お昼の無印良品には、ひとりで静かに商品を眺めている女性が多いです。
何かを探しているというわけでもなく、「なにかいいものあるかしら」というようにゆっくりと店内を歩いています。
無印良品は、店員から「何かお探しですか」と声をかけてくることがなく、店員と客との距離感がとても心地よく感じます。
筆者は以前から、無印良品の店内に入ると「非日常的で透明感のある空気」を感じていました。
最近、その原因がわかった気がします。
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目次
無印の涼しい空気感を自宅にも 無印良品店内のBGM
無印良品の店内に流れているBGMが非日常的で透明感ある空気を演出しているのではないでしょうか。
無印良品の店内にはBGMが流れています。
けして有名な曲ではなく、題名も歌手もわからない曲がほとんどです。
思い切って店員に「この曲の題名はわかりますか」と聞いてみたところ、BGMは無印良品でCDにして販売していると言われました。
無印良品ではBGMも立派な商品でした。
無印良品のBGMは、世界各国の暮らしの中から生まれた音楽を集めたもので、ラトビアやバスク地方の民族楽器による演奏もあれば、歌詞がついた歌もあります。
共通していることは、どの音楽にも透明感と癒しがあることです。
12曲収録されて990円という値段はお得に感じます。
無印良品の店内でBGM22に収録されている「パレードの曲」を聞いたときには、異国の市場で風を感じている涼やかな気持ちになりました。
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同じ曲を自宅で聞いてみると、無印良品の店舗に来ているような気持ちになりました。
非日常の涼しい空気を感じられることは確かです。
これから暑い季節がやってきますが、1枚のCDでリビングに涼しい風を吹かせてみてはいかがでしょうか。
音楽とともに感じる涼しい香り エッセンシャルオイル
無印良品の店内に入ると、いい香りがします。
店内を香りで演出する店はたくさんありますが、香りが強すぎたり人工的だったりして好みがわかれることが多いようです。
しかし無印良品の店内には、人工的な香りではなく広く受け入れられやすい香りが漂っています。
自然な香りの正体は、無印良品で販売しているエッセンシャルオイルです。
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筆者が行く店では入口にアロマディフューザーを設置しているため、入店するときに香りを顔面で受けます。
人工的な香りならば苦しくなりそうですが、無印良品の香りは顔面で受けても涼やかです。
とくにひのきのエッセンシャルオイルは森林浴をしている気持ちになります。
ひのきの香りは、さまざまな商品で使われていますが、多くは化学的に作られている香りで、本物の木の香りとは違います。
筆者は
「キャンドルは火が危ない」
と理由で、エッセンシャルオイルしかもっていません。
無印良品では、筆者のような人にピッタリな「アロマストーン」を販売しています。
アロマストーンは素焼きの石です。石の上にオイルを垂らすだけで香りが広がります。
しかし、筆者はアロマストーンの上にたまるほこりを掃除する手間を省くために100円ショップで買った綿球にオイルを垂らしています。
綿球ならば、汚れたら捨ててしまえばいいので掃除が苦手な人にはオススメの方法です。
夏の必需品「綿混ハーフトップブラ」
夏はできるだけ体をしめつけず、吸汗性のいいものを身に着けたいと思います。
数年前にワコールがノンワイヤーブラ「ゴコチ」を発売してから、各社がノンワイヤーの縫い目がないブラジャーをたくさん発表しました。
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縫い目がないノンワイヤーブラは、暑い夏でもしめつけ感がなく快適です。
無印良品からも「ゴコチ」に似ているブラジャーが発売されています。
ゴコチとの一番の違いは素材です。
ゴコチにはベンベルグを使った吸汗性のいい商品があります。
無印良品の商品は、綿65%のためベンベルグに勝るとも劣らない吸汗性です。
実際に使って比べてみたところ、ベンベルグ素材のゴコチは肌触りがとてもサラリとしています。しめつけもなく、肌との摩擦がとても少ないです。
一方、無印良品のハーフトップブラは、綿の割合が多いためサラリとした感じはしません。
ゴコチよりもフィット感は強く感じますが、綿独特の肌触りが気持ちよく感じます。
ゴコチは、3,780円(税込み)です。
ゴコチは「つけていることを忘れる」くらいの気持ちよさがあります。
無印良品のハーフトップブラは1,990円(税込み)です。
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綿の価格が高騰し、かつ日本製でありながらも1,990円という値段は洗い替えがたくさん必要な夏にとても助かる値段です。
ゴコチのベンベルグも無印良品に使われている綿も、洗濯を重ねていくと若干伸びてくる特徴があります。
無印良品のハーフトップブラは、フィット感があり大き目サイズを選びたくなりますが、ピッタリサイズで選んだ方が長く使えるかもしれません。
無印良品は雑貨や食品がメインだから「下着はワコールの方がいいに決まっている」と思っていました。
しかし暑い夏は下着も数が必要です。上手に使い分けて暑い夏を少しでも快適に過ごしましょう。(執筆者:式部 順子)