GW、お盆、正月休み……大型連休のお嫁さんを悩ませるのは、義実家からの「帰ってこいコール」です。
帰省にはお金がかかります。
妻はさんざんこき使われたり、姑にイヤミを言われたりして、せっかくの休みにわざわざ疲れに行くので行きたくないと思う人もいます。
家族の中で妻だけでも行かない選択ができれば、大人1人分の旅費が節約できます。
大人1人分の旅費は大きいですし、家族みんなで出かけてくれたら1人の休み時間ができます。
ここでは、義実家への帰省を断る方法と、断り切れなかった場合の節約方法もご紹介します。
目次
義実家への帰省を断る方法
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本当の親子のように仲が良い嫁・姑もいますが、たいていの場合、お互いに「できれば顔は見たくない」と思っているのが本音です。
それでも姑が嫁に「帰ってきなさい」と言うのは、近所から嫁に慕われていると思われたい、自分の支配下に置いて言うことを聞かせたいという思いがあるからです。
もしくは、嫁だけ呼ばないと角が立つので、本当は息子と孫にだけ会いたいけれど、渋々声をかけているという人もいるでしょう。
しかし、嫁から「私は行きませんので」と言われると、軽んじられたようでおもしろくありません。
筆者も実践した方法を紹介します。
1. 日頃の姑孝行
母の日や誕生日にこまめにプレゼントを贈ったり、日帰りでの帰省を年に何度かしたりすることで、姑の心に「嫁はちゃんと私のことを考えてくれている」という安心感が芽生えます。
近所から詮索されても「嫁も仕事で疲れてるらしくてね~。私から気を使って、連休は来なくていいって言ったのよ」と堂々と言えるので、日頃からせっせと姑孝行をしておきましょう。
2. 子供の年齢を理由に期限を切る
小さい頃は「おじいちゃん、おばあちゃん」と甘えていた孫も、大きくなれば勉強や部活で忙しくなるし、友達との付き合いのほうが大事になるので、祖父母のところへはあまり寄り付かなくなります。
中には「あなたたちだけでも帰ってきなさいよ」と言う姑もいますが、それでは場が持たないし、結局気まずい時間を過ごすだけです。
子どもが小学校高学年~中学生ぐらいになったら、「すみません、うちもいろいろと忙しくて」と断り、どうしてもと言うなら夫1人で顔を出してもらいましょう。
3. あえて忙しい仕事をする
日頃から忙しく働いているというのをアピールしておけば、
「疲れがとれず、体調が悪くて…」
という言い訳も通りやすくなります。
本当は妻にも帰省してほしいと思っている夫も、普段から妻が一生懸命働いて家計を助けてくれているのが分かっているから強く言えません。
筆者も実践していました
サービス業は連休がかき入れ時なので休みにくいのは本当だし、いつもよりお客さんの数が多くて仕事が終わるとくたくたに疲れてしまうので、様子を見ていた夫が「俺と子どもだけで帰省するよ」と言ってくれたのです。
「嘘をついているわけではない」と思いつつ、多少の罪悪感もありましたが、ありがたく羽を伸ばさせてもらいました。
姑には後から「帰ってこられないほど忙しいわけ?」とチクチク言われましたが、笑顔で「すみません」と交わしてスルーしました。
他のお嫁さんも、同じ言い訳で帰省してこないことが多かったです。
帰省費用を少しでも節約する方法
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帰省をうまく断り切れなかった場合でも、せめて帰省にかかる費用は少しでも抑えたいです。
次のような方法で、賢く節約していきましょう。
1. 高速バスを利用する
時間がかかる、体が疲れるというデメリットもありますが、高速バスなら飛行機や新幹線に比べて料金が安いです。
近頃では、ゆったりとシートが作られているものや、個室になるものも増えてきているので、「マイフローラ」や「ドリームスリーパー」など快適に乗れそうなものを選んで、早めに予約してみましょう。
2. 早期割引でチケットを取る
飛行機や新幹線のチケットは、早めに予約すれば早期割引でお得になる場合が多いです。
飛行機なら2~3か月前、新幹線なら1か月前ぐらいから予約できるので、あらかじめ帰省する日が決まっているなら、すぐにチケットを押さえてしまいましょう。
早めの予約なら新幹線の指定席も取りやすいので、混雑した車内で子供をなだめながら何時間も立ちっぱなし……なんてことも回避できますよ。
3. マイカーで早朝や深夜に出発する
運転免許を持っている人なら、マイカーでの帰省が最もお得です。
ただ、大型連休ともなると気になるのが渋滞です。
ほとんど進まない車の列にうんざりして車内の雰囲気が険悪になったり、トイレに行けずに困ったりすることもあるので、出発時間に工夫をしてみましょう。
日中はどうしても道路が渋滞しやすくなるので、時間をずらして早朝や深夜に出発するのがおすすめ。
まだ暗い時間ならドライブインも比較的空いているため、食事やトイレ休憩もスムーズです。
尚、途中でガソリンを給油する場合は、セルフスタンドを選ぶと少し料金が節約できます。
イヤなら「行かない」決断
義実家への帰省を「嫁の義務」として必死にこなす人も多いですが、それでせっかくの休みなのに疲れきってしまったり、帰省費用でお金がなくなってしまったりするのは辛いですよね。
できればこまめに顔を見せたほうが良いですが、どうしても無理な場合はうまく言い訳して断ってしまいましょう。
母親がふさぎ込んでいては家庭の雰囲気も悪くなるので、家庭円満のためにも嘘と方言は必要です。(執筆者:畠山 まりこ)