都会のマンション住まいでは、限られたスペースを有効に使う必要があります。
子どもが受験勉強をするようになれば、なんとか部屋を片付けて子ども部屋を確保するでしょう。
主婦が「私だって一人になれる部屋が欲しい」と思っても、物理的に無理な場合も多いのです。
今回は、自分専用の部屋は持てないけれど、手頃な予算で「私だけの作業スペース」が手に入るグッスを紹介します。

目次
2,000円以下:スペースは一切必要ない! 日本ホールマーク「大人のお道具箱」


もっと小さくても「自分のすきなものだけを集めた世界が欲しい」と思うならば、日本ホールマークの「大人のお道具箱」を使って、自分専用の小さな作業箱を作ってみてはいかがでしょうか。
お道具箱といえば「子どもが使うもの」というイメージがありますが、大人になった今だから使いこなせるワンランク上のお道具箱があるのです。
日本ホールマークは、ちょっと高級なカードやレターセットを扱っている会社です。
「大人のお道具箱」は柄が数種類あり、サイズもLからSSまであります。

Lサイズの箱の中に小さなサイズの箱を組み合わせることで、オリジナルのお道具箱を作れます。
家のどんな場所でも、お道具箱をひらけば、自分の好きなものだけが集められた世界が広がっているのです。
3,000円以下 : 立てるだけ! ナカバヤシ「ライフスタイルツールファイルB5」

多くの女性は、自宅にいるときには1日のほとんどをリビングルームで過ごしているのではないでしょうか。
子どもがリビングで宿題をしているときには、ダイニングテーブルで家計簿をつけ、子どもが子ども部屋に入れば、ダイニングテーブルで趣味の手芸を始めるかもしれません。
主婦にとっての作業スペースは、ダイニングテーブルです。
ダイニングテーブルには、さまざまなものがのっています。
テレビのリモコンやフルーツが入ったかごなど「自分専用とは思えないもの」が、私専用という雰囲気を壊してしまいます。
ナカバヤシの「ライフスタイルツールファイルB5」は、一見ファイルにみえますが、中は収納ボックスになっています。

ファイルを開くと自立して、棚のように使えます。
ダイニングテーブルの上に「ライフスタイルツールファイル」を立てるだけで、テーブル上の空間が仕切られ「私だけの作業スペース」を感じられます。
収納力は高く、文房具だけでなく、ちょっとした裁縫道具も入れられます。
ファイルの上にはふたがついているため、閉じた状態が長く続いても、ほこりが中に入る心配もありません。
片づけるときには、サッと閉じるだけです。
閉じてしまえば、中は見えなくなるため、内側は好きなようにデコレーションできます。
ナカバヤシからは「ライフスタイルツール収納かばん」も販売されています。

「ライフスタイルツールファイル」が箱の形になったもので、ファイルよりも収納力があり、取っ手がついているため、持ち運びしやすくなっているのです。
もともとは、子どもがリビングで勉強するために作られた商品ですが、クラフト色ならば大人が使っても素敵ではないでしょうか。
4,000円以下:移動が簡単! イケア「LACKネストテーブル」

「自分の机は欲しいけど、新しい机を買うのはもったいないし、置くスペースもない」ならば、イケアの「LACKネストテーブル」はいかがでしょうか。
1個ならば2,000円以下で買うこともできますが、大小2個セットのほうがテーブルサイズは大きく、使い勝手はいいかもしれません。
小さいテーブルは、大きいテーブルの下に収まるため、使うときに引っ張り出すようにすれば邪魔にならないでしょう。
シンプルな形のテーブルですが、大きいテーブルは高さが高めになっています。
座布団や座椅子に座って作業をしても低すぎるということはありません。最大の特徴は軽さです。
女性一人で軽く持ち上がるため、好きな場所に移動して使えます。
「LACKネストテーブル」は、木の一枚板ではなくパーティクルボードと繊維板で作られています。
パーティクルボードも繊維板も小さな木のチップを板状に固めたものです。
とても丈夫な材料ですが、「LACKネストテーブル」は中を空洞にすることで軽さを出しています。
軽くて移動は楽なのですが、テーブルを踏み台代わりに使ってしまったり、過度に強い力が加わるような作業をしてしまったりすると、天板が割れてしまう可能性があります。
コーヒーテーブルは、大きさがコンパクトなため「私だけの作業スペース」にピッタリなのですが、ほとんどの商品に棚がついています。
ソファーにあわせて使うならば、棚は雑誌やリモコンを置くことができて便利です。
しかし、作業テーブルとして使うときには、ちゃぶ台のように使うため、棚があると棚が邪魔になって足を入れて座れません。
棚がないシンプルなコーヒーテーブルは意外と少ないものです。
いつもは、子どもが使った文房具のお下がりを使っている人でも、お道具箱の中には「自分が選んで買ったものだけを入れる」それだけで「ママではない私」という特別感を味わうことができるのではないでしょうか。(執筆者:式部 順子)