大掃除を始めると、いつもならば気にも留めていなかったものが、急に気になり不用になることがあります。
自分の家では不用品でも「売れる」ものがあることに気が付きました。
筆者も売れてびっくりした意外なものを3つご紹介します。
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目次
1. 木や植木は「売れる」
庭がある家ならば、大掃除のついでに庭木の剪定や手入れをするでしょう。
大きな木になれば自分で管理することが難しくなり、専門業者にお願いします。
木の手入れは意外とお金と手間がかかります。
桜の木を植えていると、花が終わると毛虫がつき、柿の木を植えていると葉が落ちたり実が落ちたりして、常に掃除や虫対策が必要です。
と考えるかもしれませんが、木は生きているため、そう簡単に切ることもできません。
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どんな木でも売れるというわけではなく、木の種類は限られています。
しかし、庭に生えている木はだいたい種類が決まっています。
ヤシの木やサツキ、桜の木や柿の木が多いのではないでしょうか。
中でもヤシの木やソテツは想像以上の高値で買い取られることがあります。
家を新築すると、家の周囲に植える木も合わせて選びます。
ヤシの木は手入れが簡単で見た目もオシャレなため、庭に植える人が多いです。
ヤシの木の専門店もあるくらいヤシの木の需要は高く、中には100万円以上で取引される木もあります。
筆者は以前に桜の木と梅の木と柿の木を売却しました。
買取価格は、木の幹の太さで決まり、太ければ太いほど高値になり、1本あたり10万円から30万円ほどの値がつきました。
木や植木を売るときには、売る相手を選ぶ
木は植えかえる必要があるため、個人間で売買することは難しいでしょう。
リサイクルショップでも、観葉植物や木は扱っていないことが多いのです。やはり、造園業者に売ることが一番いいでしょう。
造園業者では、買取可能な木を決めていることがほとんどです。
事前に自分の持っている木は買取可能かを確認してみましょう。
木は「抜いてから運ぶ」という作業が必要です。
業者によっては「買い取ります」と言いつつ、実際に来てから「運搬手数料」として費用を請求してくることもあります。
木を抜かれる前に費用についてはしっかりと確認しておきましょう。
2. お受験スーツは定価で「売れる」こともある
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大掃除でクローゼットを開けてみると、子どものお受験で使った紺色のスーツが奥から出てくることがあります。
思い出の品ではありますが、お受験スーツはお受験以外に出番が少なく、タンスの肥やしになりがちです。
ブランドによっては10万円以上出して買ったスーツをタンスの肥やしにしてしまってはもったいない話です。
お受験が無事に終わったら付加価値をつけて高値で売ってみましょう。
お受験スーツは「合格しました」という一言が付加価値になります。
合格した人が使ったスーツを着ることで、パワーをもらおうと考える人も多いのです。
中には、ブランドの10万円以上のスーツを定価と同じ価格で売却した人もいます。
お受験スーツは、最初から値段をつけて売る方法よりもオークションのように値段が上がっていくシステムを使って売った方が高値になる可能性が高いでしょう。
3. 古タオルやボロ布は枚数がまとまれば「売れる」
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大掃除で大量に出てくるものといえばタオルではないでしょうか。
古タオルは、いつか雑巾にして使えるため、洗面台の下に蓄えておきます。
しかし、節約家ほど雑巾も大切に使うので、需要と供給のバランスは、意外と合っていません。
いつしか洗面台の下は古タオルで占領されます。
学校は新品タオルの雑巾を指定
一昔前は、小学校や中学校に持って行く雑巾は、自宅の古タオルで手作りしたものでした。
商店の名前が印刷された年賀タオルで作った雑巾は、適度な厚みがあり小学生の手にちょうどよかったものです。
しかし最近は、古タオルで作った雑巾は禁止され、新品のタオルで雑巾を作るように指定されることが増えています。
そのため、学校に持たせる雑巾は100円ショップやホームセンターで買う人も多いのです。
まとめて「ジモティ」に出品してみよう
行き場所を失った古タオルは、まとめて売ってみましょう。古タオルはかさばるため、送料がかからない売却方法がおすすめです。
ジモティならば100枚以上をまとめて1,000円程度で売りに出すと比較的入札が入っています。
古タオルは、雑巾として使われるだけでなく、保育園や介護施設では汚物処理のときに「使い捨て」で使われるのです。
職員が自宅から古タオルを持ち寄って使っていても、すぐに不足するため古タオルを安く買って使っているところがあります。
小学校では「保健だより」を通じて、古タオルの寄付を募っていることがあるのです。
冬になるとノロウィルスなどの感染症がはやります。
保健室では古タオルを消毒液に浸して使いますが、消毒に使ったタオルは衛生上の観点から使い捨てます。
心置きなく「使い捨て」をするためにも、1度で捨ててもいいくらいの古タオルを待っているのです。
古タオルは、場所や人によっては買ってでも欲しいものです。
小学校で寄付を募っているならば、まとめて寄付をして、気持ちも洗面台下もスッキリとして新年を迎えるのもいいのではないでしょうか。(執筆者:式部 順子)