周囲からネガティブな印象を持たれがちな「ケチ」。
できればそんな人には見られたくないですよね。
しかし、実際にはケチではない人が、ケチだと誤解される場合も。
今回はそのような誤解を生みやすい3つのケースと、その対処法についてお伝えします。

目次
人前でよくお金の話をする人
人前でよくお金の話をする人は、周囲からケチだと誤解されがちです。
特に、年配の人ほど人前でお金の話をする人を嫌い、話の主を「あの人はケチだから」を悪く言う人が多いことを、筆者は常々実感しています。
日本ではお金の話を嫌う人も多い
日本では、お金の話をする人を嫌い、ケチのレッテルを貼る人が多いです。
昔から「お金の話をする人は卑しい」という言葉もあるように、「お金の話 = お金に汚い」というイメージがあるからでしょう。
筆者自身も、年長者にうっかりお金の話をするといやな顔をされ、
とたしなめられます。
そのような人たちの前では、お金の話を極力避けた方が無難しょう。

お金の話をする際は相手を選ぶ・プライバシーにも配慮を
最近は人前でお金の話をすることに、それほど抵抗がない人も増えているようです。
筆者は仕事やボランティアなどで若い世代と話す機会も多いのですが、彼らはわりとオープンにお金の話をします。
また、年配者でも、積極的にお金の話をする人が増えてきました。
相手をよく選べば、お金の話をしてもケチだと言われない場合もあり、変にお金の話を避ける必要がなさそうです。
ただし、お金の話が原因で人間関係にヒビが入る恐れもあるので注意が必要です。
たとえ親しい仲であっても、こちらから収入などのプライベートな部分には触れないようにしましょう。
度を越えて身なりを気にしない人
「度を越えて身なりを気にしない人」も、ケチだと誤解される恐れがあります。
特に、収入が多い人がみるからに小汚い格好をしている場合、ケチのレッテルを貼られてしまう可能性は極めて高いでしょう。
人は見た目の印象に左右されやすい
人は案外、見た目の印象に左右されやすいものです。
たとえば、高級ブランド店で、店員の接客をよく観察してみるといいでしょう。
客が身に着けている服装により、店員の接客態度が明らかに違うことがわかります。
自分自身も、初対面の人の場合、どうしても見た目の第一印象で相手を判断してしまうことが多いのではないでしょうか?
やはり見た目の印象はよくしておいた方がよいでしょう。
できる範囲で見た目の印象を上げる
見た目の印象をよくすると言っても、特別なことをする必要はありません。
できる範囲で身なりを整えればOKです。
・ 靴をピカピカに磨いておく
・ ワイシャツにアイロンをかけておく
・ 劣化した服や靴は処分し、新しいものを買う
・ TPOに合わせた服装を心がける
以上のことを行うだけでも、見た目の印象はかなり上がります。
思い当たる人は、ぜひ実践してみてください。
ワリカンにこだわる人

ワリカンにこだわる人も、ケチだと誤解されがちです。
そのような人を「お金に細かい」と思う人もいるからです。
「ワリカンへのこだわり」はケースによりOK
ただ、ワリカンについては気にしないでいいケースもあります。
主婦の食事会では全員の了解のもと、1円単位でワリカンを行っているケースが多いです。
また、きっちりワリカンにしたい人には几帳面なしっかり者が多いもの。
それは必ずしも悪いことではありません。むしろ、仕事や家計管理などではメリットの方が大きいでしょう。
ワリカンにこだわりすぎないことも重要
ワリカンにこだわるあまり、人間関係のトラブルに発展するケースもあります。
1人あたりの料金が1円単位で割り切れないような場合でも、「これではワリカンにならない」などと文句を言い、周囲の人を困らせる人がたまにいる。
以上のケースは、ケチを通り越したクレーマー。
当然周囲には嫌われます。
万が一心当たりのある人は、「1円単位の誤差ぐらいは気にしない!」と、自分に言い聞かせた方がいいかもしれません。
ときには開き直りも必要な場合も
今回は、「ケチ」と誤解されやすい3つのケースについてお話ししました。
周囲からケチだと誤解された場合、その多くはちょっとした言動が原因となっています。
その点について自らを振り返り、その都度適切に対処すれば、変にケチだと誤解されずに済みます。
しかし、誰が見てもそうは見えないシチュエーションで「ケチ」と言われた場合は、言った人の性格に問題がある可能性も。
その場合は、開き直って相手の中傷を無視するのも、ひとつの対処法ではないでしょうか。(執筆者:大岩 楓)