目次
1. 似ているけれど大きく違った「ティッシュボックス」
箱入りティッシュの品薄状態が続いています。
最近は箱入りティッシュよりも、ビニールに入った詰め替え用のティッシュの方を目にする機会が多い気がします。
筆者は今まで、箱入りティッシュしか買ったことがなかったのですが、あまりの品薄状態と箱入りティッシュの高騰が続いているため、詰め替え用ティッシュに切り替えました。
そして、その詰め替え用ティッシュのために「木製のティッシュボックス」を買ってみることにしました。
木製のティッシュボックスは、無印良品と100均のセリアでみつけました。
セリア以外の100均にもティッシュを入れるケースはありましたが「木製」を扱っている100均はとても少なかったです。
値段は、
・セリア:108円(税込み)
と、価格だけでみると無印良品がセリアの24倍です。
この段階で、主婦である筆者は「ボックスに2,500円かけるなら割高でも箱ティッシュを買った方がいいかも」と思いました。
しかし、値段相応の価値があるならば24倍のお金を出しても買うかもしれません。
そこで、筆者独自の目線で費用対効果を検証しました。
無印良品とセリアの比較
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セリアでみつけたティッシュボックスは、底面をスライドしてティッシュを出し入れします。
物によってスライドできないくらい作りが荒い商品があることが難点です。
しかし、作りのいい物を選べば、シンプルなデザインで和室にも洋室にもフィットます。
一方、無印良品のティッシュボックスは、どの商品を手にとっても作りがしっかりとしていて「さすが無印」です。
無印良品のティッシュボックスは、ふたを取り外すことでティッシュを出し入れします。
全体的な手触りやデザインは無印良品の方が勝っています。
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ただ、実際にティシュを詰め替えた状態をイメージすると、驚くべきことがわかったのです。
セリアのティシュボックスは、ティッシュを引き出す穴が市販のティッシュボックスと同じ形状にくりぬかれています。
一方、無印良品のティッシュボックスは、市販のものよりも横長にくりぬかれ、箱やビニールごとティッシュを入れてしまうと、パッケージの一部分が両サイドから見えてしまうのです。
きれいな木目の横から鮮やかな色がチラチラみえる状態は、とてもスタイリッシュとはいえません。
商品開発者は、袋から出した状態で詰め替えることを想定したのでしょうが、衛生面から考えるとビニールの袋に入れたままティッシュボックスに詰めかえられた方がうれしいです。
セリアと無印用品を比べれば、セリアのものは未完成にみえるくらい素朴なティッシュボックスです。
しかし素朴だからこそ、自由に加工できる楽しみがあります。
木製のティッシュボックスは、セリアの108円がお得ではないでしょうか。
2. 梅雨開始 どっちもコスパがすごい「洗濯バサミ」
洗濯バサミは、気がつくとなくなっています。
洗濯バサミは、割れてしまうこともあれば、洗濯バサミハンガーの取り換えとして使うこともある消耗品です。
消耗品は「安くて丈夫なこと」が購入の決め手でしょう。
無印良品とダイソーの比較
無印良品には、ポリカーボネイト製の洗濯バサミがあります。
10個入りで150円(税込)という無印用品の中では手ごろな値段です。
ポリカーボネイトとはヘルメットにも使われるほど強いプラスチックで、アクリルの30倍の強さがあり、紫外線にも強いといわれています。
実際に無印良品の洗濯バサミを愛用している人の中には、「10年以上使っていても壊れることがない」という人もいるコスパ最強の洗濯バサミです。
一方、100円ショップのダイソーにも洗濯バサミはたくさんあります。
実は、ダイソーにもポリカーボネイト製の洗濯バサミがあります。
しかし、5個で108円です。
コスパで比べれば無印良品の勝ちでしょう。
ダイソーには「ポリプロピレン製の日本製洗濯バサミ20個入り」もあります。
ポリカーボネイト製よりは耐久性が劣りますが、筆者のように「洗濯バサミが気がつくとなくなっている」という人は、洗濯バサミが壊れる前に紛失しがちです。
強い洗濯バサミ10個よりも普通に使える20個の方がコスパはいいかもしれません。
「紛失することがない」人には無印良品の洗濯バサミが得、「紛失しやすい」人にはダイソーの洗濯バサミが得でしょう。
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3. 丈夫さと使い心地で決まり「洗濯ネット」
100均の売れ筋商品といえば「洗濯ネット」ではないでしょうか。
最近はキャラクター商品も増え「これを100円で作れるのか」と思うほどハイレベルなものもあります。
そのため、筆者は「洗濯ネットは100均」と決めていました。
ところが、無印良品でも洗濯ネットを発見したのです。
しかも、洗濯ネットを使う際の悩みをスッキリ解決した商品です。
洗濯ネットは、使い終わると裏返しになってしまいす。
再び表に返しておけばよいのですが、面倒くさがりの筆者は裏返しの状態で再び使い、3回目は自然と表に戻ります。
表裏を交互に使うことで、角にほこりがたまることは防げるのですが、裏表になっているときにはファスナーを裏から締めなければなりません。
閉め終わりは手を入れるすき間がせまくなり、つい最後までファスナーを締めずに洗濯機に放り込みます。
そうすると、すき間から洗濯物が飛び出したり、他の洗濯物が入り込んだりすることで、洗濯ネットに強い力が加わり破けてしまうことがよくありました。
無印良品とダイソーの比較
無印良品の洗濯ネットは、ネットが裏返った状態でもファスナーが最後まで閉められるように両面にファスナーの持ち手がついています。
さらに、ぶら下げて保管できるようにループがあり、ネットの網目も細かいため、洗濯物がひっかからず破けません。
最近では、ダイソーにも両面にファスナーの持ち手がついた洗濯ネットが登場しました。
しかし、網目と縫い目の細かさ、細部へのこだわりを比較すると無印良品の洗濯ネットに250円(税込)の方が得な気がします。
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どこにお得感を見いだすか
金銭面のみの節約重視ならば、払うお金が1円でも安い方が「得」な気がします。
しかし、本当の得は「払ったお金」と「商品の価値」の差がよい意味で大きいことです。
たとえ払ったお金が少なかったとしても、支払ったお金と同等の価値の商品ならば、それは「得した」とは言えないのではないでしょうか。(執筆者:式部 順子)