ 野沢菜とぶなしめじの味噌汁
3食390円(税込)の商品
・ かぼちゃとさつまいものポタージュ
・ きのことチキンのポルチーニポタージュ
・ 鶏肉とほうれん草のクリームシチュー
・ 枝豆とコーンの豆乳ポタージュ
・ 蟹と彩り野菜のビスク
10食799円(税込)の商品
・ 菜の花とたけのこの和だしスープ
・ みぶ菜と鶏肉の卵スープ

中の個包装はシンプルなアルミパウチですが、何味か印字されているので、バラしてストックしても大丈夫です。
数種類買って、その日の気分で選べたら楽しいですよ。
インスタントスープでラクしておトクに
スープをつくろうと材料の野菜を数種類買うと390円はかかりますよね。
もちろん、野菜を買って手づくりすればおかわりできるぐらいの量のスープができますが、同じ390円の出費で3~4人家族分の野菜入りスープがまかなえると考えると、そう高価でもありません。
それに、一汁三菜が理想といいますが、時間がなくて汁物をつくることができない日もあります。
無印良品週間のときにおトクに買っておいて、たまにはインスタント「食べるスープ」で1品分ラクをしてみてはいかがでしょうか。(執筆者:野原 あき)