クレジットカードはオンラインショッピングの決済にも利用でき、実店舗ともに分割払いも対応していているので便利ですが、分割手数料がかかります。
普段、何気なく使っている分割払いは支払い回数が長いほど手数料がかさみ、クレジットカードにより実質年率は異なっています。
今回は主婦層に人気がある5枚のクレジットカードの分割手数料を比較してチェックしていきましょう。

目次
1. イオンカード
食品、衣料、雑貨など商品数が豊富にそろっているイオンで発行されているのが年会費無料のイオンカードです。
家計を任される主婦層に人気があり、専業主婦でも申し込めるイオンカードは全体の7割が女性となっています。
※2007年8月3日個人投資家さま向け説明会参考

イオンカードで10万円を10回払いした場合
毎月の支払額は1万560円
総額10万5,600円
イオンカードは1回の買い物代金が1万円以上から分割払いが利用でき、毎月3,000円以上の支払いが条件となっています。
分割2回払いであれば手数料はかかりません。
2. エポスカード
年会費無料で海外旅行保険(最高500万円/自動付帯)が付いているクレジットカードとしても、マルイ利用者にも選ばれているのがエポスカードです。
エポスカードで10万円を10回払いした場合
分割手数料は実質年率15.0%となっているので、10万円を10回払いにしたときは、
毎月の支払額は1万700円
総額10万7,000円
エポスカードは分割3回以上で手数料が発生するので、分割2回までなら手数料は発生しません。
3. セゾンカード インターナショナル
年会費無料でポイントの有効期限のない永久不滅ポイントを提供するセゾンカードインターナショナルは、クレジットカードが主流になる以前から発行された歴史あるものです。
おばあちゃんのお財布で見かけた、母親がお買い物で使っていたといったなじみも感じられ、親子3代にわたり選ばれているなど不動のポジションにいます。
そんなセゾンカードインターナショナルには手数料なしの1回払い、2回払い、ボーナス一括払いに手数料が発生するリボ払い、ボーナス2回払いがあります。
分割払いではありませんが、代金を分けて支払っていく方法としてリボ払いで毎月一定額を支払っていくことになります。
セゾンカードインターナショナルで10万円を11回払いした場合
手数料は実質年率14.52%となっているので、10万円を11回払いにしたときは、
毎月の支払額は1万円
総額10万6,830円
毎月一定額(1万円返済の標準コース)のため支払い回数は11回になります。

4. 楽天カード
会員数は1,500万人を超え、楽天スーパーポイントもネット、実店舗で使えることもあり使いやすいクレジットカードとして知名度もある1枚です。
年会費無料で海外旅行保険(最高2,000万円/利用付帯)も付いているのも人気のひとつです。
楽天カードで10万円を10回払いした場合

毎月の支払額は1万680円
総額10万6,800円
楽天カードも分割2回払いまでであれば手数料はかかりません。
5. JCBカード
国内発祥の国際ブランドであるJCBは、お財布に1枚はあるという方も多いのではないでしょうか。
なじみがあり、利用者のニーズやシーンに合わせたリボ払い専用カードや女性専用カード、ゴールドカード、20代限定カードなどラインナップが豊富にそろっているのが選びやすく人気です。
JCBカードで10万円を10回払いした場合

毎月の支払額は1万518円(初回)+1万700円×8(第2~9回)+1万699円(最終回)
総額は10万6,817円
クレジットカードの違いだけで1,400円の支払い差もある分割払い
10万円を10回払いにしたケースを比較しましたが、セゾンカードインターナショナルのようにリボ払い対応になると総額は楽天カードと30円の違いであっても、支払いは1回増え11回となってしまいます。
同じ流通系クレジットカードとして女性に人気のあるイオンカードとエポスカードでも10万円を10回払いすると総額で1,400円もの差が出ます。
イオンカードはお買い物で安心してほしいというところで、こういったように分割手数料を抑えていたり、ショッピング補償も180日と長く設けていたりしているところに好感が持てるのでしょう。
手数料が気になり、分割払いをよく利用する方はイオンカードの発行を考えてみてはどうでしょうか。
分割手数料は毎月数百円から数千円と思っていても、総額で見ると意外にかかっています。
クレジットカードの見直しや利用するときの参考にしてみてください。(執筆者:志田 愛仁)