栄養面を考えながら食費をいかに節約するかを日々考えるのは、なかなか大変です。
節約しているつもりでも、案外食費を使ってしまっていることあるでしょう。
実は、食費節約をするには、食材選びがとても重要です。
栄養たっぷりでアレンジがしやすい「節約向き」の食材を積極的に購入することで、食費をぐっと抑えられます。
今回は、その中からとくにおすすめの節約食材についてまとめました。

目次
年中安定価格 栄養価の高い「大豆製品」
大豆食品は、基本的に年中安定して価格が安いです。
節約食材としておなじみの豆腐はもちろん、納豆や厚揚げ、油揚げなど、これらはすべて大豆から作られています。
副菜としても使えますが、麻婆豆腐や湯豆腐、豆腐ハンバーグなど、メインおかずの幅も広いので、飽きずにアレンジできるのもうれしいです。
「じゃがたまにん」は冷蔵庫に常備を
食費節約には、いろいろな料理にアレンジしやすい食材選びも重要です。
そこで活躍するのが、「じゃがたまにん」
じゃがいも、たまねぎ、にんじん、この3つは、冷蔵庫のスタメン野菜として常備しておくと、これだけでいろいろな料理が作れます。
例えば、野菜コロッケ、カレー、シチュー、肉じゃが、煮ものなど。
子どもも大人も大好きなメニューを用意できるので、じゃがたまにんさえあれば、買い物をせずに1日を乗り切れます。

旬の「葉物野菜」がボリューム大
葉物野菜はボリュームがあり、栄養価も高いので、節約にうってつけの食材です。

豆苗は1度で3度おいしい節約野菜
豆苗は、年中同じ価格で出回っている節約お助け野菜のひとつです。
炒めものやスープなど、さまざまな献立にアレンジできます。
そしてなにより、1度だけでなく3度おいしいのが豆苗の魅力です。

刈り取って水に浸け置けば、また新しい豆苗が生えてきます。
筆者は、1つの豆苗を3回まで育てています。
栄養価の高い「きのこ」は価格が高騰しにくいお助け食材
きのこは、年中通して価格が安定している、節約の味方というべき食材です。
しめじ、しいたけ、エリンギ、なめこなど、種類が豊富なので、献立のバリエーションも広がります。
さらに、低カロリーで栄養満点なので、かさまし食材としても好材料です。
たとえば、えのきを刻んで混ぜたハンバーグは、食物繊維やビタミンの栄養もたっぷり摂れてカロリーも抑えられるのでおすすめです。
アレンジ自由自在な「たまご」
たまごは、食費を節約する上で欠かせない、常備必須の食材です。
冷蔵庫が空っぽでも、卵さえあれば作れる料理はたくさんあります。
だしでとじればたまご丼に、ふわっと焼いたらオムレツに、たまごスープなどの汁ものも作れます。
ごはんがあれば、チャーハンやオムライスに早変わり!パンならサンドイッチが作れます。
たまごは、節約家計を助ける、救世主というべき存在なんです。
また、スーパーでタイムセール品として出現する頻度も多く、安いときは1パック100円ほどで購入できます。
日持ちする「缶詰・乾物」
野菜が高いときや、冷蔵庫が乏しいときも、缶詰や乾物を常備しておけば心配いりません。
缶詰や乾物のストックで乗り切ることで、スーパーへ行く回数が減り、ムダ買いも防止できます。
ツナ缶

お肉の代わりとしても使えます。
そのまま食べておいしいですが、炊き込みごはんやたまごとじ、ポテトサラダの具材など、お肉やハムの代わりになるので便利です。
春雨
春雨は、スープや鍋の具材のほか、麻婆春雨などメインおかずにもなる万能食材です。
業務スーパーなら、1袋70円以下で購入できます。
切り干し大根、ひじき
我が家では、困った時の副菜として、切り干し大根とひじきがが重宝しています。
1袋で大量に作ることができるのでコスパは最高ですし、ひじきは炊き込みご飯やハンバーグの具としても使えるので、アレンジ幅が広がります。
栄養がたっぷりとれるのもうれしいですね。
低カロリーのこんにゃくは、実はお肉の代わりにもなる

こんにゃくは、ダイエットにも重宝する超低カロリーの食材です。
食べ応えがあるので、煮物や炊き込みご飯の具材のほか、こんにゃくステーキなどメインおかずにも使えます。
板こんにゃくのほか、白滝やさしみこんにゃく、玉こんにゃくなど、種類が豊富なので、アレンジもしやすいです。
さらに、こんにゃくを冷凍させて解凍した「氷こんにゃく」は、お肉のような食感になります。
冷凍こんにゃくのから揚げやステーキなど、氷こんにゃくをお肉の代用として使うことで、コストを抑えられます。
意識した食材選びを
セールや広告の品など、その日お買い得な商品を購入することももちろん大切ですが、旬の素材や年中安定して安く買えるもの、そしてアレンジが効くものを選ぶことも、節約につながります。
「食費を節約したい」という方は、少し意識して食材選びをしてみてください。(執筆者:三木 千奈)