自動車保険は、車種や使用目的など補償範囲や内容によって細かい設定がされているので保険料が常に固定ではありません。
中には、前年度と同条件でも保険料が高くなっている場合もあります。
しかし、保険料が高いと感じても、自動車保険の節約はできないと諦めて同条件の更新を続けていると無駄な保険料を払い続ける可能性もあるのです。
ここでは、自動車保険の特約を中心に効率よい契約をして保険料の節約を可能にするポイントを解説していきます。

目次
自動車保険はどこまで細かく分類されてるのか
自動車保険は、細かく分けると以下の補償内容で成り立っています。
・ 対物賠償保険
・ 人身傷害保険
・ 搭乗者傷害保険
・ 車両保険
対人・対物保険は、事故で相手の人や物に損害を与えてしまった場合に補償をする保険です。
第3者の補償を目的とする保険であるため、これらの補償は無制限にしておくのが賢明です。
さらに細かな設定の特約が見直しのポイント
各補償の保険には、さらに細かな特約が設定されています。
この特約を見直せば、保険料を抑えることが可能です。
人身傷害保険の特約を見直す
人身傷害保険とは、運転者や同乗者が事故でケガや死亡した場合に補償する保険です。
この中には、歩行中や他車に搭乗中、事故にあっても補償をしてくれる車外補償特約があります。
生命保険や傷害保険に加入されているのであれば、この特約は必ずつける必要はありません。
ファミリーバイク特約や個人賠償責任特約を見直す

ファミリーバイク特約は、250cc以下のバイクの事故に対応は可能な特約です。
個人責任賠償保険は、誤って店頭の商品を破損したり、自転車などエンジンのない乗り物での事故に対応が可能な特約です。
これらの特約は、自動車保険が複数ある場合、どれか1つの保険に追加しておけば同居の親族すべて補償の対象になります。
また、バイクや自転車が複数ある場合も特約に2つ加入する必要はありません。
特約内容の把握・精査が自動車保険の節約ポイント
自動車保険の補償内容はどれも重要です。
しかし、無駄な補償をつけていて、無駄な保険料を払い続けている可能性があります。
・ ゴルフはやめたが、携行品特約をつけたままにしている
・ 自分しか運転しなくなったが、運転者限定特約はつけていない
このように、生活スタイルは常に変わっていきます。
不要な特約をつけていたり、逆にお得な特約をつけていない場合もあります。
だからこそ、保険の更新時に特約を精査することが、保険料節約を可能にする重要なポイントです。(執筆者:河野 みゆき)