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憧れのマイホーム
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それなりの年齢になると欲しくなるのが「マイホーム」です。
その際戸建てかマンションかで悩む人が多いですよね。
我が家は成り行きで中古戸建を購入ということになりましたが、ゴミ出しが便利でプライバシーが守られやすいマンションをうらやましいなと思うことがよくあります。
どちらにしようか迷っている方へ、少しでも参考にしていただけるよう戸建てorマンションそれぞれの「お金のかかり方」について解説します。
1. 管理費や修繕費
戸建てもマンションも、定期的なメンテナンスをすることに違いはありません。
メンテナンスを怠ると家はどんどん傷みます。
マンション
マンションに住むときに、重くのしかかってくるのが毎月の管理費や修繕積立金です。
住宅ローン以外に毎月数万円の費用がかかるのですから、ギリギリのローンを組むとかなり厳しい生活になりそう。
我が家は、これで欲しかったマンションをあきらめました。
住宅ローンが終わってもそこに住む以上一生管理費と修繕積立金を払い続けなくてはならないので、年金暮らしになったらとても無理だと思ったのです。
また、これらの費用はマンションが古くなればなるほど高くなる傾向があるので、新築で買った時は余裕だった人も、いずれは値上がりを覚悟しておかねばなりません。
さらに、積み立てた修繕積立金だけで足りない時は、住民から追加で費用を徴収するケースもあるため、万が一のための貯金も必要です。
戸建て
自分の裁量で修繕する・しないを決めることができるため、お金がないから直さないという選択も可能です。
適切にメンテナンスをしないと家はどんどん傷んでいくので、放っておけばOKという問題ではありません。
我が家は購入時に300万かけてリフォームしましたが、もともとが古い家なのでこれからもどんどん修繕費が嵩んでいくことでしょう。
毎月コツコツお金を貯め、いざという時にしっかり直せるようにしておきたいと思います。
2. 駐車場代
戸建てもマンションも自分で駐車場を探さないといけない場合は、
・ 近くに適当な駐車場があるか
・ 費用は適当か
ということも含めて家を購入する必要があります。
マンション
1台あたり数千円~数万円の費用が毎月かかるのが普通です。
機械式駐車場の場合はメンテナンス費用が高額なため、その分修繕積立金が高くなるということも。
車を持たない世帯や借りたくても抽選に漏れて借りられずにいる世帯から
という声が出やすいという問題もあり、駐車場に悩まされるケースは多いようです。
戸建て
専用のスペースがあれば駐車場代は必要ありません。
3. 固定資産税
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固定資産税は土地と建物それぞれにかけられますが、計算式では土地のほうが安く算出されます。
マンション
土地の割合が少なく建物の占める割合の多いマンションのほうが固定資産税は高くなります。
丈夫に作られていて管理状況も良いマンションは年数がたってもそれなりに高く売れるため、高い固定資産税を払っても売却時に損をしにくい傾向があります。
戸建て
建ててから20年もたてば建物部分の資産価値はほとんどなくなってしまうので、立地が良いなどの付加価値がなければ有利な条件での売却は難しいかもしれません。
4. セキュリティ費用
マンション
オートロック、警備会社との連携、管理人常駐などにより、二重・三重のセキュリティで守られるところが多いです。
それらの費用は毎月の管理費に含まれているため、個別に対策をとらなくてよいところも便利ですね。
戸建て
不審者が簡単に玄関ドアや窓に近づくことができてしまうため、マンションに比べて侵入されやすいです。
警備会社と契約していても警備員の到着までしばらくかかることから被害を防ぎきれないケースも多く、玄関ドアや窓に補助錠を付けるなどの工夫が必要です。
こうした費用がけっこうかかります。
5. 老後への備え
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マンション
室内に階段がないし、エレベーター付きの物件なら、年をとっても比較的安全に生活できます。
戸建て(2階建て以上)
階段の上り下りをしなくてはならないし、マンションに比べて室内に段差ができやすいので、年をとったら手すりを付けたりフルフラットにリフォームしたりする工夫が必要でしょう。
どの程度リフォームするかにもよりますが、バリアフリー仕様にするにはかなりのお金がかかるので、できればあらかじめ老後のことも意識して建てた住宅を購入することをおすすめします。
長い将来をしっかりと考えて選ぶ
戸建てもマンションもそれぞれに費用はかかるので、物件を選ぶには自分や家族がどのポイントを重視するかということが重要になってきます。
管理費などのコストが高くても便利で安全に暮らしたいならマンション向きだし、面倒な管理が苦にならず自由度の高い暮らしがしたいなら戸建てのほうが向いているでしょう。
実際に暮らしているところを想像したり、住んでいる人に話を聞いてみたりしながら、快適に暮らせそうな物件を探してみてください。(執筆者:畠山 まりこ)