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歯にお金をかけたくない人こそ歯ブラシと歯間ブラシの二刀流
歯にかけるお金の額は人によって違います。
虫歯がなくても定期的に受診して歯石をとる人もいれば、自覚症状がなければ一切受診しない人もいるかもしれません。
しかし、虫歯や歯周病などのトラブルがあり、自覚症状を抱えている人は我慢ができずに受診することになるでしょう。
しかも、虫歯や歯周病は、ひどくなればなるほど治るまでに時間がかかり、医療費と時間の負担が大きくなります。
歯や歯茎のトラブルを防ぐためには、やはり毎日の歯磨きが大切です。
筆者のように歯並びが悪い人は、歯ブラシだけではきれいに磨くことができず、歯間ブラシを使って隅々まで磨きます。
筆者も以前は歯ブラシだけで歯磨きをしていました。
しかし、ある日歯茎が赤く腫れていることに気がつき歯科医院を受診したところ「歯ブラシがあたっていない個所に汚れが残り、炎症を起こしている」とのことでした。
歯科医師によると、歯ブラシだけでは歯間の汚れは落とすことができないそうです。
「歯ブラシだけでは約60%、歯ブラシと歯間ブラシを使えば95%の汚れが落とせる」というデータもあります。(参考元:三重県歯科医師会)
「歯にお金をかけたくない」と思う人こそ、毎日の歯磨きに歯間ブラシを取り入れてみるといいのではないでしょうか。
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歯間ブラシの相場は?
筆者が歯科医師に勧められた歯間ブラシは、VIVIという3本入り486円(税込み)の歯間ブラシです。
VIVIは、スーパーやドラッグストアで見かけたことはなく、受診するときに窓口で購入しています。
しかし、歯ブラシが1本200円程度で1か月使えるにもかかわらず、歯ブラシよりもずっと小さい歯間ブラシが1本150円以上するということが気になりました。
しかも、歯間ブラシは毛が細いため、1週間程度しかもちません。
1週間に1本使うとして計算すると、1か月当たり(4本使うとして計算)の歯間ブラシ代は600円以上になります。
歯ブラシとあわせれば税込みで900円ちかくになります。
歯にお金をかける人は、ホワイトニングなどのオシャレにお金をかけているのかと思っていましたが「きれいに歯磨きをする」だけでも、実は意外とお金がかかるものです。
毎日使えるコスパのいい歯間ブラシ「ベスト3」
筆者は、歯医者があまり好きではありません。
治療が終われば数か月は行かないでしょう。
そのため、歯間ブラシがなくなれば、歯間ブラシを買うためにだけ歯科医院に行かなければなりませんでした。
筆者は、歯科医院に行く手間を省くために、歯間ブラシの毛先が開いてきても、気にせずに使い続けていました。
しかし、毛先が開いた状態のブラシはきれいに磨くことができません。
さらに、同じブラシを使い続けることによって衛生面も気になり始めたのです。
そこで、歯科医院に行かなくても気軽に買える歯間ブラシの中から、筆者の独断で「コスパのいい歯間ブラシ」をベスト3にまとめました。
【ベスト3】1本あたり約15~16円「小林製薬のやわらか歯間ブラシ20本入り」
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歯間ブラシといえば「小林製薬のやわらか歯間ブラシ」と思い出す人も多いのではないでしょうか。
どこのドラッグストアにも必ずといっていいほど陳列されていました。
価格は、店によって幅がありましたが、おおむね300円(税込み)前後です。
1本あたりに換算すると15~16円になります。
ただ「小林製薬やわらか歯間ブラシ」のパッケージには「衛生上、機能上本品1本につき1回のご使用をおすすめします」と書いてあります。
つまり使い捨てです。
1か月毎日使うとすれば、15円 × 31日で465円の出費になります。
また、「小林製薬のやわらか歯間ブラシ」は、VIVIとは違いゴムタイプです。
VIVIは、ワイヤーの芯にナイロン製のブラシがついている「ブラシ」です。
一方の「小林製薬のやわらか歯間ブラシ」はゴム製の芯に細いブラシ状のゴムがついているため、ブラシというよりも「歯茎のマッサージ」にむいている気がします。
【ベスト2】1本あたり約7円「ダイソー歯茎にやさしいソフト歯間ブラシ15本入り」
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歯ブラシは、100円ショップよりもドラッグストアで買った方が安いという声をききます。
しかし、ダイソーでコスパのいい歯間ブラシをみつけました。
「歯茎にやさしいソフト歯間ブラシ」という名前で販売されている「小林製薬のやわらか歯間ブラシ」によく似た歯間ブラシです。
使い捨てタイプではありますが、1本あたりの値段が約7円のため、月31本使っても217円という安さです。
【ベスト1】1本あたり約15~16円「GUM歯間ブラシI字型20本入り」
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VIVIの形にそっくりな歯間ブラシが「GUM歯間ブラシI字型」です。
20本入りで使い捨てではありません。「GUM歯間ブラシI字型」もドラッグストアによって価格差がありましたが、おおむね300円前後(税込み)でした。
1か月(4本使うとして計算)あたりに換算すれば約60円です。
しかも、歯間ブラシを携帯するときに便利なキャップが2個ついています。
歯間ブラシを使い始めると、歯間に食べ物がはさまった状態が不快に感じるようになります。
キャップがあれば、でかけるときでも歯間ブラシを衛生的に持ち運ぶことができるでしょう。
ダイソーにもナイロンのブラシがついた「歯間ブラシ5本入り」があります。
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キャップも5個ついていますが、1本あたり20円になりコスパの良さは「GUM歯間ブラシI字型」のほうが勝っています。
健康な歯を手に入れて、毎日の食事も楽しく
「歯にお金をかける」ということは、贅沢なようにも聞こえますが、実は長い目でみると大きな治療費の節約になるのではないでしょうか。
最近は、歯間ブラシだけでなく、手軽に使えるデンタルフロスも増えています。
コスパのいいデンタルグッズを上手に使って「自分の歯」で食事をおいしく食べましょう。
食事は健康の基本であり、健康はお金で買えない宝です。(執筆者:式部 順子)