ダイソーで「これが100円で買えるなんて!」と驚いた文具ベスト3をご紹介したいと思います。
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目次
ベスト3:子どもの工作だけではもったいない「石粉ねんど」
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粘土にはたくさんの種類があります。
昔は重たくて白い紙粘土が主流でしたが、最近は軽量樹脂を使った軽い粘土が人気です。
粘土を使うのは子どもだけではありません。
大人の女性に人気がある粘土人形は奥が深く、カルチャーセンターではロマンドールという粘土人形を作る講座もあるのです。
ロマンドールは、ドレスのレース部分や髪までもすべて粘土で作ります。
粘土で形を作った後に焼いて陶器にする方法もありますが、趣味で作る場合は乾燥させて着色したあとにニスを塗るだけでも立派なインテリアになります。
インターネットオークションでは、手作りのロマンドールが数千円で出品されていますが、その多くが落札されています。
ロマンドールのドレスのレース部分は、粘土をできるだけ薄く伸ばすことが上手に作るコツです。
そのため、作品を作るときには紙粘土ではなく石粉粘土を使います。
石粉粘土は粒子が細かいため、細かな細工をしやすいのです。
しかし、紙粘土と比べて値段が高く購入できる場所も限られています。
そんな石粉粘土が「ダイソー」で販売されています。
しかも100円(税抜)です。
一般的な石粉粘土は500gで500円(税抜)で販売されています。
ダイソーの「石粉ねんど」は、200gで100円(税抜)なのです。
探してみるとダイソー以外の100円ショップでも石粉粘土の扱いはありましたが、ダイソーの「石粉ねんど」は内容量も多く、量と値段のバランスがいいのではないでしょうか。
学校の図工で紙粘土を使うことがしばしばあります。
安くて量が多い紙粘土は、一生懸命に形を作っても形がとどまらずに自然と変形してしまうことがあります。
「思うように作れない」ということは、子どもから作る楽しさを奪ってしまう可能性もあるのです。
石粉粘土は粒子が細かいため、自然と変形したり反り返ったりしにくくなっています。
ダイソーの「石粉ねんど」は「安いから」ではなく、「質がいいから」おすすめしたい商品です。
ベスト2:量も質も合格レベル「たっぷり消しゴム」
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男の子ママには、共通した悩みを持っている人が多いようです。
その中の一つに「砕かれる消しゴム」があります。
新しい消しゴムを筆箱に入れても、わずか数日で消しゴムは細かく砕かれているのです。
消しゴムを文具店で買えば1つ80円程度ですが、数日で80円ずつの出費は嫌なものです。
「とにかく消しゴムは量が必要」という人におすすめなものがダイソーの「たっぷり消しゴム」です。
消しゴムの製造過程で出る半端サイズの消しゴムの詰め合わせになります。
ダイソー以外の100円ショップにも似たような商品がありましたが、ダイソーの詰め合わせには「これは切れ端ではない」と思うようなビッグサイズの消しゴムも混ざっているのです。
多くは、細長い形状のため、そのまま使っているとポキッと折れてしまいます。
使う前に紙を巻いておくと補強されて折れにくくなります。
肝心の消しゴムの質は「文句なし」です。
日本製で濃い字でもきれいに消すことができました。
商品パッケージには「消しゴムハンコに使える」と書いてありますが、消しゴムハンコに使ってしまってはもったいないと思うほど質がいいです。
「たっぷり消しゴム」のパックは、入っている重量は同じですが、消しゴムの形状は袋ごとに異なります。
袋の側面からのぞいてみると中に入っている消しゴムをのぞくことができます。
好きなパックを探してみることも楽しみの一つです。
ベスト1:全20色そろえたい「イラストマーカー」
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「100円ショップで買ってはいけない商品」の常連といえば油性ペンやカラーペンではないでしょうか。
100円ショップでは、有名メーカーの油性ペンを1本100円で売っていますが、スーパーの方が安く買えるという話もあります。
また、カラーペン24色セットが100円で売っていますが、すぐにインクが出なくなったり、色が薄かったりすることもよくある話です。
そのため筆者は「100円ショップでペンは買わない」と決めていました。
しかし、ダイソーの文具売り場で「イラストマーカー」を見つけたとき、思わず手に取ってしまいました。
なぜならば「イラストマーカー」のデザインが「コピック」にそっくりだったからです。
「コピック」とは、美大生御用達の画材を扱う会社「Too」が作っている1本380円(税抜)のカラーペンです。
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透明感のある色が魅力で、絵の具で描くように色を重ねることができます。
「イラストを描いてみたい」と思っても、コピックの値段が壁になってしまい手が出せない人も多いのです。
ダイソーでみつけた「イラストマーカー」は、コピックと同様に色に透明感があり、アルコールタイプのため速乾性があります。
コピックと比べると、ダイソーの方がインクはたっぷりと出てきます。
しかし、においが強いわけでもなく、にじむほどインクが出てくるわけでもないのに2本で100円はお買い得商品と言えるでしょう。
コピックは1本380円のため、20色そろえると7,600円です。
コピックもアルコールタイプのインクのため、キャップを閉め忘れたりしていると、あっという間にインクがなくなってしまいます。
一方、ダイソーのイラストマーカーは1,000円で全20色をそろえることができます。
多少、インクが減ってしまっても2本で100円なら気になりません。
コピックデビューする前に思う存分書きたい人や油性のカラーペンで買い得なものを探しているならば、ダイソーの「イラストマーカー」は必見です。(執筆者:式部 順子)