子どもが小学校に上がったし、そろそろアルバイトでも始めよう。
そう思ってシフト制のアルバイトを探し、1年ほど働いたことがあります。
専業主婦だった私が久しぶりに働いてみて思ったのは、アルバイト代のすべてが収入になるというわけではないことです。
実際に働いてみないと気付けない諸経費をご紹介します。
なお、勤務条件や職場環境はさまざまなので、一例として、お読みいただければと思います。
目次
制服なのに洋服代がかかる
制服あり!という募集要項で安心しきっていましたが、実際の洋服代は違いました。
パンツスタイルの制服でしたが、シャツ以外は自前とのこと。
さらに、寒い時は羽織物の使用が許可されているが色は黒か紺のベーシックな物を、と言われました。
私の選択:高コスパショップでドレスコード完結
そこで私が利用したのはアパレルショップの「Honeys(ハニーズ)」です。

Honeysの定番となっているストレッチパンツはサイズごとに股下64・67・70と長さが選べるので補正せず自分サイズが選びやすいのが特徴で、値段も1,980円とお手頃でした。
通販もあるので、忙しい方にはおすすめです。
カーディガンは制服の上から羽織るので、普段より大きめのサイズを選び、こちらも1,980円で購入しました。
自転車通勤でも月2,000円の負担
バイト先に駐輪場はありませんでしたが、少し離れた公共の駐輪場まで行けば1日100円で済む予定でした。
しかし、
というルールがあり、着替えて自転車を取りにいって帰宅すると小学生の子どもが帰宅する時間ギリギリになってしまいます。
ただでさえ、通常より短い時間で設定してもらっていたので、これ以上早く帰るのは難しいことに気が付きました。
私の選択:時間優先で割高でも近くの駐輪場を利用
そこで、諦めてより近い駐輪場を使うことにしました。
バイト先により近い駐輪場は1日200円ですから、月10回出勤すれば2,000円の負担になります。
ただ、結果として出勤時も退勤時も気持ちに余裕ができたので必要経費と思うことにしました。
お昼休憩なしでお腹が空いてしまう
まだ子どもが低学年だったこともあり、私の勤務時間は朝9時から1~2時まで、午後は早く帰宅したかったので1日に多くても5時間としていました。
しかし6時間以内の勤務だとお昼休憩はなく、12時を過ぎるとお腹が空いてクラクラしてきます。
動きまわる職場だったので、何回か低血圧で立ち眩みを起こしてしまい、これは対策が必要だと感じました。

私の選択:高カロリー飲料などを持参
高カロリージュースかウィダーインゼリーを水分補給の水分とは別で持参しました。
これでふらつきはかなり改善され、仕事のパフォーマンスも落ちなくなり、結果としてミスを防ぐことにもつながったと思います。
これらはコンビニで買うと高いので、事前にスーパーで購入しておきました。
職場の交際費が発生する
いくらアルバイトといっても、職場では人間関係が大切なので飲み会に誘われることがあります。
私がいた職場では、社員もバイトもお土産を配る習慣がありました。
旅行だけでなく、バイトを長く休んでしまった場合などにも個包装のお菓子を配ります。
私の選択:大切なのはコミュニケーション
飲み会は、家庭の事情をお話しして丁重にお断りし、お世話になった社員の方の送別会には参加しました。
それと、夏休みなど長期休みはシフトを入れなかったので、休み明けにはお菓子を持参しました。
実は、「長期休みはシフトに入れない」と事前に承諾してもらってバイトを始めたのですが、やはり現場のスタッフの感情は別ものです。
私が出られない分を穴埋めしてくれているスタッフへの感謝の気持ちをこめて、お菓子を配りました。
その方が、気兼ねなく働くことができたと感じます。
アルバイトには諸経費がかかる可能性を忘れずに
私のアルバイト諸経費、出費金額をまとめてみます。
交通費:毎月約2,000円(駐輪場)
飲み物代:毎月約2,000円(ウィダーインゼリーかジュース)
交際費:4か月に1回程度 約2,000円~3,000円
交際費に関しては、実際のところ入ってみないとわからない部分でした。
しかし洋服代や交通費に関してはもう少し想像できたかなと思います。
勤務条件や働く環境は、職場によって千差万別です。
「アルバイトを始めようかな」、と思っている主婦の方で、もし複数の候補があるのなら、これらのことを考慮して探してみてはいかがでしょうか。(執筆者:田中 よしえ)