メルカリに出品したら、早く売り切りたいです。
売れないと、商品保管の必要があるので場所を取るばかりです。
この記事では、メルカリで売れやすい値段設定のちょっとしたワザを紹介します。
メルカリで700以上の取引をしてきた筆者が、わかりやすく解説していきます。

目次
端数効果を利用する
あなたはお店で「98円」、「2,980円」など端数の値段設定が多いと感じたことはありませんか。
これは、お店が「端数効果」を狙っているからです。
端数効果とは、「98円」などの端数の値段を見ると、安くてお得だと思う心理のことです。
つまり、よく売れるようになるのです。
メルカリで、この端数効果をうまく使うと売れやすくなります。
端数効果の効能1:他と比較して安く感じる
メルカリで商品を探している時に同じ商品があったら、安いほうを買います。
商品の状態も同じで、出品者にも問題がなければ、安いほうを買うのは当たり前のことです。
同じ商品を出している人が「1,000円」だったら、こちらは「999円」に設定しましょう。
そう思う人もいるかもしれません。
でも、実は損にはなりません。
端数効果の効能2:売る側も損をしない 購入者ともにwin-win
損をしない理由を解説していきます。
メルカリの手数料は10%です。
これを前提に、数字で具体例をあげて見ていきましょう。
値付け1,000円の場合
【手数料】1,000円 × 10% = 100円
【売上額】1,000円 – 100円 = 900円
1,000円で出品した場合、上記の通り、手数料を引かれた売上は900円です。
値付け999円の場合
【手数料】999円 × 10% = 99円
【売上額】999円 – 99円 = 900円
999円で出品した場合も、手数料を引かれた売上は900円です。
1,000円で出品しても、900円で出品しても、売上額は同じなのです。

出品者側は売上額が変わらず、購入者側はほかで買うより1円得しているので、win-winというわけです。
「売れやすくなる」ので、出品者側にとってはよりメリットがあります。
値下げ交渉を受ける前提で値段設定をする
メルカリは、フリマアプリなので値引き交渉が可能です。
「インテリア・住まい・小物」、「家電・スマホ・カメラ」、「スポーツ・レジャー」のカテゴリには、オファー機能もついています。
値下げ交渉のやり取りは、少々手間です。
中には「値下げ交渉NG」と明記している人もいます。
しかし、売れやすくすることを考えるうえで、上手に値下げ交渉を利用することをおすすめします。
値段相場を確認しておくことが大事
相場を確認することは、損しないために非常に重要です。
方法は簡単で、同じ商品がいくらで出品されているのかを検索してみればよいです。
相場より高いと、詳細を見てもらうチャンスを逃してしまいます。
一方で、安いと売れやすくはなりますが、損をしてしまいます。
値下げ交渉OKであることをアピールしておく

商品説明やプロフィールに「売り切りたいので値下げ交渉OK」と書くのもおすすめです。
値下げ交渉がきた際に、10円だけでも値下げをして、「送料・手数料がかかるので、この程度しか値下げできない」と伝えると、すんなり購入してもらえるケースが多いのです。
これは、
という「返報性の法則」といわれる心理が働くからです。
「値下げしてもらったんだから、買わなくちゃ」と思うので、購入につながります。
価格設定のちょいワザを使って損せず売り切ろう
紹介してきたちょいワザは、大きく2つです。
1. 相場を確認し、端数の値段設定をする。
2. 値下げ交渉前提の値段設定をする。
ちょいワザを使って、損せずに売り切りましょう。(執筆者:箱山 康子)