12月に入り、年末年始の予定を楽しみにしている方も多いでしょう。
しかし、年末年始を控える12月は、忘年会やクリスマス、新年会の費用など…、とにかく出費が多い月です。
さらに、年末年始は、子どもたちが冬休みに入ることから、食費の増加や、お年玉の費用、ごちそうの準備など、お金が飛ぶように消えていきます。
年末年始の支出は、あらかじめ「リスト化」して、出費を明確にすることで出費が抑えられます。
今回は、年末年始の出費のリスト表と、支出を減らすコツについてまとめました。
目次
年末年始の出費をリスト化して、明確にしよう

年末年始は楽しいことが続くことから、どうしても財布の紐が緩んでしまいがちです。
銀行もお休みに入るため、手持ちのお金が足りなくなった際は、ついクレジットカードに手を出してしまいます。
キャッシュレス化が広まり、お得に買い物ができるようになったことから、現金で買い物をしないという方も多いと思いますが、キャッシュレス決済を行う場合でも、事前に何にいくら使うのか予算立てをすることが大切です。
筆者の年末年始の出費リスト
参考までに、我が家の年末年始出費リストをご紹介いたします。

お年玉の額は少なめですが、お互いまだ未就学児ということもあり、一律1,000円で合わせています。
また、クリスマスと年末は、チキンやケーキの値段が跳ね上がるため、市販品も活用しつつ手作りで予算を抑えています。
食事にかかる部分以外は冬ボーナスからの予算がほとんどですが、出費は合計で8万6,000円。
10万円以内におさまっているので、無理のない範囲です。
年末年始の支出を減らす6つのコツ
1. おせちの食材は早めに購入し、冷凍保存
おせちを手作りする場合は、食材が高騰する年末より前に購入しておくことで出費を抑えられます。
肉や魚は冷凍できますし、栗きんとんなども作ってから冷凍しておけば解凍してすぐに用意することが可能です。
おせち食材は年末になると普段の何倍も高くなりますので、早めに準備しておきましょう。
2. 酒類もあらかじめ購入し、買いすぎを防ぐ
年末年始は、長いお休みに入ることもあり、お酒を飲む日が増えがちです。
筆者の夫は普段自宅でお酒を飲みませんが、年末年始だけは別途酒代を用意し、事前に購入しています。
あらかじめ予算をたてて「これだけ」と決めておくことで、飲みすぎやムダな出費を防ぐことに繋がります。
3. 福袋はあらかじめ無理のない範囲で予算確保を

最近の福袋は、購入前からある程度中身が分かるものや、年内のうちに情報が解禁されるものがたくさんあります。
何も考えずに買い物へいくとついいろいろな福袋を買ってしまいたくなるので、筆者は事前に予算をたてて購入するものを決めています。
我が家は毎年、飲食店系の1,000~2,000円のものをいくつか購入する程度なので、予算が少なめです。
4. 忘年会、新年会費も予算立て
年末には忘年会、年明けに新年会がある会社も少なくないでしょう。
必要な付き合いの飲み会とはいえど、出費は結構かさみます。
とくに年始は、お金を使いきったタイミングになるため、より痛い出費です。
冬ボーナスからあらかじめ予算立てしておくことで、気持ちに余裕ができます。
5. お歳暮のやりとりをしない
筆者は、親戚間でお歳暮のやりとりをする習慣がなかったため、とくにお歳暮のやりとりをしていません。
もしお歳暮のやりとりが家計を圧迫しているのであれば、親戚や兄弟、友人に話しあってみるのも1つの手です。
6. 年末年始の電気代はあらかじめ多めに用意を
年末年始に帰省などをせず、自宅でのんびり過ごす予定の方は、電気代やガス代をあらかじめ多めに用意しておくと安心です。
家にいる時間が増えると、暖房などで電気代やガス代がいつもより高くなることが予想されるので、多めに用意しておくと支払時の負担が減ります。
出費のリスト化で効率良くお金を使おう
年末年始はそもそも出費が多い時期です。
せっかくのお正月に節約するのは…という気持ちもあるでしょう。
ですが、リスト化することは決してケチケチするということではなく、ムダな出費を抑え、効率良くお金を使うことに繋がりますので、家計にとって大きなメリットがあります。
年末年始を迎える前に出費を書き出しておいて、備えられることは早めに用意しておくと良いでしょう。(執筆者:三木 千奈)