お子さんがいるご家庭では教育費をどのように貯めていますか?
将来かかるお金を考えると、とにかく不安になってしまいます。
2歳児ママの私もそうだったので、持っているファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ライフプランをあらためて考えてみました。
すると貯め時さえ押さえていれば教育費は恐れることはないと気が付いたのです。
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目次
教育費はいくら必要?
一説によると幼稚園入学から高校卒業までに掛かる教育費はトータルで500万から1,700万円以上とされています。
さらに大学等への進学に備え、子どもが18歳になるまでには500万円以上の貯蓄が必要といわれています。かなり大きな金額です。
でも考えてみると、大学進学時の費用は18年という長い時間を掛けて貯めればいいのです。
ぜひ自分たちのライフプランを書き出してみてください。
きっと1年間の貯蓄目標額や、それぞれの家庭での貯め時が見えてくるはず。
ここでは我が家での貯め時をご紹介します。
我が家の教育費の貯め時(1) 児童手当支給期間
お子さんがいる家庭なら必ず支給される児童手当。
子どもひとりにつき月額1万5,000円ないしは1万円が15歳までに国から支払われる仕組みです。
保護者の取得や子どもの生まれ月によりますが、この児童手当を15歳まですべて貯めると200万前後、第三子以降なら250万前後になります。
かなりの金額です。
我が家では児童手当は家計に入れず、全額親名義のNISAで運用しています。
長期運用で少しでも額面を増やそうという狙いです。
我が家の教育費の貯め時(2) 幼稚園入園~小学校低学年
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よく「子どもが小さいうちはお金の貯め時」なんて耳にしますが、自分が子育てしていて実感するのは乳幼児期の節約は難しいということです。
光熱費やおむつ代はもちろん必須です。
夫婦共働きでも残業ががくんと減ったり、病児保育を依頼したりということがあります。
事情や信念があって専業主婦をしている女性もいます。
収入を増やしにくいのに支出が膨らみがちなのが乳幼児期だと痛感しています。
とはいえ、小学校高学年にもなれば手は離れるものの、塾や習い事、スポーツなどがいよいよ本格的になり、支出も大きくなっていきます。中高生になれば、さらに支出が増えます。
そこで我が家では、子どもが幼稚園入園後から小学校低学年までを教育費の貯め時と設定し、現在加入している学資保険の払い込みを繰り上げる計画を立てました。
学資保険は18歳時に300万支払われるプランのものです。
ちなみにこの学資保険は現在2歳の子どもの出産前に契約したものです。
返戻率が116%以上ということ、夫の万が一の際に満額保証されることから選びました。
注意していただきたいのは、現在は保険会社各社の方針が変わり、学資保険の返戻率が最大でも110%程度という点です。
会社によっては99%、つまり元本割れという商品もあります。
教育費をしっかり貯めて子どもの応援団でいたい
1度ライフプランを設定したとしても、その通りに人生が進むことはありません。
ライフプランは一度立てれば終わりというものではなく、更新されるものです。
我が家でも毎年見直して、目標の教育費が貯められるよう方針を変えていく心づもりでいます。
ライフプランで「1年で〇円貯めればいい」、「この期間なら収入アップできる」という見通しを持つことで教育費を前向きに貯めやすくなります。
ぜひご自身のライフプランを考えてみてください。(執筆者:金子 ゆかり)