電子マネーの登場により現金決済の機会はずいぶん少なくなりました。
今や電車やバスなどの交通機関を利用したり、コンビニやスーパーで買い物をしたり、カフェで休むときでさえキャッシュレスで済んでしまいます。
しかし一方で「見えない(見えづらい)お金」であるがゆえ、管理がうまくできず無駄遣いが増えてしまう人も多いようです。
そこで今回は、電子マネーの無駄遣いがなくなって煩わしい管理もラクになる3つのコツをお伝えします。
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目次
1. 目的別にカードを分類
1枚の電子マネーであれこれお買い物をしていると、何に使ったのか? の把握がだんだんと難しくなります。
それを防ぐために、電子マネーは利用する目的・用途別に使い分けます。
まずは電子マネーをどういった場面で使っているのか? から考えましょう。
たとえば、公共交通機関の利用時は「Suica」スーパーでの支払は「waon」ドラッグストアは「楽天Edy」など、何に使う費用を払うのか? で分けるのです。
一括りに電子マネー費とせず、「交通費」、「食費」、「日用品費」といった枠組みで考えます。
何をどのカードで? が決まったら、必ず守りましょうね。
「交通費」用のSuicaで飲み物やお菓子などは買わないように。
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2. 家計簿アプリで煩わしさやミスを回避
数枚の電子マネーを使い分けていると、明細の管理が面倒だと感じるのではないでしょうか。
家計簿をつける作業に時間を取られるのは嫌なもの。
また管理するカードが増えると、うっかり入力ミスも出てくるかもしれません。
その問題を解決するのは、ズバリ家計簿アプリです。
使用している電子マネーの情報をアプリに登録しておけば、いつ、どこで、何に使ったか? の情報が自動取得されて記録されていきます。
家計簿をつける作業からさよならできます。
3. オートチャージはオフ
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一定額以下になると「自動で」チャージされるのは便利ですが、クレジットカード同様に電子マネーも「見えないお金」なので、ついつい慎重さを欠いて使いすぎてしまうことがよくあります。
残念ながら、目的別に電子マネーを分けて家計簿アプリで可視化するだけでは完璧ではないのです。
使いすぎを防ぐには、予算を組んでそれ以上は使えない状態を作ってしまうことに尽きます。
まずはクレジットカードと同じ仕組みの「ポストペイ(後払い)カード」ではなく、プリペイド式のカードを使うことをおすすめします。
さらに自動入金機能はオフにして、予算の限度額までしか初めから入金(チャージ)しないようにしましょう。
まとめ
電子マネーは便利ですが、管理の方法によっては無駄遣いにつながってしまいます。
今回ご紹介したコツを身につけて、快適な電子マネー生活を送ってくださいね。(執筆者:橋 正子)