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火災保険の変更を忘れずに
会社の人事異動、進学、卒業、就職…。
この3月は引っ越し業者がパンクし「引っ越し難民が渦を巻く…」そんな時期になります。
幸運にも次の住居が決まり引っ越しの手配が決まったあなた、おめでとうございます!
忘れやすい「住まいの保険のこと」を今回の記事で書きたいと思います。

単身赴任や新しく学生になり一人暮らしになる方は、注意しましょう。
家族や親はご実家で、ご自分だけが新しい会社や学校の近くにマンションを借りる場合ですが、賃貸マンションは2年契約が多く、その際に大家さんから勧められる火災保険加入が必須となります。
大家さんから勧められる保険って?

当たり前にマンションの契約と同時に加入してしまうので、火災保険がどういった内容なのかを知らずに契約してしまう人が実に多いです。
そして案外割高です。
ちょっと内容を確認してみましょう。
多くの場合、借りている建物の賠償をメインで考えられています。(借家人賠償特約)
しかし、これが特約であるがために、主契約として「家財の保険」が強制的に加入となります。
(火災保険は、特約だけでは成り立たないためです)
2年間で1万5,000円から2万円程度の会社が多いでしょう。
自分で加入し、証券コピーを提出でOKな大家さんも多いって本当?
筆者も、家族と離れて賃貸マンションを借りて住んでいますが、大家さんに勧められた保険には入っていません。
理由は単純に値段が高いこともありますが、自分に必要な保険だけをかけたいからです。
・家財300万から500万(←こんなに不要!)
・借家人賠償責任特約2,000万~3,000万
→ 2年契約で1万5,000円から2万円
・借家人賠償特約2,000万円のみ
→ 1年で4,200円、2年の場合は8,200円のみ
保険料はまさに二分の一です。
なぜ特約だけで大家さんが補償してほしい「借家人賠償」を付保することができたのか?
筆者の場合、東京海上日動火災の「超保険」を選びました。
家族がその保険に入っており、火災保険や自動車保険などの契約があったので、借家に対する特約のみを別居の家族としてかけられました。
一人暮らし用のお部屋にも心配であれば「家財保険」を付保することも可能ですが、大家さんが勧めるセット販売の保険では、100万円程度の家財の保険が選べないこともあります。
自分にとって家財に値するのは、スーツとテレビぐらいでしょうか…。
もちろん人によるとは思いますが、一人暮らしなら家財保険は、100万円から200万円もついていれば十分だと思います。
引っ越すときは、火災保険の手続きをお忘れなく

借家から他の場所に引っ越す際、この2年契約の保険を忘れて解約せずに引っ越してしまうケースも多いです。
保険が不要になった場合は、残りの期間分が返戻されますので、「引っ越し」の際には「ガスと水道の廃止」と「保険の解約」をお忘れなく。
残り期間分が請求すれば返ってきますので、ランチやディナーの足しにでもしてくださいね。
意外と忘れてしまう、賃貸の保険のこと。
大家さんに相談して
「解約するときは返金をしてもらう」
このことを忘れないで行きましょう。
物入りな季節、少しでもお財布の負担を軽くしたいです。(執筆者:鮫島 ひかる)