朝夕、冷えてきましたね。温かいお食事が恋しくなります。
100円ショップ・ダイソーを調査してみると、体の芯から温めるお料理に使える調理グッズが色々ありました。
しかもそれらは、時短になったり電子レンジにお任せ調理ができるもの、インスタ映えする今どきアイテムまで、お値段以上のクオリティなのです。
おすすめの6種をご紹介しましょう。

目次
土鍋

温かい料理の代表格と言えば、鍋料理ですよね。ダイソーで見つけました。
内径が14センチとちょっと小ぶりではありますが、一人用の土鍋はあるととても便利です。
帰りが遅い家族のために、深夜まで勉強する子どもへの夜食に、ママの一人ランチにと幅広く活躍します。
さらにうどんや水炊きの後には、旨味の残っただし汁を利用して雑炊へと変化させれば節約にも役立ちます。
最近では鍋キューブなどさまざまな味付けの鍋だしが市販されているので、簡単に味を変えることも可能です。

調理してみました

今回筆者は、ミルフィーユ鍋を作ってみました。材料は豚肉と白菜の二つだけ。
交互に重ねて土鍋に入れ、100mlの水と大さじ1の酒を注いだら柔らかくなるまで煮えれば出来上がり。
特別な味付けをしなくても豚肉の脂が甘くなって、お野菜がたくさん食べられます。夕飯の一品として大人二人分、ちょうどいい量ができました。
スキレット

スキレットは、「カワイイくて美味しそう!」とSNSなどでも話題になりましたね。
独特の素材やフォルムはお料理の幅を広げるだけでなく、普通のご飯をちょっぴり特別にバージョンアップしてくれます。
調理した後そのまま食卓へとセッティングできるので、日常の食卓からパーティやアウトドアまで、幅広いシーンでも利用できそうです。
ダイソーには、定番のフライパン型からスクエアS200円、M300円、両手付き300円など、形もさまざまに用意されています。(いずれも税別価格)
調理してみました

塩コショウ、小麦粉を薄くまぶしたサーモンをスキレットで焼きます。
香草をたっぷり添えて、オーブンで少し焼き目を付けて焼き、バター、レモン、プチトマトをトッピングしました。
内径13センチでしたらオーブントースターにもちょうどいいサイズです。
とっても簡単なのに、香ばしさが食欲をそそりました。
スキレットは鉄製であるため多少重みはありますが、熱伝導や蓄熱性に優れています。
そのままコンロにかけたりオーブンに入れることもできるため、アッツアツのお料理がいただけます。
予めお肉や魚などに火を入れておけば、チーズやソースを後から加えてチンするだけでボリュームのあるメイン料理が完成します。
忙しいワーキングマザーにもお手軽、強い味方になってくれそうですよ。
ただ、加熱後は本体、持ち手ともに大変熱くなります。
取り扱いには十分に注意し、割れやひびにつながるため、急激に冷やさないよう気をつけてくださいね。
またスキレットは、鉄製であるがゆえに水分は大敵、サビます。
初回使用する前や調理した後には、サビを防止する「シーズニング」と呼ばれるお手入れが必要になります。
お手入れ方法
2. 洗ったスキレットは、火にかけて十分に乾かしましょう。
3. スキレットが熱いうちに、キッチンペーパーなどでオリーブオイルなどの食用油をなじませます。
側面や持ち手部分なども忘れないよう、コーティングしてください。この作業をシーズニングと言い、スキレットのお手入れの基本になります。
スキレットは油を馴染ませ使用するため、なるべく洗剤を使わないことがすすめられています。
洗剤を利用した場合は、特に3で記したシーズニングをしっかり行ってください。
グラタン皿

スキレットと同様にグラタンも、食卓を明るく彩ってくれます。
ダイソーでは赤、オレンジ、グリーンなどのポップな色合いのものからココット型、両手付きまで、数多く揃っていました。
けれどもグラタンは、ホワイトソース作りが面倒…という方もいらっしゃるでしょう。
以下のレシピならお鍋一つ、生クリームを入れなくてもたまにかき混ぜるだけで、ダマにもならずコクのあるソースが完成しますよ。

有難いことにグラタンは、じゃがいも、レンコン、さつまいも、カボチャ、お肉、魚、ウインナーやベーコン、エビやイカなど幅広い食材とマッチします。

冷蔵庫に残っているもの在庫一掃で作れるにもかかわらず、子どもに人気のメニューです。
電子レンジ調理器 湯豆腐

調理の工程はとっても、カンタンです。
容器の内側の線まで水を注ぎカットした食材を入れたら500Wは12分、600Wなら10分レンジでチンします。
ほったらかしで一品完成するので、その間に他の用事が済ませられます。
湯豆腐と名付けられているものの、試しにサーモンを入れてみましたが、硬くなることもなくふっくら仕上がりました。

これならお肉も薄切りなら、美味しくいただけるかもしれません。
ただ硬い食材、例えば白菜の芯の部分などは細めの削ぎ切りなどにして、加熱中には様子を見つつ、つけ汁を含ませながら加熱したほうが柔らかく仕上がります。
レンジでかんたん!!茶わん蒸し器

茶碗蒸しは喉越しが柔らかく、優しい味わいが寒い季節に嬉しいお料理です。
けれども、自宅で作るとなると、なかなかハードルが高いもの。
最近は蒸し器がないご家庭も多いうえに、見栄えよくつるんとキレイに仕上げるには卵をこす、という作業が必要になってしまいます。
このグッズは卵をこすこし器付き、レンチンで仕上がります。

説明書では、具材は別に調理することをすすめられており、具材なしなら500Wは約2分を出来上がりの目安としています。
そこで筆者は小松菜、エリンギ、鶏肉などをレンチンで別加熱してから卵液に加えてみました。様子を見ながら加熱、2分40秒ほどかかりました。

作業はいたって簡単ですから、夏場の食欲が落ちる時期に冷蔵庫で冷やして頂くのもいいかもしれません。
電子レンジで簡単 温野菜

この商品は、我が家ではなかなか活躍しています。

タイトル通り野菜の下ごしらえはもちろんですが、これから冬場にかけてはシュウマイや小籠包などの蒸し料理にも打ってつけ。

容器が二つ重ねるようになっており、下になる容器に水をいれて調理します。
すると、お皿でレンチンする時にできるような温め方にムラができにくく、食材がかさつくようなこともなくなります。
ふかし芋や肉まんなど、食べ盛りのおやつにも一役かってくれそうです。
さいごに
さむーい外出先から帰ったとき、「ふーふー」言いながら食べる食事は冷えた体に染み渡り、どこか癒しの力さえ感じられます。
お手軽に使い始められる100均グッズは、実際使ってみると料理の幅を広げてくれる頼もしいものでした。
お手入れの必要なスキレットも油が馴染み黒光りするのを見ると心地よく、これから我が家で活躍してくれそうです。
100均のあったか調理グッズで身も心も温かくなって、寒い季節を乗り切りましょう。(執筆者:吉田 りょう)