ついに今年10月から、幼保無償化が実施されます。

毎月数万円かかる保育代を捻出するのは大変ですから、無償化を待ち望んでいた家庭も少なくないのではないでしょうか。
筆者もその中の1人です。
しかし、喜んでばかりはいられません。
浮いたそのお金をどう使うかが重要です。
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幼保無償化実施で、未就学期が「貯め時」に

子供が幼稚園や保育園に通う時期は、1か月に何万円も保育料がかかるため、「我慢の時期」と言われていました。
ですが、幼保無償化が実施されると保育料を大幅に減らすことができるため、「浮いたお金」がでます。
そのお金を使ってしまわずに、貯金としてしっかり確保することで、月に数万円貯金を増やすことが可能です。
なんです。
浮いたお金で「払ったつもり貯金」をしよう
筆者の場合、子供が通っている園の保育料は月2万4,000円です。
年間でどれくらい浮くのか計算してみました。
来年春入園する場合は、無償化が続けば3年間保育料が浮くことになるので、
も貯金できる計算になります。
浮いた分は使わずに「払ったつもり貯金」をすることで、今までの家計を負担することなく着実に貯金できます。
ただし、払ったつもりで貯金をするためには、毎月お金を別に置いておく強い意思が必要です。
別口座に毎月移すのが難しい方や、お金を使ってしまいそうな方は、銀行の定額自動送金を利用しましょう。
銀行によっては、同一店あてであれば手数料が無料になる場合もあります。
児童手当も貯めれば、貯金効率がさらに上がる

児童手当の使い道として、保育代に補填する家庭も少なくないかと思います。
この場合、児童手当も使わずに貯めれば、月々プラス1万円貯金を増やすことが可能です。
筆者の場合、保育料が2万4,000円なので、児童手当もあわせると月3万4,000円も貯金できます。
月3万円ほど貯金を確保できたら、年間にして40万円近く貯まるので、使ったつもりで貯金しておくメリットはかなり大きいです。
「貯め時」のタイミングを逃さない
幼保無償化によって、今まで子育て家庭の大きな壁となっていた、保育料の負担が大幅に軽減されます。
つまり、貯金できなかった時期から、貯金を確保できる時期へと逆転します。
ですが、幼保無償化と同時に「消費税の増税」が行われることも忘れてはいけません。
幼保無償化前に、家計を再度見直して、増税による負担とのバランスをとりながら、将来使えるお金をしっかりと貯蓄していきましょう。(執筆者:三木 千奈)