「交際費がキツイ…」と思いつつも、人付き合いにおいてどこで線引きをすべきか迷ってしまう人は少なくありません。
良好な人間関係を築くためにお金を使うのはいいとしても、交際費が家計を圧迫するなら見直しが必要です。
年齢を重ねるごとに増える人とのつながりをすべて維持しようとすると、どこかでパンクしてしまいます。

目次
1. 「NO」と言えるようになる
交際費が予算オーバーになりやすい人は、食事や飲み会に誘われたときに「NO」と言えない人が多いです。
「断って嫌われたらどうしよう」
「次に誘われなくなるかも」
など、誘いを断ることをまず恐れてしまいます。

断ることに慣れていない人にとっては勇気がいることですが、一度誘いを断らない限りこの壁を乗り越えられません。
毎月のようにある集まりなら、
などとして、少しずつ回数を減らしていくという方法があります。
会社の飲み会が断りにくいなら、「一次会だけ出席」を徹底してみましょう。
ポイントは、「この人は誘えばどこまでも付き合う人」と思われないようにすることです。
ただし、誘ってもらったことに対する感謝の言葉は忘れず付け加えるようにしましょう。
個人的には、断って嫌われるような関係ならそもそも友達じゃないと思っています。
そのような相手に好かれるためにお金を使うぐらいなら断って次に誘われなくなるほうが楽なので、私はあまり気にせず丁重にお断りしています。
2. 思いきって自分から提案してみる
ランチ会の回数が増えたり、誰かが善意で始めた子どもの部活の差し入れがエスカレートしたりと、当初考えていた以上に交際費が増えてしまったことがあります。
そんなときは、自分から回数や費用を減らす提案をしました。
関係者が何人もいると、「自分は言えないけど誰か言ってくれないかな~」と思っている人が実はいるもので、意外と賛同者が集まったりします。
無理して流れについていこうと背伸びするよりも、「続けるためにもう少し負担を軽くしたい」とはっきり言ってみたほうが、心配するほどのこともなくすんなり話が通る場合もあります。
3. 友人との食事はホームパーティで楽しく節約

自分さえその気になれば交際費をゼロに近づけることだってできますが、それではさすがにつまらないです。
我が家の場合、気心の知れた友人との食事は、なるべくホームパーティにしています。
会費を集めて準備することもあれば、料理や飲み物を持ち寄ってもらうこともあります。
手間をかけて豪華な食事を用意しなくても、軽食とおいしいお茶やお酒があれば十分楽しい時間になります。
予算の範囲内でできる内容にすれば、思いがけず費用がかさんでしまう心配もありません。
4. 八方美人をやめるとラクになる
どんなに「友達」と呼べる人の連絡先を多く持っていても、本当に気の合う仲間はその中のごくわずかだったりします。
見栄を張らず率直に自分の考えを述べ合える人との付き合いを優先していけば、交際費は自然と身の丈に合うものとなっていくはずです。
プライベートの交際費は、本当に付き合いたい仲間との時間を買うために使いたいと私は思います。(執筆者:木山 由貴)