現代人は毎日忙しく、「ちゃんとしなきゃ」と思ってもついいろいろなことに手を抜いてしまいやすいです。
その結果、きちんとやれば無料もしくは割安でできたものが、外注することによって余計なお金がかかることになり、「塵も積もれば」でいつの間にか大きな出費に。
日常生活の中で「きちんとすることによって得するお金」を5パターン紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
1. 朝食は家で食べてから出かける
朝は1日のうちで最もバタバタする時間です。
そのため、家でゆっくり朝食をとる時間がなく、出かけてからコンビニでおにぎりやサンドイッチを買ったり、モーニングサービスを行っている飲食店でささっと済ませたりするケースが多いです。
1回1回の金額はたいしたことがなくても、これが毎日となると大きな出費です。
朝に魚を焼いたりみそ汁を作ったりする時間がとれないなら、夜のうちに調理を済ませて朝は温めるだけにするとか、さっと作れる塩むすびとインスタントみそ汁をいただくなどの方法で、外食しなくてもすむやり方を考えましょう。
筆者宅では、夕食の時に余分に作っておいた具だくさんの汁物や、ゆかりやおむすびの素を混ぜ込む簡単おにぎりが定番です。
2. アイロンは時間のある時にまとめてかける
筆者が家事の中で最も苦手なもの、それがアイロンがけです。
ハンカチなどのかけやすいものならまだ良いのですが、シャツ類のアイロンがけは大の苦手です。
そのため、以前は何枚かまとめてクリーニングに出していました。
しかし、この「ワイシャツ1枚150円」が地味に大きな出費です。(地域によってはもっと高いことも)
家計のやりくりに行き詰った時、夫に
と相談したら、夫が「じゃあこれからは自分がやるよ」と言ってくれました。
夫は手先が器用なので、スプレーのりも使いこなしながらビシッとアイロンをかけてくれます。
平日はあまり余裕がないので、少し余分にシャツを買っておき、週末にまとめてアイロンをかけてもらっているのですが、心にも家計にも余裕ができ、とても助かりました。
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3. 買い物は計画的に行う
行き当たりばったりで買い物をする癖がついていると、たまたまふらりと立ち寄ったお店で衝動的に物を買ってしまいます。
筆者は、長いこと「立ち寄ったお店で、目についたものをどんどんカゴに入れていく」というやり方をしていました。
欲しいと思うと我慢できないし、おそらくもっと安いであろう他のお店に行くのが面倒なので、かなり無駄な買い物をしてしまっていたと思います。
今は「〇日に〇〇というお店で〇〇を買う」ときっちり計画しているので、高いお店で買わなくなったし、衝動買いもかなり減りました。
家の中に「本当はいらなかったもの」が溢れることもなくなり、一石二鳥です。
4. 支払うべきものは早めに支払っておく
公共料金や税金など、必ず支払わなくてはならないものは、期日に遅れないよう早めにお金を準備して払い込むことが大切です。
当たり前のようでいて、ついうっかり忘れてしまうのがこうした支払い。
「まだ日にちはあるからもっと後でいいや」と余裕ぶっていると、いつの間にか期日が過ぎていて延滞料金が発生することになります。
それだけならまだ良いのですが、信用情報に傷がつくと困ることもあるので、支払い義務が発生したらできるだけ早く払い込むようにしましょう。
筆者は昔、カードの支払いで延滞が生じたことが原因で、別のクレジットカードを作れなかったという経験があります。
よりによってそれが子どもの習い事関係のものであり(月謝を特定のカードで支払うスタイル)、死ぬほど恥ずかしかったので、それからはきっちりお金を準備するようにしています。
5. 財布の中身をしっかり把握しておく
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だらしない人は財布の中にお金がいくらあるかを把握していないので、足りなければその都度ATMで下ろし、いつの間にか使ってしまってまたATMに行くという行動を繰り返しがちです。
そのため、何にいくら使ったのかがよく分からないまま、お金がどこかに消えてしまうことになっていました。
筆者もこれで何度後悔したことか…。
きちんと管理していれば無駄な出費は防げるのに、思いつくまま使ってしまったせいで本当に必要な時にお金が足りないなんてことになったらもったいないです。
お金の管理が苦手な人は、簡単にできる「袋分け」から始めてみてはいかがでしょうか。
たとえば、スーパーでの支払いを「食費」と書かれた袋からしか出してはいけないと意識するだけでも、毎月の出費はかなり違ってくるはずです。
まず自分の力でできないか考える
筆者は根がだらしないのでつい楽なほうに流れてしまいがちなのですが、独身の頃はともかく、子どもたちに責任のある今は「めんどくさい」なんて言ってられなくなりました。
何かにお金が発生する時は、まず「これを自分の力でできないか?」と考え、外注せずに済むようなら自力で頑張ります。
時にはアイロンがけのようにそれを得意とする家族に助けてもらいながら、これからもお金を大切にしていきたいと思います。(執筆者:畠山 まりこ)