と悩んでいるお父さん、お母さんもいるのではないでしょうか?

お出かけすると交通費や外食代などもかかるし、できるなら無料で子供が楽しめるスポットがあるとうれしいです。
さらに、そこで子供が楽しみつつお勉強できたり、学ぶことに興味を持つような体験ができたりすると一石二鳥です。
そんなとき、おすすめなのが科学館です。
科学館と聞くと、何となく堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、実は、幼児でもかなり楽しめるさまざまな工夫がしてあります。
子供は遊園地だけが好きなわけではありません。
好奇心のかたまりである子供にとって、科学館は遊園地にも匹敵するくらいのワンダーランドなのです。
今回は、東京・名古屋・大阪の各都市で、子供なら無料もしくは260円で入場でき、しかも、子供が心ゆくまで楽しめる充実した内容の科学館を3つご紹介します。
目次
科学技術館(東京都千代田区北の丸公園2-1)

東京都には有名な国立科学博物館がありますが、科学技術館はそれに比べるとちょっと地味な存在です。
しかし、その分、穴場ともいえ、あまり並ばなくてもいろいろな展示物で遊べたりじっくり見られます。
つまらないスポットなのかと思いきや、行ってみると意外と充実していて子供だけではなく大人も楽しめます。
5Fまである各フロアでは、それぞれさまざまな実験を見ることができ、自分自身が展示物を直にさわって体験できたりするのも子供にとっては興味深いです。
しかも、入場料は子供が4歳~小学生までなら260円、中学・高校生は410円というコスパのよさが魅力です。
大人は720円ですが、65歳以上は610円になるのでおじいちゃん、おばあちゃんが連れていってあげるとさらにお得です。
食事スペースも多く、お弁当持参や飲食持ち込みもできるのでさらに節約できます。
おすすめのイベントを2つ挙げてみましょう。
1. 科学ライブショー「ユニバース」
毎週土曜日の午後に、第一線で活躍している科学研究者による科学ライブショーが開催されています。
1日2回上演で、定員は62席なので入場希望者は早めに並んでおきましょう。
2. ドーム投影番組(日曜日から金曜日まで)
直径10mのドームスクリーンを使って、科学関連の映像が、毎日6回上映されています。
そのうち、3回は専用の眼鏡をかけてドーム全体から映像が飛び出してくる立体投影を見られます。
筆者もこの映像が飛び出してくる立体投影を見たことがあるのですが「この入場料でこの映像が見られるなんてぜいたく!」と感動する内容で、周囲の子供たちも喜んでいました。
地味なのに、格安で楽しい体験ができるおすすめの科学館です。
地下鉄の「九段下」駅(東西線・半蔵門線・都営地下鉄新宿線)が最寄り駅です。
「東京・ミュージアム ぐるっとパス」があれば無料!

もし、「東京・ミュージアム ぐるっとパス2018」をすでに買っているなら、科学技術館もこのパスで無料で入場できます。
ちなみに、首都圏の92の美術館・博物館が無料になったり割引になったりする「東京・ミュージアム ぐるっとパス」は、2018年のものはすでに売り切れています。
しかし、「ぐるっとパス2019」は、2019年4月1日(月)に販売開始予定なので、美術館や博物館、科学館などに複数行く予定がある人は購入するといいでしょう。
科学技術館の1階チケットカウンターでも入手可能です。
2018年分を例にして紹介すると、パスの価格は2,200円で、このパスがあれば4万1,000円相当の入場券と、約4,900円相当の割引券のセットになったものが購入できました。

名古屋市科学館(名古屋市中区栄二丁目17番1号:白川公園内)
「名古屋に旅行に行っても見るところがない」と言っている人は、ぜひ、一度「名古屋市科学館」に足を運んでみてください。
その素晴らしさに驚くはずです。

何より入場料は中学生以下なら無料、大人でもプラネタリウムを見ないなら400円で入場できます。
ちなみに、名古屋市科学館のプラネタリウムはドーム内径35mという世界一の大きさを誇ります。
ただし、実際にこのプラネタリウムを見た筆者の感想を言うと、施設は素晴らしいけれどその内容はほかのプラネタリウムに比べるといまひとつでした。
どこまでも、個人の感想ですが正直「見なくてもいいかな」という感じです。
それより、入場料だけで見られる素晴らしいショーや実験がいくつかあるのでそちらをおすすめします。
1. 放電ラボ(4F:土・日・祝日は要整理券)

司会者が約20分間、2基の巨大コイルを使った放電ショーをしてくれます。
希望する子供には直に放電の体験もさせてくれ、電気エネルギーの激しさを実感できるイベントです。(すごい音がしますが、危険ではありません)
2. 極寒ラボ(5F:要整理券)

マイナス30℃の極低温空間を体験できるという楽しいイベントです。
無料で防寒着や長靴を貸してくれ、マイナス30℃の極低温空間でオーロラの全天周映像を見たり、南極の氷を触ったりできます。
筆者も実際に体験しましたが、ギブアップしたくなるほどの寒さで、ある意味貴重な経験ができました。
3. 竜巻ラボ(3F)

竜巻ができる仕組みを説明しながら、約15分間、風のうずと上昇気流による実験をしてくれます。
4Fからも見ることができるくらい大規模な実験で、すごく面白くて興味深いです。
さて、名古屋市科学館の攻略法ですが、開館は午前9時30分であるにもかかわらず、休日は8時半くらいからすでに行列になっています。
ですから、できるだけ早く並び、入場できたらすぐにエレベーターなどを使って4Fと5Fに上がり、「極寒ラボ」と「放電ラボ」の整理券をもらうことをおすすめします。
もちろん、それ以外にも各フロアに多くの興味深い展示があって、子供も楽しめます。
ここで一日過ごせるくらい、見どころ満載の充実した科学館です。
大阪市立科学館(大阪市北区中之島4-2-1)

大阪市立科学館も展示室だけなら中学生以下は無料で入場できます。
大人でも400円で入場できます。
ただし、残念ながら現在全館休館中で、2019年3月30日(土)にリニューアルオープンします。
逆に言うと、2019年3月30日以降に行くと新しい大阪市立科学館が見られるということで、ある意味ねらい目です。
プラネタリウムもリニューアルされるとのことなので、楽しみです。
プラネタリウムは別料金が必要ですが、それ以外は入場料のみでサイエンスショーやエキストラ実験ショーも見られます。
無料で子供が楽しめるスポットとして見逃せない科学館です。
低料金で楽しめる素晴らしいスポットです
東京・名古屋・大阪で子供なら無料、もしくは低料金で入場できる科学館を3つご紹介してきました。
科学館は「楽しみながら学べる」という素晴らしいスポットです。
ぜひ、お子さんと一緒に足を運んでみてはいかがでしょうか?(執筆者:桜田 園子)