しっかり働いて、節約もして…と日々暮らしているはずが、案外
と思うところもあるんです。
今回は、男女計50名にアンケートを実施し、男女の思うそれぞれの「ムダな出費」についてチェックしてみました。

目次
夫のムダ遣い、妻に聞けば出てくる出てくる!
ご主人のお金の使い方について、ムダだと思う点を奥さんに聞くと、さまざまな意見が得られました。
中でも多かったのが、煙草について。

そしてアイコスを使っているのですが、その機械もよく壊れたり無くしたりしていて、その度に買い替えたり修理したりしているので勿体無いなと思っています。」(30代女性・会社員)
まさにお金を煙にしている、百害あって一利なし、など、散々な言われようでした。
男性としては会社の喫煙所での一服に価値があると考えている人もいます。
趣味のなかでもバイクや自転車に理解が出来ないという女性も多く見受けられました。

乗っていないのになんで…と思う気持ち、わかるという女性も多いのではないでしょうか。
自宅にガレージがなく、ガレージを借りてバイクを預けている方はさらに出費がかさんでいることでしょう。
趣味ってこんなにお金がかかるのね…と頭が痛いことでしょう。

体はひとつなのだから、一台でいいじゃないかと思います。」(40代女性・自営業)
きっと、趣味の方は部品をいじるのも楽しいですし、気分によって車体をチェンジして乗るのもまた楽しいのでしょう。
しかし、その趣味に全く理解も共感もできない場合は、こういった身もふたもないツッコミを入れてしまうのです。
見直し次第では解決できるようなムダ遣いもあります
具体的な解決策が見えているような問題に対しても、妻たちは気付いていました。

その年会費が得になるくらいのサービスを受けているのか…というところです。
空港のラウンジや海外旅行保険は、絶対に使っていないはずなので、もったいないとしか思えません。」(40代女性・会社員)
海外旅行の多い方や、カードを使う買い物が多い方ならば、年会費のかかるカードのポイント還元率や各種サービスの恩恵を受けることが可能です。
一方でそれに当てはまらない方は、年会費分を損しているようなもの。
一度見直し、年会費無料のカードに切り替えるだけで数千円から数万円の節約ができます。
また、一度取引をしてしまった保険外交員さんの誘いを断れず、見直しをせずに同じ保険に加入し続けているという夫をもつ奥さんはこう語ってくれました。

わたしの車は比較をしてその都度安い会社に変えているけれど、夫はそうしないので、同じ保障で高い金を払いムダ金だなと思う。」(30代女性・パート)
保障内容が同じなら、保険料が抑えられた方に乗り換えるべきという意見です。
確かに人付き合いもわかりますが、「コスパを考えて、こっちに…」と言い出すのも夫としてあるべき姿なのかもしれません。
「妻の無駄遣い」は、服と美容にアリ?
妻にとっては有意義でも、夫にとっては何の意味もないと感じてしまう部分があるようです。
それは、妻の服や美容について。
と妻の怒りを買うまえに、言い分をサッとチェックしていきましょう。

そんなものをしたところでどうせまつ毛は元に戻ってしまうし、バシバシに逆立ちすぎて不自然すぎる。
なにもしなくてもかわいいから、そんなお金は別に回してもらいたい。」(20代男性・会社員)
かわいいって褒めてもダメ! なんて女心が聞こえてきそう。
でも、美容こそ最大の自己満足ともいえますよね。
エステや化粧品などのように、いくらお金を使っても、結果が目に見えて現れないものは少なくありません。
流行に合わせる必要性は理解しますが、買っても合わせられないなど、無駄なこともしばしばあるからです。」(30代男性・公務員)
買ったはいいけれど結局着ない、似合わない…なんてことも珍しくないという女性もいますね。
これはきっと、本人も「もったいない買い物をしてしまった」と後悔をしているはず。
夫は思う…「むしろ、妻の無駄遣いが見当たらない」
アンケートの集計をしていて、ご主人が思う妻のムダ遣いについて、思い当たらないという回答の多さに驚きました。
むしろ、ムダ遣いさせてあげる余裕もなかったよね…と後悔さえしているような様子が伺えるコメントです。
日本の旦那様たち、すごく優しい。

あらためて奥さんの家計管理に尊敬の念さえ抱くご主人が。
奥さん、頑張っているのですね。
炎上どころかむしろ、お互いを思いやる部分さえ見えた「夫婦が思うそれぞれのムダ遣い」。
ムダだなと感じても、すぐにやめさせないところ、考えてもらいたいと願って行動を待つところも健気さと愛を感じます。
そしてなにより「思い返せばムダ遣いがない」なんてことも、家庭を思ってこその愛が感じられる良いお金の使い方ができているという事実です。(執筆者:三浦 希枝)