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ホットコーヒーのおいしい季節
筆者は1杯ずつ個別包装されているドリップバッグコーヒーを愛飲しています。
自分で豆を上手にひく自信がないことと、あらかじめひいたものを買うとどうしても保存がうまくいかず風味が落ちてしまった経験から、ドリップバッグコーヒーを選ぶようになりました。
「毎日飲むものだから、できるだけおいしく安いものを」と、3年間探し続けてやっとたどりついた一品を紹介します。

ドリップバッグコーヒーは「10g入り」がおいしい理由
まずこだわった条件が「豆が10g以上入っていること」です。
おいしいコーヒーを淹れるための条件の一つに「フィルターにくっついたコーヒー豆の壁を壊さないこと」があります。
豆にお湯を注ぐと真ん中が丸くくぼみ、フィルターに沿ってまわりにコーヒー豆の壁ができます。
この壁が壊れると、お湯が下のマグカップへ直接落ちてしまいますし、雑味が出てしまうのです。
スーパーやドラッグストアなどで買える大手メーカーのドリップバッグコーヒーの多くは、1杯あたり7g入りです。
7gの豆の量では壁が崩れやすいのですが、10g入りなら壁を保ったまま最後までお湯を注ぐことができます。

10g以上入っているお値打ち品は、ずばり「カルディ」!
10g以上入っているドリップバッグコーヒーは、どうしても値段が高めです。
スターバックスや小川珈琲など人気ショップのドリップバッグコーヒーは10g入りが標準ですが、1杯あたりの値段は70円~120円くらいです。(2019.1月現在、各店のオンラインショップの価格)
100円でおいしいコーヒーが外で飲める時代ですので、節約の観点からすると、自分で淹れるコーヒーにこの価格帯は少し高いと感じます。
そんな折、カルディに足を運んで、こちらの商品がふと目に留まりました。

ドリップバッグタイプのマイルドカルディは10パック入りで398円です。
1杯あたり約40円。 もちろん豆は10g入っています
カルディのドリップバッグコーヒーは3種類
カルディのドリップバッグコーヒーは3種類あります。
それぞれ価格や味は少しずつ異なりますが、コスパの高さは共通です。
1. マイルドカルディ(10p入り398円/1杯あたり約40円)

カルディで人気ナンバー1の「マイルドカルディ」を使用したドリップバッグコーヒーです。
店の入り口でいつも試飲させてくれる、あのコーヒーです。
香りがよく、苦みや酸味のバランスの取れた、まさに「マイルド」な味わいです。
柔らかい甘みが口の中に広がります。雑味がなくさわやかで、ブラックの苦手な方でもこれなら飲めそうです。
もちろんミルクを入れてもおいしいです。多くの方に好まれそうな親しみやすいコーヒーです。
2. イタリアンロースト(10p 486円/1杯あたり約49円)

こちらは深入りタイプのコーヒーです。
夏季に「アイスブレンド」という名前で売り出されているものと同じだそうです。
アイスコーヒーにも向く、しっかりとした飲みごたえが特徴です。
深入りタイプですが苦すぎることはなくキレのある味です。
たっぷりミルクを入れてもほのかな苦みと強い甘みを感じられて、今の季節ならラテにぴったりです。
3. オーガニック バードフレンドリー(10p 594円/1杯あたり約60円)

1杯のあたりの単価は少し上がりますが、なんと豆がたっぷり12g入っています。
マグカップにドリップバッグをひっかけると「まめ多っ!」と驚きます。
有機栽培コーヒー豆を100%使用していて、「バードフレンドリー」の名のとおり、商品の収益の一部は渡り鳥の保護のために寄付されます。
こちらのコーヒー豆は、森林伐採をして大規模農園を作るのではなく、熱帯の森林をそのまま利用して鳥たちの生育環境を保ちながら、手間をかけて栽培されているそうです。
少しスモーキーな香りが心地よく、口に入れるとコクがあってクリーミーな舌触りです。
他の2種同様、雑味はなく、苦みも強くありません。
酸味は、ほぼ感じなかった他の2種よりやや強く感じられますが、これが味に深みを生み出していると言えます。
ミルクとの相性も良いです。上質でおいしいコーヒーです。
パッケージの鳥もかわいくて、淹れているときからちょっとワクワクします。
ラテマネーが0円になり家計に貢献
カルディのドリップバッグコーヒーに出会ってから、外出時にも自分で淹れたおいしいコーヒーをボトルに入れて持ち歩くようになりました。
おかげで筆者のラテマネーは0円です。家計にも大きく貢献しています。コスパの高いコーヒーで、節約生活を楽しみましょう。(執筆者:石田 彩子)