筆者は読書が趣味なので近所の図書館によく行きます。
本が無料で読めるというだけでなく、他にもいろいろ便利なシステムがあって重宝しています。
利用するうちに覚えた知ってるようであまり知られていない図書館活用術をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※一般的な活用術であり、全ての図書館で同じ対応をしてくれるとは限りません。
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目次
読みたい本のリクエストができる
図書館では、利用者のリクエストに応えて新しい本を購入することがあります。
予算の都合もありますし、必ずしも全てのリクエストを受け付けてくれるとは限りませんが、運がよければ読みたかった本を図書館に置いてもらえるチャンスです。
また、近隣の図書館に蔵書があれば、図書館同士で貸し借りすることも可能です。
わざわざ別の図書館まで行かなくてもいつものところで本を受け取れるので、読みたい本が棚になければ、別の図書館に蔵書がないか受付で聞いてみてください。
ネット検索や予約ができる
スマホやパソコンがあれば、図書館のHPで蔵書を検索したり、貸し出し中の本を予約したりすることができます。
わざわざ図書館まで探しに行かなくてもいいから楽だし、予約の順番が回ってくれば電話やメールで知らせてくれるから便利です。
後は受付カウンターで本を受け取るだけなので、忙しくてなかなかゆっくり時間がとれない人も、スマートに本を借りられます。
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CD、雑誌、DVDも楽しめる
図書館には、小説、実用書、児童書、新書…といったイメージですが、CDや雑誌、DVDなども置いております。
筆者がよく行く図書館では残念ながらこれらの貸し出しは行っていませんが、その場で楽しむなら順番待ちが出ない限り何時間でも利用可能です。
筆者も、自宅で「dテレビ」や「プライムビデオ」を利用するようになるまでは、図書館で映画のDVDをよく観ていました。
雑誌も幅広いジャンルの最新号がそろうので、読みたい雑誌の数が多く、購入にお金がかかっていた人にはかなりおすすめです。
「お気に入りの記事を切り抜く」などといった目的がなければ、図書館でチェックする習慣にしてみてはいかがでしょうか。
勤務地でも利用者カードを作ることができる
自治体によっては無理な場合もありますが、その町にある職場に通う人であれば、市民じゃなくても利用者カードを作れます。
図書館は閉まる時間が早いので、夕方まで仕事をする人はなかなか利用できませんが、職場の近くなら空いた時間にさっと行くことが可能です。
お昼を食べた後、始業時間まで本を読んで暇つぶし…なんていうのも良いですね。
ブックリュースで本がもらえる
ブックリュースは、保存期間の過ぎた雑誌、なんらかの理由で廃棄になった本、市民の皆さんが自宅から持ち寄った本などを図書館に並べ、自由に持ち帰ってもらう催しです。
もらう方は完全無料で読みたい本が手に入るし、持ち込む方は不要本の処分ができて便利です。
筆者がよく行く図書館でも定期的に開催されていますが、毎回かなりの人出で賑わう人気イベントとなっています。
ついこの間も、人気料理研究家のレシピ本(定価1,500円)をブックリュースでGetでき、ホクホク顔で家に帰りました。
快適な環境で勉強に打ち込める
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図書館には、読書や勉強に使えるスペースが設置されています。
場所が場所だけにみんな静かに利用しているし、冷暖房完備で1年中快適です。
自宅では誘惑が多くて勉強がはかどらない人も、図書館でなら集中して打ち込めるのではないでしょうか。
小さいお子さんがいる家庭も、自宅で資格などの勉強をするのは難しいですが、パートナーが子供をみていてくれれば、図書館でしっかり集中できますよね。
休日に家族みんなで出かけ、パパは子どもと児童書コーナーへ、ママは読書スペースで勉強なんていうのも楽しそう。
子供向けのイベントが多い
図書館では、紙芝居や人形劇、読み聞かせなどのイベントを数多く開催しています。
子どもを連れて遊びに行けば親子で一緒に楽しめるし、まめに本に触れされることで読書への興味が湧くきっかけにも。
また、定年退職したシニア世代がボランティアでイベントのお手伝いをしているケースも多く、子どもにあたたかい触れ合いも経験させてあげることができます。
読書の好きな人なら、本を読んで感想を発表し合う「読書会」への参加もおすすめです。
レファレンスサービスでぴったりの本を見つけることができる
図書館では司書さんが働いていますが、調べものに使いたい本が見つからない時や、自分にぴったりの本を一緒に探してほしい時など、相談に乗ってくれます。
これを「レファレンスサービス」と呼びますが、本に関する知識が深く、勤務先の図書館に置いてある蔵書の場所をしっかり把握している司書さんなので、自分1人で探すより断然早くて楽です。
「〇〇という食材の調理法が知りたい」
「観光情報が知りたい」など
本を読むことで解決できることならなんでもOKなので、ぜひ相談してみてください。
無料で本を貸してくれる図書館はありがたい
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筆者は活字中毒と言われるほど本が好きなので、無料で本を貸してくれる図書館の存在はとてもありがたいです。
レファレンスサービスもたまに利用しており、「こんなイメージの本を探しているのですが…」と相談してはぴったりの本を紹介され、「プロってすごい」と驚いています。
ブックリュース、各種イベント、DVD鑑賞など、読書や本の貸し出し以外でもいろいろと楽しむことのできる場所なので、興味のある方は今度の週末にでもぜひ足を運んでみてください。(執筆者:畠山 まりこ)