100均のファイルコーナーには実にさまざまなファイルが並んでいます。
なかでも、特に目が行くのがカラフルなクリアブック。

文房具店などで買えば数百円のものが、100円で買えるのですから大変お得ですよね。
実はこのクリアブック、大切な書類の整理に適しているのはもちろん、ほかにも意外と幅広い用途で使えるということをご存知ですか?
今回は、100均クリアブックの上手な使用方法に加え、ちょっと変わったクリアブックの使い方についても説明します。
目次
100均のクリアブックは文房具店のクリアブックと遜色ない品質
クリアブックは、透明なビニールポケットに書類を入れて使うブック形式のクリアファイルです。
筆者は以前文房具店で買ったクリアブックも複数持っていますが、その品質は100均製品とほとんど変わらないのでは?というのが正直な印象。
そのため、クリアブックはコスパがよい100均製品で十分だと思います。
そんな100均クリアブックは、色のバリエーションも多彩です。

そのため、目的別に色を分けて使うのがおすすめ。
仮に5冊買っても500円ですから、気軽に買って利用してみましょう。
100均クリアブックのメリット・デメリット
コスパもよく、品質もそこそこよい100均クリアブックですが、使い方に向き不向きがあるので、注意が必要です。
そこで、クリアブックのメリット・デメリットを見ていきましょう。
クリアブックのメリット
・ビニールポケットに書類を入れるため、書類を水や汚れから守れる。
・続きの書類を背中合わせにして各ポケットに収納すれば、本のように使える。
クリアブックのデメリット
・ポケットのビニール素材が意外と弱くて破れやすい。
※100均製品のポケットは、文房具店販売のものより少しビニールが薄いような気がします。
このようなメリット、デメリットを考慮に入れると、クリアブックで保管する書類は厳選した方がよさそうです。
もし大量の書類を収納したい場合は、同じく100均に売っている「フラットファイル(3冊セット)」がおすすめ。
それなら150枚程度の書類をファイリングできます。
クリアポケットでの保管に適した書類
次は、筆者が以前から実践している、クリアポケットの活用方法について説明します。
まず、定番の書類の管理から。
筆者は、これまでに以下のものをクリアブックに保管してきました。
保管書類の内訳
・通信簿、定期テスト点数表
・町内会関連書類(自治体広報誌、町内会規約など)
・家電などの保証書
・クレジットカードの規約
・健康診断の結果表
・雑誌の切り抜き(料理や手芸のレシピなど)
・自分が行った展覧会などのパンフレット
まず、これらの書類には、穴を開けたくない、あるいは開けるのが難しいものが多いです。
また、穴を開けられる書類であっても、繰り返し見る機会が多く、必要なときにさっと見られる状態にしておきたいものもあります。
そのような書類は、クリアブックに保管するのがおすすめです。
もちろん、上記はほんの一例です。
クリアブックに保管する書類は、各ご家庭のニーズに合わせてお選びください。
クリアブックで上手に書類を保管するコツ
クリアブックで書類を保管する際は、書類をジャンル別に分け、ジャンルごとに別々のクリアブックに収納するのがコツです。
ちなみに、筆者が行っているジャンル分けは、前項でご紹介した「保管書類の内訳」と同じです。
また、学校関連書類や自治体広報誌などは不要になった時点で廃棄するなど、必要に応じて整理しています。
そうすることにより、必要な書類を見失わずにすみ、なおかつ、いつもすっきりした状態で書類を保管できます。

ちょっと変わったクリアブックの使い方
最後に、ちょっと変わったクリアブックの使い方をご紹介します。
筆者は長年洋裁を趣味としており、洋服や小物などを何枚も作ってきました。
その際に必ず必要となるのが型紙です。
型紙には細かいパーツのものもあるため、まとめて保管しておくとなにがどの型紙なのかすぐわからなくなります。
そこで考えたのが、型紙を1着分ずつ各ポケットに入れて保管する方法です。

その方法を実践してからは、型紙が迷子になることもなくなりました。
また、筆者の親戚や友人のなかには、こんな使い方もしている人もいます。
・家でお子さんが描いた絵をクリアブックに入れて「絵本」を作っている。
特によいアイディアだと思ったのが、クリアブックの「絵本」。
お子さんも自分が描いた絵が絵本になれば喜びますし、その「絵本」を通して親子のコミュニケーションも豊かになるのではないでしょうか。
100均クリアブックを上手に活用しよう
100均のクリアブックは、大切にとっておきたい書類や、日ごろからよく見る書類の保管に最適です。
また、ポケットに無理なく入るものであれば、書類の保管に限らずいろいろな用途にも使えて便利です。
100均クリアブックの主流は20~40ポケット。
個々の用途にあわせて、中に入れるものはもっとも適したものをお選びください。(執筆者:大岩 楓)