コツコツ取り組まなくてはいけない。
これはある意味「正しい」かもしれないのですが、必ずしもそうではありません。
節約を自動化する仕組みを整えれば、努力は必要ありません。
ずぼら主婦だからダメだと諦めないでください。
節約を自動化して無理なくお金をためていきましょう。
今回は「自動化」のための3ステップをご紹介します。

目次
【ステップ1】支出に意識を向ける
忙しいとか面倒だという理由で、お金から目をそらせていませんか?
お金をためていくためには、現状把握がかかせません。
お金をためたいなら、お金に向き合うことが不可欠です。
まず、月にどれくらいお金を使っているのか? について向き合うことから始めましょう。
家計簿をつけていても、単に数字を書き並べているだけの人が多いです。
月が替わったときに前月の支出について「何に」、「どれくらい」お金を使ったかをきちんと振り返っていますか?
お金をためるには「支出」の把握が欠かせません。
面倒だと投げ出してしまわず、自動化でラクに節約するために、ここだけはきっちり頑張りましょう。
【ステップ2】「何気なく使っているお金」を見直す
月の支出を把握すると、「これ何のために使ったのかな?」と購入目的がはっきりしない支出が出てくるかと思います。
衝動買い、コンビニで何気なくなったお菓子など、いわゆる「浪費」と呼ばれる支出です。
1回当たりの負担はそれほどでもありませんが、ちりも積もれば山となります。
この支出を見直すだけでお金は自動的にたまっていきますから、購入目的がはっきりしない支出を減らすにはどうすればいいのかを考えて行動していきましょう。
コンビニで「なんとなく買う」習慣がある人はコンビニへ行く回数を減らす、お菓子はセール広告に載った商品だけにする、などルールを決めて取り組むことが大切です。
【ステップ3】「必要かどうか」で判断し不要なものは排除する
「なんとなく支出」を制覇したら、次は「やめる」です。
こまめに節約、手間暇をかけて節約をせずに、大胆に「やめる」という選択をして支出を出さない仕組みを強制的に作ってしまうのです。

例えば、センサーが感知して自動でつく照明などは、家族に不便がないのであれば、最初からスイッチオフしておく、一見便利に見える電化製品でも使用頻度が少ないものは買わないなど、使用する家電の数を最小限にするのです。
待機電力は電化製品が多いほど比例して増えていきます。
コンセントの抜き差しを忘れたりその作業が手間だと感じたりするなら、いっそのこと「持たない」、「使わない」選択をしましょう。
そうすれば電気代は自動的にカットされます。
ガス代も同様です。
家族のお風呂の時間がバラバラなのであれば、追い炊きの方が安く済むのでお風呂の自動保温をやめる。(1時間以内に家族が続けて入る場合は自動保温の方が良いです)
つい買いすぎて食材をダメにすることが多いのであれば、まとめ買いをやめる。
その都度、使いきれる分のみ購入する方法に変えて様子をみましょう。
また現金、クレジットカード、電子マネー等々、支出が分散して管理しにくいのであれば、利用頻度を考えて使用をやめましょう。
ステップ1で申し上げた通り、お金をためるには「支出」の把握が欠かせないからです。
節約につながる「やめる」ことを見つけたら、積極的に取り入れていきましょう。
判断基準は「やめるかどうか」
「やめるかどうか?」を判断基準にすれば、手間暇かけた節約に関して意識しなくてすみます。
節約のためにあれこれ手間をかけるのではなく、「自動的」に節約できる仕組みを作ることで、あなたも無理なくお金をためられる体質になることでしょう。(執筆者:橋 正子)