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【独自分析】不要な本286冊が7925円 ブックオフ大量持ち込みで見えた「買取査定の傾向」

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【独自分析】不要な本286冊が7925円 ブックオフ大量持ち込みで見えた「買取査定の傾向」

読書の秋がやってきました。

しかし、筆者宅の本棚は読み終えた本でパンパンになっており、新しい本のためのスペースも購入資金も不足しています。

そこで要らない本をブックオフに持ち込み、買い取ってもらいました。

その数なんと300冊です。

すると意外な本が高額で買い取られたり、それとは逆に「売れる」と思っていた本にほとんど値がつかなかったのです。

売れた本のリストを自分なりに分析すると、「いま皆が興味のあること」がはっきり表れていました。

高額買取本の傾向についてお伝えします。

BOOK-OFF 大量持ち込みで見えた「買取査定の傾向」

買取成立は286冊/300冊・査定時間30分

ブックオフ買取の流れ

≪画像元:BOOKOFF

今回、筆者がブックオフに買取を依頼した本は300冊です。

そのうち286冊に値段がつきました。

買い取ってもらえなかった本は14冊で、汚れやページのよれなどが理由です。

チェックして持ち込んだつもりではありましたが、点数が多かったためにこのような本が混じってしまったものと思われます。

ブックオフにはネットの宅配買取サービスもありますが、近隣の店舗まで車で運び、直接持ち込みました。

台車を借りることができるので、駐車場から店舗までの運搬はそう大きな負担にはなりませんでした。

買取の査定にかかった時間は約30分です。

300冊も持ち込んだわりには、早いと感じました。

そして、注目の買取価格は7,925円でした。

紐でくくってごみ捨て場に持っていけば0円ですので、うれしい臨時収入となりました。

ブックオフの買取レシート

買取価格の平均は28円・最頻値は5円

1冊あたりの買取価格は大半が5円だったにも拘わらず、平均買取価格は28円でした。

平均買取価格をここまで押し上げたのは、高額査定になった19冊です。

高額買取ランキング

そこで、100円以上の高値で買い取ってもらえた本を、価格順にランキング形式で紹介します。

【第1位:500円】

「メイク・マネー!私は米国投資銀行のトレーダーだった」(末永徹)

【第2位:350円】

「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」(篠真希)

【第3位:250円】

「入門 + 実践 要求を仕様化する技術・表現する技術」(清水吉男)

「組織設計概論」(波頭亮)

「蜜蜂と遠雷(下)」(恩田陸)

「明日吹く風のために…」(天海祐希)

「慈雨」(柚月裕子)

【第4位:200円】

「コンビニ人間」(村田沙耶香)

【第5位:150円】

「これからIT業界で働く人のための情報処理技術の本」(矢沢久雄)

「長いお別れ」(中島京子)

「あの家に暮らす四人の女」(三浦しをん)

「みかづき」(森絵都)

「終わった人」(内館牧子)

「一切なりゆき」(樹木希林)

【第6位:100円】

「図解サーバー 仕事で使える基本の知識」(増田若奈)

「夫の墓には入りません」(垣谷美雨)

「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」(ジーナ・フォード)

「広告コピーってこう書くんだ!読本」(谷山雅計)

「暮らしのおへそ(Vol.25)」(私のカントリー別冊ムック)

ランキングから見える買取査定の傾向

ジャンル別の買取価格

前述の高額査定も含めたランキング全体から見てとれるジャンル別の査定傾向をお伝えします。

高額買取本の傾向

マネーやビジネスに関連する実用本は全体的に高額査定です。

子育てのイライラ解消ノウハウを説いた本や、子供の夜泣きへの対処を解説する本が入っているのは、それだけ多くの方にとって切実なテーマだということですね。

また、芥川賞を受賞した「コンビニ人間」や、亡くなってもなおその生き方や考え方について大きな注目を集めている樹木希林さんの「一切なりゆき」、映画化され現在上映されている「蜜蜂と遠雷」など、現在進行形で注目度の高いものは高めの査定となっています。

「慈雨」、「長いお別れ」、「終わった人」は、リタイア世代が主人公という点が共通項です。

低額買取本から見える傾向

暮らしの手帖

≪画像元:暮らしの手帖社

次に、買取価格が低かったものを見てみましょう。

平均買取価格が低かったのは、料理本とダイエット本です。

これらはカラー印刷で購入価格は1,000円以上のものが多かったのですが、よい値がつきませんでした。

レシピやダイエットはトレンドを反映したものが多いため、一昔前の内容だと査定が低いです。

さらに、この2つのジャンルは供給過多の状態です。

取り組んでみたものの挫折する人が多いようで、ブックオフの棚には同じ本が多数並んでいました。

小説は玉石混交なのですが、読み返すことが少ないのでずっと所有しておく必要性が低く、買取にたくさん持ち込むことができるのが利点です。

雑誌では「暮しの手帖」など普遍的なテーマを扱っている雑誌であれば、5円程度ではありますが値がつきました。

臨時収入の使い道

本を売って得た7,925円は、まるで臨時収入を得た人々を待ち構えるかのようにブックオフの隣に建っているスシローに消えてしまいました。

おいしそうな寿司ネタののぼりの誘惑に筆者も家族も負けてしまいました。

しかし、本来ならゴミとして捨てるはずだったものがお金となったので、これでパーッと外食をしようというのも一興です。

もちろん、日々の家計の足しにするのもよいと思います。

郊外のブックオフ大型店には、回転寿司や焼き肉などの飲食店が隣接していることが多いようなので、お金をどのように使うかあらかじめイメージしてから買取に臨むことをおすすめします。(執筆者:石田 彩子)

《石田 彩子》
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石田 彩子

執筆者:元地方テレビ局記者の主婦ライター 石田 彩子 石田 彩子

新卒で地方テレビ局の記者を経験し、人材サービス会社のウェブ担当や、広告代理店でテレビショッピングの考査担当などを経て、3年前から退職し専業主婦になりました。戦略的な家庭経営を目指しています。世帯年収が200万円ダウンしても、貯蓄ペースは退職前の額を維持。特技は食洗機に食器をきっちり収めること。趣味はフィギュアスケート観戦で、最近は子供といっしょにリンクで滑ることも。 寄稿者にメッセージを送る

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