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マンチェスターでの仕事
マンチェスターでようやく見つけたのは、立ち上げたばかりの旅行代理店のコールセンターでした。
海外で、あまり英語のレベルが高くない日本人が職を探すのは大変だったので、決まったときはとてもうれしかったです。
しかし、その会社を数か月後に解雇されました。
今回は、新しい仕事を見つけるまでの流れを紹介したいと思います。

無職期間中に得るもの
日本では同じ会社で7年間勤めていたため無職期間というものが存在しなかったのですが、旅行中は国を変えるたびに無職期間がどうしても生じます。
無職期間中は収入がないという不安感もありますが、それと同時に何の責任感もなく1日何をやって過ごしてもいいという無限大の自由を手に入れることができます。
ワークホリック(仕事依存症)気味なので私にはあまり無職期間は向かないのですが、それでもたまに手に入れる自由は心身ともに休まります。
新しい仕事探しに必要な根気
無職期間も2週間もすればやはり飽きてきます。
コミュニケーションをとるのが好きな人は特に、何の目的もなくだらだらしていることに嫌気がさすでしょう。
正規の新しい仕事探しには根気が必要です。
特にマンチェスターで正規の仕事を探そうと思うと、履歴書の提出から面接、トレーニングまでの流れが非常にゆっくりです。
履歴書を提出してから採用まで1か月以上かかるという場合も少なくありません。
そこで今回は「つなぎ」の仕事を探すために「Gumtree」で検索するところから始めました。
「つなぎ」の仕事
「Gumtree」はイギリスでもローカルが多く利用している掲示板です。

Gumtreeでは仕事の紹介や賃貸、物を売り買いもできます。
Gumtreeで紹介されている仕事は、移民が経営している小さなレストランであったり、キャッシュバイハンドと言われる現金手渡し(いわゆる違法の経営)の仕事が多いです。
しかしその側面、複雑な手続きがなく翌日からすぐに働きはじめることができたり、週払いや日払いなどの希望にも応じてくれる場合があります。
「つなぎ」の仕事としては理想的なお小遣い稼ぎの仕事に就けます。
もちろん正規の仕事も多く掲載されているので、一概に悪い仕事ばかりという訳ではありませんが探す側は十分に注意する必要があります。
面接から採用まで

Gumtreeに掲載されているオーナーの電話番号に直接連絡し、仕事を探していることを伝えます。
翌日にオーナーから返事が来て、面接の日程が決まりました。
詳しい仕事内容や給料についての説明はなく、翌日に1日体験をする話になりました。
1日体験を終えた後に、このまま仕事を続けたいか続けたくないかを聞かれ、継続の意思を伝えると、採用してもらえました。
Gumtreeで連絡先を見つけてからわずか3日で次の仕事に就くことができたので、このスピード感は今すぐ働きたい人にとっては魅力的だと思います。
海外にいる日本人でも、掲示板などを上手に利用すると、自分にあった仕事がみつかります。(執筆者:森 亜美)