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くせの強い髪
そのまま下ろすとボサボサで汚く見えますよね。

筆者はくせ毛の中でも特に手ごわい「捻転毛(ねんてんもう)」というもので、ただ髪がうねるだけじゃなく、1本1本が細かく縮れているというおまけ付きです。
子どもの頃からさんざん悩み、試行錯誤を繰り返してきた経験から、くせ毛が目立たなくなる美容院メニューやお手入れのポイントをご紹介します。
縮毛矯正(料金の相場/約1万5,000~2万円)
筆者が半年に1度のペースでお願いしているのが、この「縮毛矯正」です。
という手順でかけてもらうのですが、どうにもならなかった捻転毛がほぼ完ぺきにまっすぐになります。

1度ストレートの状態が定着してしまえば乾かすだけで再現できるので、スタイリングの手間がかからないところも魅力です。
筆者はお風呂上りにアウトバストリートメントをつけてドライヤーで乾かしていますが、翌朝はブラッシングするだけなので非常にラクです。
普通のストレートパーマと違い、1度伸ばした部分は半永久的にまっすぐなままというのも便利です。
ただ、効果が強い分どうしても髪が傷みやすくなるので、質の良いシャンプーとトリートメント(筆者の愛用品は「アプルセル」)を使い、洗った後は必ず乾かしてから寝ることをおすすめします。
髪が濡れたままだとキューティクルが剥がれやすくなるので、放置は厳禁です。
デジタルパーマ(料金の相場/約1万5,000~2万円)
デジタルパーマは普通のパーマと違い、濡れている時はまっすぐ、乾くとカールがはっきり出るという特徴があります。
割とはっきりとした強めのカールが作れるし、普通のパーマに比べて持続性があるので、くせ毛のせいで毎朝のスタイリングに時間がかかっていた人には本当に便利な技術です。

筆者もストレートに飽きるとデジタルパーマをかけるのですが、指にくるくると巻きつけながら乾かすだけでちゃんとカールが出てくれるのでとってもラクです。
「指にくるくる」はいつもお世話になっている美容師さんに教わったテクニックですが、ただドライヤーの風を当てるだけよりも、格段にカールが再現されやすくなります。
くせ毛を生かしたショートカット(料金の相場/約3,500~5,000円)
スタイリングが得意という人なら、くせ毛を生かしたショートカットもおすすめです。
筆者は超がつくほどの不器用なので何度か挑戦して挫折しましたが、フランス人のような空気感のあるおしゃれショートに強い憧れを持っています。
ショートカットの場合、髪にくせのあるほうが動きが出てかわいいんです。
美容師さんいわく、
それ以前に、髪の量が多くて硬いので、短くするとボリュームが出過ぎてしまうんですよね。」
とのこと。
確かに、無理矢理ショートカットにした時は、髪一本一本の主張が激しすぎて収拾がつかなくなってしまっていました。
スタイリング剤も効果なし。
髪が柔らかく量が適当な人なら、くせ毛を生かしたショートが決まりやすいかもしれません。
外はねボブ(料金の相場/約3,500~1万円)
外はねボブは、肩より少し短めに切った髪を毛先だけカールさせて作るヘアスタイルです。
くせのある人がすると、なんともいえないニュアンスが出ておしゃれ!

ヘアオイルやワックスを揉み込んでウェット感を出すと、まとまりも良くなります。
自分でカールさせるのが面倒、難しいという場合は、美容院で毛先だけパーマをかけてもらうとラクです。
ドライヤーをかける時は、頭の上のほうから風を当て、指で毛先を軽く握るようにしながらスッと外側へ抜くようにするとうまく外はねが作れます。
くせ毛を落ち着かせるヘアケアの仕方
くせ毛はどうしてもパサつきやすくなるので、水分や油分を与えてしっとりさせることが大事です。
筆者は、美容師さんから
とのアドバイスを受けていますが、たまに面倒でアウトバストリートメントを省略すると、翌朝の髪のしっとり感に大きな違いが出ます。
熱で開いたキューティクルを閉じやすくし、髪にツヤを出すためには、ドライヤーの仕上げに冷風を当てることも重要だそうです。

頭皮の状態が悪く、毛穴が詰まるとくせが出やすくなるので、シャンプーの際は指の腹でマッサージしながら丁寧に洗うことが必要です。
筆者は週に1~2度、スカルプケアローションを使った頭皮マッサージも行っていますが、気分がスッキリしてストレス解消にもなるのでおすすめです。
プロの技を借りてストレスなく

髪にくせがあると毎日のスタイリングが大変ですが、美容師さんのカット技術やパーマの力を借りればストレスなく過ごせます。
スタイリングの得意な人なら、くせを生かしたスタイルにしてもらい、あれこれアレンジをするのもいいですね。
直毛の人は逆にくせ毛が羨ましい…という話もよく聞くので、どうせ一生付き合っていかなければならないなら、うまい扱い方を覚えたいものです。(執筆者:畠山 まりこ)