イギリスでは日本と同じように街のいたるところにATMがあり、24時間利用できます。
今回はイギリスのATMと日本のATMの違いに焦点を当ててご紹介したいと思います。

目次
イギリスのATMは基本的に利用料無料
イギリスの主要銀行カードなら、国内ATM利用料無料としているところがほとんどです。
そのため利用場所や利用時間帯に関わらず、イギリスの銀行カードを持っていればどこでもATMを無料で利用できます。
日本の銀行カードの場合、夜間帯は対応しておらずATMを見つけてもお金の引き出しができなかったり、夜間は手数料がかるということも珍しくありません。

イギリスのATMは入金できないところが多い
24時間無料だとイギリスのATMの方がいいように思いますが、イギリスではATMで入金できるところが少ないです。
日本のATMは対応時間内であれば基本的に入金と出金のどちらも利用できますが、イギリスでは多くのATMで引き出し機能のみです。
入金ができるATMは、銀行営業時間内に利用できる銀行内のATMがほとんどです。
入金したい場合は銀行営業時間に足を運びます。
イギリスのATMでは50ポンド紙幣は出てこない
イギリスではカードの文化が発達しているため、高額になるとカード決済します。
そのため高額紙幣である50ポンドを見る機会は少なく、実際にATMでも50ポンド紙幣は出てきません。
50ポンド引き出すときは
10ポンド紙幣×1枚
で出てきます。
ATMによっては「20ポンド紙幣しかないので50ポンドは引き出せないから、引き出し金額を変えてください」と表示されて50ポンドは引き出せないこともあります。
そういう場合は40ポンドか60ポンドに引き出し金額を変えて引き出します。
買い物をするときも、50ポンド紙幣で支払うと特殊なライトを当てて偽札ではないかチェックすることろもあります。
50ポンドは日本円にして約7,384円(2018年11月13日のレート)ですが、それでもあまり好まれない印象があります。

イギリスのATMでできること
イギリスのATMでは、入金、引き出しの他に残高照会もできます。
これは日本の銀行と同じです。
ATMを利用した場合は即座に銀行に反映され、その手続きはケータイやウェブアプリで確認できます。
日本のネットバンクに似たシステムになっているのがイギリスの銀行事情です。
イギリスはカード社会
日本では安全性を重視してカード利用の規制がまだまだ厳しいため、1万円紙幣を見ることも珍しくないです。
イギリスでは主に少額の買い物に現金が利用される傾向があります。
これはイギリスの多くの銀行カードにはデビットカード機能がついていて、カードで自由に買い物ができるからです。(執筆者:森 亜美)