
「丁寧な暮らし」がすてきに映るのは、1万円以上する曲げわっぱのお弁当箱を使ったり、オーガニックの食材を取り寄せたり、食器が北欧ブランドだから…ではありません。
それは、毎日のちょっとした手間を惜しまないからです。
脳を丁寧な暮らしモードにすれば、節約もすてきな暮らしにつながります。
目次
ドリンクは自分だけのとっておきを自作する
節約のため、ペットボトルや缶入りのドリンクを買わない人は多いはずです。
荷物にならない軽い水筒は増えていますし、市販の飲料より糖分を控えられるのはうれしいです。
でも、どうしてもシンプルなコーヒーや紅茶ばかりでは飽きるし、粉末のスティックドリンクは高くつきます。
家にあるものに毎日ちょっと手をかけるだけで、いろいろな味の各種ラテ、ココア、フレーバーティーなどが楽しめます。
わが家の場合は、以下の材料をそろえています。

主にベースに使うもの
・ インスタントコーヒー
・ 紅茶葉
・ 砂糖
・ 粉末クリーム(例:マリームなど)
・ 粉末ココア
好みでミックスするもの
・ バニラエッセンス
・ 蜂蜜
・ アーモンドオイル
・ シナモンシュガー
・ チョコレートシロップ
・ アマレットリキュール
・ 冷凍した柚子の皮
・ ショウガ
ワンプレートとトレイの魔法でごちそうに
中くらいのお皿って、使い方がむずかしいです。
中くらいのお皿がメインのおかずになると、食卓が貧相になりやすいと思いませんか?
たとえば、中くらいのお皿に焼き魚、ご飯一膳とお味噌汁、小皿のサラダとお漬物というパターンです。
料理の品数を増やすのでなければ、ひと手間かけてワンプレートに盛り付けるか、トレイに載せることをおすすめします。
ワンプレートにすると華やかになりますし、トレイに並べると定食屋さんのセットのようです。
また、納豆や梅干し、煮豆といった「ご飯のお供」は、必ずパックから出してガラスや陶器のうつわへと入れ替えておきましょう。
プラスチックのタッパーにしない方が、食卓へ出したとき華やかになります。

丁寧な暮らしが節約になる
自分で飲み物をいれると、当然カフェに立ち寄る回数も減ります。
普段は自作ドリンクで、月に1回お気に入りのカフェというペースにすれば、浮かせた分でランチも食べられます。
もちろんしっかり預金するのもいいです。
もう食べ飽きたなあ…と残したままのタクアン数切れも、細く切って鰹節をまぶし、小皿に盛り付ければ立派な「お通し」です。
品数を増やさなくても、食卓をにぎやかにするコツを覚えれば、食費が節約できるうえに、食事の時間が楽しくなります。(執筆者:白戸 春)