母親のお受験スーツと言えば濃紺のワンピースに丸襟のジャケットを思い浮かべるのではないでしょうか。
しかしこのお受験用のスーツ、購入して何回着用すると思いますか?
実際に幼稚園受験を体験し、小学校の卒業式まで経験した筆者が、お受験用のスーツの出番を数えてみました。

目次
買う時は受験したい幼稚園が好むスーツを調べてから
お受験スーツ、と言っても実際は受験したい幼稚園がどのような指定をしているかで違ってきます。
幼稚園側は特に指定していなくても、「あそこならこんな感じが無難だよ」という口コミがある場合もあります。
事前に幼稚園側、周囲の口コミ両方を確認しておくと良いでしょう。
お受験スーツの基本は濃紺でひざ下丈ワンピース
お受験スーツの色は黒や紺でなく濃紺が多いようです。
濃紺はほとんど黒に近い色です。
しかしフォーマルな黒ほど重苦しくなく、清楚なイメージがありますので面接時に好印象を作りやすいのがその理由のようです。
面接は椅子に座る場合が多いので、腰かけたときに膝が丸見えにならないようにスカートの丈は必ずチェックしておきましょう。
皺になりにくい、張りのある生地を選びます。

お受験スーツの着用年表を作成
それでは、お受験用に購入したスーツを子ども一人につき何回着用したのか表にして数えてみました。
長女の成長と共にお受験スーツを来た回数表

子どもが3歳で購入したので、10年間で合計15回の着用でした。
実際は下にあと2人いるので倍以上の回数を着ています。
しかし、この表は子ども一人につきどれくらい着用するかの目安になるのではないでしょうか。
スーツの寿命は10年程度と知っておく
長女が幼稚園に入ってから中学校入学式まで着用したお受験スーツですが、2年後の中学卒業時には買い替えが必要だと感じました。
やはり10年もたつと、なんとなくスカート丈が短く感じてきます。
体型と年齢の変化で、もっと落ち着いたシルエットにしたいと思うようになってくるのです。
周囲のお母さん達も、10年たつと買い替えの必要性を感じるという意見が多くありました。
30代から40代、40代から50代へと年齢のステージが変われば装いも変わってくるのは当然かもしれません。
10年着られるスーツの選び方とは
市販のスーツは毎年の流行が加えられ、どこか新しく新鮮に目に映りますね。
しかし流行を取り入れたスーツは要注意です。
流行りはすぐ変わりますから2~3年で古っぽく感じてしまうからです。
市販のスーツを購入する場合は、流行りに流されていない定番のシルエットを選びましょう。
親として着用するスーツは、長時間座ることが多いのが特徴です。
試着はもちろんですが、ポイントとして
・ シルエットが良くても座った時に窮屈じゃないか
・ 張りのある皺になりにくい素材か
この3つはチェックして欲しいと思います。
セミオーダーして自分サイズを作るのもあり

市販品が身体に合いにくい場合、セミオーダーするという方法もあります。
最近は女性用スーツのセミオーダーも増えてきましたので、市販品とあまり変わらない値段で作ることができるようです。
出番は少ないですが、これから10年間着用する機会があります。
市販品でもオーダーでも、着ている人とサイズが合っているスーツはかっこよく見えるものです。
慎重に選びましょう
日常的にスーツを着用しない私のような親にとって、「保護者として着用するスーツ」は慎重に買いたいものです。
しかし子どもが3歳前後の頃は、ゆっくり買い物も難しい時期でした。
とりあえず購入して失敗を感じても、なかなか買い替えることができませんでした。
着用するシーンはいつも「フォーマルな場」となるスーツですから、チェックポイントを知ってご自分に合うスーツを選んで欲しいと思います。(執筆者:田中 よしえ)