業務スーパーの人気商品と言えば、2kgの鶏もも肉です。
一般的なスーパーでは考えられないほどコスパが高いので、筆者も過去に数えきれないほどリピート購入しています。
そんなお得度満点の業ス鶏もも肉ですが、冷凍のブラジル産と冷蔵の国産2種類があります。
今回は、2種類を徹底比較して、価格・味・コスパなどをまとめました。
目次
上州高原鶏もも肉 販売価格1,620円(税込み)

国産の上州高原どりは、2kg入っていて税込み1,620円です。
ブラジル産よりは高いものの、グラム単価は100gあたり81円と、他スーパーより断然安く購入できます。

開封してみると、大きさには少し違いがありますが、鶏もも肉が全部で7枚入っていました。
鶏皮もわりとたっぷり付いています。
冷蔵品ということもあるからか、触った感じも柔らかいです。
ブラジル産鶏もも肉 販売価格753円(税込み)

ブラジル産の鶏もも肉は、2kg入っていて税込み753円です。
グラム単価は100gあたり37円と、どのスーパーよりも圧倒的に安いのが魅力的です。
上州高原どりと比べても、1/2以下の値段で購入できます。

開封してみると、大小サイズが違うな鶏もも肉が全部で6枚入っていました。
上州高原どりよりも、1枚1枚の大きさにバラバラです。
「上州高原どり」と「ブラジル産」の違い
上州高原どりとブラジル産の鶏もも肉を、さっそく比較してみました。

見た目は、上州高原どりの方がややピンクに近い色をしています。
ブラジル産は肉の色が濃く、脂分が少なめです。
ブラジル産も解凍後に比べていますが、肉質がギュっとしていて少し筋が多く見えます。

実際に包丁でカットしてみました。
上州高原どりは、サクサク切り分けられましたが、ブラジル産は少しだけ筋が残っています。
ですが、気になるレベルではありません。
味の違い
味の違いが分かるように、どちらも塩焼きにして食べ比べてみました。

見た目はさほど違いはありませんが、焼いていて、ブラジル産の鶏もも肉はやや縮みやすいように感じました。
上州高原どりは、肉質が柔らかく、鶏そのものの甘みが感じられました。
鶏皮もジューシーで脂までおいしいです。
鶏皮もお肉も柔らかいので、シンプルな塩焼きにしても絶品でした。
一方ブラジル産は、上州高原どりと比べると、お肉も鶏皮もやや硬いように感じられました。
脂の甘みや旨みもやや劣っているような印象です。
普段は食べているときはあまり感じられなかったのですが、上州高原どりとシンプルな塩焼きで食べ比べてみると、ジューシーさに少し違いがあるように思いました。
また、上州高原どりは冷めても柔らかくジューシーさを保っていましたが、ブラジル産の鶏もも肉は食感が少し硬かったです。
こんな使い分けがおすすめ
上州高原どりとブラジル産では、価格の違いがあるように、味や質のレベルにも少し差があります。
ハッキリと言えば、上州高原どりの方が柔らかくておいしいです。
ですが、ブラジル産鶏もも肉も十分おいしくいただけますし、なにより節約家計にとって欠かせません。
そこで筆者は、以下のように使い分けをしています。
上州高原どり
・ 煮物
・ 鍋物など出汁がでる料理
・ チキンステーキ
など、肉質が柔らかく脂も甘くて良い出汁がでるので、煮ものや鍋もの、炊き込みごはんなどの和食を中心に使っています。
シンプルな味付けをするときもおすすめです。
ブラジル産
・ カレー
・ チキン南蛮など
・ から揚げ
カレーやチキン南蛮などの味付けが濃い目の料理に使っています。
冷めるとやや硬くなるので、作り置き料理ではなく、作ってその日に食べきるメインおかずにおすすめです。
献立で賢く使い分け
国産の上州高原どりとブラジル産の鶏もも肉を比較いたしました。
価格が高い上州高原どりの方が、肉質が柔らかく肉の旨みや脂身の甘みも感じられました。
ブラジル産は、国産と比べるとやや肉質が硬くなりますが、100グラム37円というコスパからは考えられないほどクオリティは高いです。
節約を重視する方はブラジル産鶏もも肉だけ使うのも良いですが、上州高原どりも他スーパーと比べると圧倒的に安いので、献立によって使い分けるとよりおいしい料理に仕上がります。
業務スーパーの激安鶏もも肉を上手く活用して、食費節約に励みましょう。(執筆者:三木 千奈)