今回取り上げるのは「串揚げ」、ガッツリ食べたいときに最適な揚げ物ですが、普段は健康を気遣い、ハイカロリーな揚げ物を控えているという方も少なからずいらっしゃるかもしれません。
しかしときにはメタボを気にせず、油ものをお腹いっぱい食べつくす…という背徳の日があってもよいのでは…ということで、「株主優待で食べられる串揚げ店」をご紹介します。

株価他数値は、10/17(木)終値時点でのYahoo!ファイナンスの株価より算出しております。
なお、株式購入の際は、最低購入金額の他に証券会社の手数料が別途かかります。
目次
1. 自席で揚げる串揚げ食べ放題店「串家物語」

「串家物語」は、北海道から沖縄まで全国117店舗を展開する串揚げチェーンです。
ショッピングモールなどに多くの店舗を構えているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
こちらは、客席にフライヤーがあり、セルフで揚げて楽しめる串揚げ食べ放題のスタイルです。
串に刺さった種類豊富な肉・魚介・野菜類(なかにはたい焼き、たこ焼きといった変わり種もあります)を選んだあとに、自分でバッター液、パン粉の衣をつけ、自席で揚げていきます。
自分で揚げるというエンターテイメント性抜群のシチュエーションに子供もノリノリなこと請け合いです(油跳ねには気を付けてください)。
サラダバーやスイーツ、ご飯類なども用意されているので、箸休めにも事欠きません。
筆者が行く店舗では、流れるチョコレートにマシュマロなどのスイーツをからめていただける「チョコファウンテン」もあり、デザートにも子供が喜ぶ仕掛けがなされています。
「串家物語」を運営するのが「フジオフードシステム(2752)」であり、「串家物語」のほか「まいどおおきに食堂」、「さち福や」、「ホノルルコーヒー」、「はらドーナツ」などさまざまなブランドを展開する企業です。
「フジオフードシステム」では株主優待を実施しており、保有株数に応じて年2回、自社商品もしくは食事優待券をいただくことができます。
「串家物語」店舗に行く場合に利用するのは食事優待券ですが、自社製品のなかにも串揚げセットがあるため、家庭でも串家物語の味を楽しむことができます。
100株保有の場合、半期でいただけるのが3,000円分ですが、使用期限が優待券到着後から約1年先なので、2回分の優待券をためて一気に利用することもできます。
6,000円分の優待券があれば、家族分の食事代の多くを賄えるのではないでしょうか。
フジオフードシステム(2752)

・ 最低購入金額 30万8,000円(100株)
・ PER 55.85 PBR 7.00
・ 権利確定月 6月末・12月末
・ 配当 20.00円/年
・ 配当利回り 0.65%
株主優待
【自社PB商品(コシヒカリなど)もしくは株主様優待食事券】
100株以上 3,000円相当分
300株以上 6,000円相当分
1,000株以上 1万2,000円相当分
2. イベント豊富な串カツ居酒屋店「串カツ田中」

「串カツ田中」は全国250店舗以上を展開する串カツ専門の居酒屋チェーンです。
「ソース二度付け禁止」といった本場大阪のルールが適用された「大阪伝統の味」を掲げており、最近首都圏での出店を積極的に行っています。
大阪が本場と思いきや、出店数は東京都内で100店舗以上と、首都圏での店舗数が圧倒的に多くなっています。
メニューから好きな串揚げを選び注文するスタイルで、定番の肉・魚介・キノコ類・野菜類などの定番の商品のほか、関東ではめずらしい「紅ショウガ」、「はんぺん」、「煮卵」などの串揚げも楽しむことができます。
一品料理も「牛すじ土手」、「肉吸い」、「かすうどん」など大阪ローカルのメニューが目を引きますね。
また、ハイボールなど特定のアルコールメニューを注文すると、「チンチロリンハイボール」なるものにチャレンジすることができ、客席でサイコロを振ると、出た目に応じてドリンクが無料・半額・倍量になるチャンスがあります。

当たりの目でると店員さんが「カランカラーン」と鐘を鳴らしてくれるため、一人客の場合多少身の置き所に困ることはあるかもしれませんが…。
居酒屋ですが、子供向けサービスにも力を入れており、小学生以下の子供は自席で焼くことができるたこ焼きや、ソフトクリームが無料で楽しめます。
そして、18時までの入店に限り串揚げ食べ放題コースを選ぶこともでき、コースに応じて一品料理をふくめたメニューを楽しむこともできます(実施していない店舗もあります)。
「串カツ田中」を展開する「串カツ田中ホールディングス(3547)」では株主優待を実施しており、保有株数に応じて、店舗で利用できる優待券をいただくことができます。
2017年には一時70万円以上をつけた株価ですが、現在は20万円台を推移しています。
長期計画で1,000店を目指しているとのこと、さらなる成長を見込めるのでしょうか。
串カツ田中ホールディングス(3547)

・ 株価 2,391円
・ 最低購入金額 23万9,100円(100株)
・ PER 49.99 PBR 8.21
・ 権利確定月 11月末
・ 配当 30.00円/年
・ 配当利回り 1.25%
株主優待
【食事優待券】
100株以上 2,000円相当(1,000円券 2枚)
300株以上 4,000円相当(1,000円券 4枚)
600株以上 6,000円相当(1,000円券 6枚)
900株以上 8,000円相当(1,000円券 8枚)
すかいらーく系列の串揚げ食べ放題店にも注目です
今回ご紹介した「串家物語」「串カツ田中」が、株主優待で利用できる主な2大チェーンですが、現在「すかいらーく(3197)」系列の企業が運営している串揚げ食べ放題店「くし葉」というのもあります。
2019年10月現在は横浜市のワールドポーターズ内に1店舗あるのみですが、今後すかいらーくブランドのしゃぶしゃぶ食べ放題店「しゃぶ葉」のように全国展開する可能性はあるのでしょうか。
その際には株主優待で利用できる串揚げ店がまた増えますね。
株価その他の情報は変更される場合があります。
ご自身でご確認の上、自己責任で投資くださいますようお願いいたします。(執筆者:吉井 裕子)