この記事の最新更新日時:2020年3月3日
子どもにちょっと待ってほしいときや、グズグズと機嫌が悪いとき、スマホで動画を見せると間が持つのでとても助かります。
しかし、長々と視聴を続けるのは困りますし、親が付き添っていないとYouTubeなどで見てほしくない動画を見てしまうおそれがあります。
そんなとき、子どもにおなじみのNHKの番組を見ることができたら便利だと思いませんか?
目次
NHKのEテレをいつでも見られる2つの無料アプリ
先日NHKの同時ネット配信がはじまりました。
受信契約者とそのご家族(同一生計の方)は追加負担なく視聴できるようです。
しかし今はテレビを持たない家庭もあり、契約していない方もいます。
リアルタイム視聴ではないですが、Eテレの番組を見る方法が、NHKのアプリ「NHKキッズ」と「NHK for School」です。
YouTubeのNHK公式チャンネルでは見ることができないEテレの人気番組も多数、しかも無料で見ることができます。
3~7歳むけアプリ「NHKキッズ」

「NHK キッズ」は、おもに3歳から7歳の子どもを対象にしたアプリです。
Eテレからセレクトした、幼児・小学生向け番組の動画がいっぱい見られる「育児期の神アプリ」としてとてもおすすめです。
もちろん、子どもに不適切な動画はいっさいないので安心して子どもに見せられます。
時間設定や検索、子どもの目を守る機能を内蔵
アプリのスタート時に、まずは利用時間を決めます。
10分から60分まで10分単位で決められるので、たとえば10分だけ動画を見ながら待ってほしいときなどもうまく区切りができます。
約束の時間がくるとキャラクターが終わりを告げてくれるので、嫌がる子どもから無理やりスマホを取り上げるということがありません。

また、至近距離で画面を凝視すると目に負担がかかるのが気になりますが、「NHKキッズ」には対策機能があります。
「めまもりチェック」を使う設定にしておけば、アプリを起動したときに「顔を画面から離してね」というメッセージが出て、一定距離を取らないとアプリがスタートしないようになっています。

履歴やお気に入り機能もあり、カテゴリや番組ごとに、あるいはキーワードで検索することもできます。

「ピタゴラスイッチ」のような1分未満の短い動画もあれば、「おはなしのくに」のように10分の動画もあります。
テレビの「おかあさんといっしょ」では、毎日ランダムに歌や遊びのコーナーが放送されますが、お気に入りのものは何度も見たいです。
「NHKキッズ」なら、歌1曲ごとピンポイントで動画を選ぶことができます。
小学生むけアプリ「NHK for School」

NHKのEテレでは、学校の授業に用いる番組も制作しています。
勉強系動画を見られる有料アプリもありますが、「NHK for School」なら良質なコンテンツが無料で見られます。
学習意欲があるのなら、まずは身近なNHKの動画で学習を始めてはいかがでしょうか。
動画を見ながら楽しく学習できる
小学1年生~中学・高校の学年や、気になる教科などを設定するとおすすめ番組を選んでくれます。
自分で番組を探すときは、算数・国語・理科・社会・英語などの学年や単元などで見たい番組を選んだり、キーワードで検索できます。
教科書や参考書などで勉強することは大事ですが、理科や社会は映像で見ることで理解しやすいし、なにより動画は気軽に楽しく見られるので勉強しているという感じがしません。

おすすめは、1単元が10分の番組になっていてスキマ時間に楽しめる「10min.ボックス」と、中村獅童さんが歴史上の人物に変身して歌と踊りでユーモラスに解説する「歴史にドキリ」です。
大人が見てもおもしろくてためになりますし、「歴史にドキリ」は必要以上にオリジナルソングのクオリティが高く、歴史のキーワードや年号が耳に残りつい覚えてしまいます。
「NHK for School」のアプリ内にプレイリストをつくることができるので、繰り返し見たい番組はタイトルをつけてまとめておけば便利です。
質の高いNHKのコンテンツを賢く活用しよう
NHKには受信料を払っているわけですから、その受信料で運営されるサービスはくまなく利用するのがオトクです。
Eテレは、あらゆる分野のプロが結集して教育のためのコンテンツを制作しているので、そのクオリティはお墨付きです。
塾や教材などお金をかけなくても、NHKの無料アプリで学べる動画を誰でも見られます。
ダラダラとタブレットやスマホでゲームや動画を見ている時間を、せっかくなら「NHKキッズ」や「NHK for School」で学びの時間に変えてしまいましょう。(執筆者:野原 あき)