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夏本番…電気代が心配

気温が上昇する夏は、エアコンをつけないと耐えられない日が増えます。
また、暑いのを我慢しすぎても、熱中症の恐れがあるため、夏にエアコンは必要不可欠です。
しかし、エアコンは消費電力が少なくないため、電気代がかさむ原因となってしまいます。
とはいえ、エアコンがフル稼働している快適な環境は保っておきたのが本音です。
そこで今回は、夏のエアコン代を抑えるポイントをまとめました。
エアコンはつけっぱなしの方が安いってホント?
エアコンは、「起動するときの使用電力がもっとも高い」というのを、どこかで耳にしたことはありませんか?
その通り、エアコンは、室内温度を設定温度に保つまでに、1番電力を消費します。
そのため、1度エアコンを起動させて室内温度を調整したら、そのままつけっぱなしにしてキープすることが電気代節約に効果的な場合もあります。
1~2時間程度の外出なら、つけっぱなしが得
室内温度を調整するよりもキープしていた方が消費電量そのものは抑えられます。
しかし、どんなときもつけっぱなしにして良いというわけではありません。
育児中など、基本的には家で過ごすことが多い生活を送っている場合は、1~2時間程度の外出であればつけっぱなしにした方が得です。
しかし、フルタイムでお仕事をしていて夕方まで帰ってこない場合など、長時間自宅を開けるのであれば、いったん切ってしまった方が良いでしょう。
エアコン代を抑えるための7つのポイント
エアコンのつけっぱなしが、電気代の節約に効果的ということをお話ししましたが、エアコン代を節約するには、以下のポイントを抑えてエアコンを活用することが大切です。
1. 設定温度はできるだけ「28度前後」に
エアコンは、設定温度がもともとの室温との差が大きいほど、消費電力も上がります。
つまり、夏の場合は設定温度が低いほど電気代がかさんでしまうのです。
設定温度は28℃前後を心がけ、少し暑いくらいであれば、衣服で調節など工夫しましょう。
2. 風量は「自動」に設定する
風量設定は、「強」が1番電力を消費します。
「自動」に設定すれば、室温に合わせて風量を上げ下げしてくれるので、ムダな電力を削減することが可能です。
3. 風向きは下にする(ルーバーを上向きにする)
冷たい空気は下へ、暖かい空気は上に溜まるという現象が起こります。
そのため、冷房を使うときは風向きを下に(ルーバーを上向きに)して、運転効率を上げましょう。
効率良く短時間で室温が設定温度になれば、そのぶん電気代の節約につながります。
4. エアコンの吹き出し口付近に物を置かない
エアコンの電気代を節約するには、効率良く運転することが重要です。
そのため、エアコンの吹き出し口付近がもので遮られていると、そのぶん運転効率が悪くなり、電気代がかさんでしまいます。
吹き出し口付近には大きな家具やものを置かないよう注意しましょう。
5. 扇風機・サーキュレーターと併用する
扇風機やサーキュレーターも同時に使うと、部屋全体にムラなく空気が送れるようになります。
冷気をムラなく循環できることで、室温がより一定に保たれるようになるので、電気代の節約につながります。
6. すだれやサンシェードを使う

窓から室内に降り注ぐ日差しも、室内温度を上昇させる1つの要因です。
そのため、すだれやサンシェードを活用して日差しを遮り、室内温度が少しでも低くなるよう工夫することも大切です。
すだれやサンシェードのほか、昼間でもカーテンを閉めて日差しを避けることも、室温の上昇を防げます。
7. フィルター掃除をこまめに行う
自動お掃除機能つきのエアコンであっても、2週間に1回程度のフィルター掃除は必要です。
ホコリやゴミが溜まっていると、空気の循環が悪くなり、電気代が高くなってしまいます。
定期的にフィルターのお手入れを行うことは、エアコン本体の寿命をのばすことにもつながりますので、こまめに掃除を行いましょう。
夏のエアコン代は、少し工夫をするだけで抑えることができます。
上記のうち、まずはできることから1つずつ実践し、ポイントそのものを習慣化していきましょう。(執筆者:三木 千奈)