最近では、アパートマンション問わず、エアコンが設置されている賃貸物件が多いです。
もともとエアコンが付いている物件は、自分で購入する必要がないので、お得感があるようにも思えます。
しかし、賃貸に設置されているエアコンが古すぎると、電気代がかさんでしまうこともあります。
実際に、筆者も昨年引っ越しをして、賃貸のエアコンによる高額な電気代に悩みました。
そこで今回は、賃貸物件についているエアコンが原因で電気代がかさむ原因と、対処法についてご紹介いたします。

目次
高額な電気代は、「エアコンが古すぎること」が大きな原因
電気代がかさんでしまう一番の要因は、設置されているエアコンが古すぎることです。
エアコンがどんどん進化していくように、10年前のエアコンと最新のエアコンでは性能が全く異なります。
省エネ機能も進化しているため、昔の型式が古いエアコンだと電気代がかさんでしまうのです。
賃貸の古すぎるエアコン問題の解決方法
賃貸の取り付けられているエアコンが古すぎる場合、いつまでも電気代がかさんでしまうのは避けたいです。
そんなときは、以下3つの方法を試してみましょう。
2. 自腹で新しいエアコンと交換する
3. 管理会社・大家にエアコンの内部洗浄を依頼する
4. 自分でエアコンの掃除をする
1. 管理会社・大家にエアコンを交換してもらえるか相談する

部屋を借りている側としては、大家さんに費用負担で新しいエアコンを設置してもらうのが一番理想的です。
もし、エアコンどこかが故障していて電気代がかさんでいるような場合は、大家の負担で交換してもらえる場合もあります。
しかし、一般的には、故障しない限り大家負担での買い替えはなかなかありません。
ですが、あまりに古すぎるエアコンであれば、交換に応じてもらえる可能性もゼロではないので、ダメ元で相談してみましょう。
2. 自腹で新しいエアコンと交換する
これからかさむ電気代を考えれば、自腹でも新しいエアコンに付け替えたいという人も少なくないかと思います。
実際のところは、原則、借り主負担でのエアコンの買い替えは禁止されていないので、新しいエアコンと交換することは可能です。
しかし、今設置している古いエアコンはあくまでも大家の所有物のため、勝手に交換してしまうとトラブルのもととなってしまいます。
また、物件によっては、経年劣化や故障を除き、いかなる場合も交換ができないケースもあるので注意が必要です。
まずは交換が可能か、管理会社や大家に相談し、OKをもらったうえで買い替えを行いましょう。
また、新しいエアコンの所有者は購入した側にあるため、退去する際にエアコンを持ち出すことは可能なので安心してください。
3. 管理会社・大家にエアコンの内部洗浄を依頼する

前入居者が退去した際、ほとんどの物件でクリーニングを行います。
しかしその際、エアコンの内部洗浄までしてくれるところは少ないです。
フィルター掃除程度は行っても、内部にたまったカビやホコリまでは取り除いてもらえません。
実は、このカビやホコリなどの汚れが、エアコンの効きを悪くし、さらに電気代を高くしている原因にもなっています。
内部洗浄を長年していないエアコンは、確実に汚れがたまっています。
基本的に部屋に取り付けられているエアコンの清掃費は入居者側の負担です。
しかし、入居してすぐなのにも関わらず汚れが目立つ場合は、清掃費を負担してもらえる場合もあります。
交換してもらえないのであれば、その次の手として、内部洗浄をしてもらえないか交渉してみましょう。
4. 自分でエアコンの掃除をする
いままで紹介した方法がすべてNGなら、自分で掃除をするしかありません。
フィルター掃除程度なら自分でもできますが、内部まで清掃が必要そうな場合は、ハウスクリーニング業者を手配し、汚れをしっかり落としてもらいましょう。
クリーニング費は業者にもよりますが、一般的な壁掛けエアコンなら1台1万円程度です。
「賃貸のエアコンにお金をかけるのは…」と思う気持ちは分かります。
しかし、今後ずっとエアコン代がかさんでいくことを考えたら、先行投資として内部洗浄を依頼した方が節約には効果的です。
また、カビやホコリが蓄積したエアコンをそのまま使っていると健康被害を引き起こす可能性もあるので、クリーンな空気を送風できるよう掃除は必ず定期的に行いましょう。
本格的な夏を迎える前に対処しておきましょう
賃貸の古いエアコン問題に悩む人は案外多いと思います。
筆者は最終的に、自腹で新しいエアコンと交換して対処しました。
筆者は大家さんから取り付けの許可が降りましたが、最終的に交換が難しい場合でも、内部をしっかり掃除するという手段は残っています。
カビやホコリなどの汚れを取り除き、送風効率を上げることで、電気代を節約することが可能です。
これから気温が上がり、エアコンを使う機会が増えてきますから、本格的な夏を迎える前にエアコン問題を解決しておきましょう。(執筆者:三木 千奈)